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実行機能とは?工夫次第で問題解決の糸口に

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実行機能とは?

脳の前の方に位置する前頭葉の機能です。この機能は、目標を達成するために適切な行動の選択をすることができます。

具体的には、

抑制:行動の衝動性を制御する能力
シフト:必要に応じて注意の対象を変え変化を許容する能力
ワーキングメモリ:連続した出来事において目的/計画を作成する時に情報を一時的に保持する能力

であると言われています(Gioia, Isquith, Guy & Kenworthy, 2000a)。


成熟には長い時間が必要

前頭葉機能の発達には、おおよそ25年かかると考えられおり、他の脳部位よりも成熟に時間がかかるとされています(Crone, Wendelken, Donohue, van Leijenhorst, & Bunge, 2006)。

実行機能は仕事にもプライベートにも必須

実行機能がうまく使えている人は、物事全体を見通し、優先順位を立て、計画を実行することが得意だと言われています。

そのため、この能力は、仕事やプライベートでも非常に重要な能力であると言えます。

例えば、平日は、仕事をして週末に思いっきり遊びたいのであれば、平日に残業しておこう、これを終わらせておこうなど計画する過程と同様です。

そのプロセスは、

休日の予定を記憶する⇒予定を立てる⇒平日のやることを整理⇒残業開始

など未来の目的を意識し、計画を立て、整理し、行動に移しています。

つまり、実行機能が高ければ、日常のやるべき事をスムーズに進めることが出来るため、必須の能力なのです。



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