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「ぼくサバ」って、人生のことだ

今更!? ではありますが、ぼくサバのことを書きたくなりました。

こんにちは、ハッカ飴です。

先日フォロワーと一緒にぼくサバのDVDを鑑賞して、そういえば感想をnoteにまとめるようなことをしていなかったなと思い出しました。ので、だいぶ時期は過ぎましたが、感想を書き連ねようと思います。

8000字程度書いてしまったので、適宜読み飛ばしたりなんかしつつ、ゆったりとぼくサバを思い出す時間にしていただければ幸いです。


「東西ジャニーズJr. ぼくらのサバイバルウォーズ」は、舞台の虹色町へ引っ越してきた須藤宙(すどうそら)という男の子が、ボーイスカウト活動をしている同世代の少年たちと出会ったことから始まる物語です。
前の学校でいじめを受けていた彼は引っ込み思案な性格で、なかなか周りにも心を開こうとしませんでしたが、ボーイスカウトと出会ったことで彼は変わっていきます。

こちら、未視聴の方はアマプラでも見れますのでぜひぜひご覧になってください。Jrの映画と侮るなかれ、めっちゃいい話なのでほんまに1回は観てね。ほんまに。
アマプラ➡︎ https://watch.amazon.co.jp/detail?gti=amzn1.dv.gti.1cd48c12-e8ba-475c-b62a-e0674b8e0e24&ref_=atv_dp_share_mv&r=web

ここからは既に視聴されているという体で、特にネタバレへの配慮などもなく書かせていただきます。




虎之介・龍一郎・和馬

彼らはまだ虹色町ボーイスカウト団が東西に分かれていなかった頃からの同期であり、旧友ともいうべき深い関係を持っています。回想シーンでは3人が仲良く訓練を受けたり、手旗信号を教え合ったりしている様子が描かれています。

しかしそんな3人を分断してしまったのが、あの「魔物のすみか」にトライしようとした日のことでした。和馬が山道で転倒し足を痛めるも、龍一郎はそんな和馬を強く叱責します。

対して虎之介は「可哀想やないか」と和馬を庇いますが、和馬は「可哀想」と言われたことに腹を立て、虎之介の制止を振り切って足を引きずりながら龍一郎の後を追いました。

しかしその道中で和馬は滑落してしまいました。命を落とすようなことはなかったものの、この件をきっかけに3人は分裂し、溝が深まってしまいます。


この一件がしっかり虎之介と龍一郎のトラウマになっているんだなと感じる場面がありまして、それが宙が1人で山を降りようとする場面冬樹が山道で足を滑らせてしまう場面です。

この2場面の虎之介と龍一郎それぞれの反応に注目してみましょう。

・虎之介の場合

道に迷ったにも関わらず楽観的な西団に愛想を尽かし、宙が1人で山を降りようとした時、危険と分かっていながらも虎之介はすぐに止めようとしませんでした。なぜなら、あの日の和馬はそれを拒んだからです。

和馬は「可哀想」と言われたことに腹を立てていたのかもしれない、と虎之介が気づくのはこの後、焚き火の前で宙と話した時です。つまりこの段階の虎之介は、どうしてあの日の和馬が自分の制止を振り切ったのかというところがまだ分かっていません。

だから虎之介は、宙を止めることでまたあの日のように拒絶されてしまうかもしれないと思い、すぐに宙を止めることができなかったのではないか……と思います。

・龍一郎の場合

恐らく、龍一郎も同じように和馬のことを思い出していました。冬樹が山道で足を滑らせるシーンは、前述の宙のシーンと立て続けに挿入される上に回想シーンとも似た構図であることから、和馬を連想しやすい(龍一郎が和馬と冬樹を重ねていると分かりやすい)シーンです。

和馬の時と違うのは龍一郎の反応です。龍一郎は行動の遅い冬樹に普段から厳しい態度を取っていましたが、冬樹が足を滑らせるなりすぐに「大丈夫か」と誰よりも先に駆け寄ります。そしてその後は「何してんだよ冬樹、急げ!」といつものようにリーダー然とした態度を取ります。

言わずもがな、これもあの日のトラウマが関係しているのでしょう。あの日、和馬を強く叱責し気遣わなかったばかりに、仲が良かったはずの3人の関係は修復不可能になってしまい、それがいつしか龍一郎の中では「西団憎し」の対抗意識になってしまいました。龍一郎の中でもあの件が強く後を引いているとわかるシーンです。

そして和馬はというと、彼はボーイスカウト時代のことを「忘れたよ!」と言いながらも、登山の際の準備物だとか、ロープの結び方、腕時計を使って方角を割り出す方法など、当時の経験をしっかりと記憶していました。分断していた3人があの頃のことを忘れていないという証は作中にいくつもあったのです。


だからこそラストの3人が仲良くまずいスープを飲ませ合っているシーンは涙なしでは見られません。
嬉しそうにスープを持ってくる龍一郎・和馬、それを飲まされる虎之介はもちろんですが、特に私が好きなのはそのあとのワンシーンです。

宙と冬樹が彼らを呼びに来たあとに虎之介が団員を集める時、実はその斜め後ろで龍一郎が虎之介を嬉しそうに見つめているのです。

龍一郎って、ああ見えて本当はリーダーの器ではなかったんじゃなかろうかと思います。
しかしあの日の経験から気持ちが偏ってしまい、西団を潰すには、虎之介よりも正しいと証明するには自分がエリート集団を率いるしかないと決心して、無理をして厳しい態度を取っていた。(そして、そのことに東団次長の春太だけが気づいていたとしたらアツいなあとも思います。)

だからようやくまた虎之介というリーダーとともに活動することができるようになって、心から嬉しかったんじゃないかなと。龍一郎って超かわいいですよね。

「五十嵐さん」の存在

虎之介たち同期3人を語る上で外せないのが、この五十嵐幹夫という男の存在です。

彼は作中では町のお巡りさんとして登場しますが、元々はボーイスカウト団に所属していて、虎之介たちを指導していた先輩でもありました。退団後も西団アジトには五十嵐の写真が飾られているなど、虹色町ボーイスカウト団の子どもたちの憧れの的であることが分かります。

しかし、堂々とネタバレをかましますが、彼は虹色町で起きていた宝石強盗事件の犯人でした。
クライマックスで五十嵐が虎之介たちに銃口を向けるシーンは衝撃的でしたが、そんな場面の直前にまた私の好きなシーンがあります。

「魔物のすみか」の隠し部屋で宝石を見つけた3人の前に五十嵐は不自然に現れます。その時点で龍一郎は「ここまでどうやって来たんですか?」と到着の早さを、和馬は五十嵐の足元の汚れを「それ、歩いてたら、そんな汚れの付き方しませんよね」とそれぞれ指摘し、怪しんでいます。

しかし、龍一郎が汚れを「それ、バイクの泥跳ねだ」と指摘し、強盗事件の犯人=マウンテンバイクに乗っていた=もしかして……、とようやく結びつくまで、虎之介は五十嵐を疑うということをしませんでした。

これって、私がそう感じただけなのかもしれないのですが、中でも虎之介は特に五十嵐への憧れの感情が強かったということなのではないかと考察しています。

初めて宙が西団のアジトに訪れたとき、嬉しそうに五十嵐の紹介をしたのは虎之介です。虎之介にとっての五十嵐は、憧れのお兄さんであり、自分に夢を与えてくれた人でもあったのでしょう。

五十嵐を取り押さえたあと、本当に撃つとは思わなかったのか? と聞かれた虎之介は「信じてたんで」と答えますが、先に書いた通り、虎之介は本当に、本当に本当にずっと五十嵐のことを信じていました。「ばかなことはやめてください」という言葉もきっと、五十嵐さんはそんな人とは違う、自分の知ってる五十嵐さんはこんな人じゃない、という強い意志から出たものだと思います。

その強い意志は結果的に、落ちきってしまった五十嵐に差し伸べられた救いの手となりました。虎之介は彼を信じ続けたことで、どん底の彼を救ったのです。神様かと思います。

(ごめんなさい、一瞬だけめちゃくちゃ虚妄です。虎之介が涙ながらに五十嵐に語った「昔は将来の夢なんかなくて」という言葉から、虎之介はボーイスカウトを通して夢を見つけたのだと解釈しているのですが、その夢は五十嵐と同じ「警察官」だったらいいなあと勝手に思っています。虚妄おわり。)

このように私は虎之介から五十嵐への憧れに対して大きな感情を抱いているため、最後に虎之介が五十嵐逮捕の新聞記事を読んでいるシーンでは、いつも何か名状しがたい気持ちになります。虎之介の気持ちを考えると、なんとも……。


虎之介・宙

「ぼくサバ」という作品の登場人物、特にLil かんさいが演じているキャラクターに関しては、当て書きなのか? 監督のLil かんさいに対する解像度が高すぎないか? と感じるほどに役柄と演者の個性とがよく合っていて驚きますが、中でもこの「トラソラ」は特にそうだなあと感じています。

しかしこのあたりの解釈は人それぞれの感じ方によるところが大きいし、私が言うとどうしてもとあたくオタクの色眼鏡越しの意見になってしまうので、このnoteではあくまで作中のセリフや演出から汲み取れる範囲にとどめた考察をしていきます。


そんなことを書きながら、早速突拍子もないことを言いますが、虎之介と宙、彼らはお互いの「光」です。

ただしこれは単なる比喩ではなくて、本当に「あっ」と気づかされるシーンがあるんですよ。

・宙がひとりで下山しようとして滑落してしまうシーン

まず、宙が滑落して「誰かー!」と助けを呼ぶシーンです。
ここは全体的に画面が暗いのですが、虎之介が宙を助けに来ると、宙に光が射します。太陽みたいに。ちなみにこのシーンは、宙が初めて「虎之介くん」と登場人物の名前を呼ぶ=登場人物に対して心を開くシーンでもあります。

・龍一郎に危険が迫っていることが発覚し、東団と西団が手を組むシーン

続いて、龍一郎が東団を離れて単独行動を始めた後に不良グループに絡まれたと判明した後のシーンです。
自分のせいだと自責の念に駆られる冬樹を前に、宙は「ねえ、みんなで助けに行こうよ。だって仲間なんでしょ?」と言います。その声に振り向いた虎之介には、強い光が当たります。太陽みたいに。

特に後者は分かりやすく、東団西団の面々が揃う中で虎之介にだけピンポイントで眩しい光が当たっているんです。
どちらも演出として意図的にこのライティングを用いて、お互いの考え方にお互いが大きく影響を与えたことを分かりやすく表現したシーンになっています。

「ぼくサバ」って、一見すると「内気な宙が虎之介らと出会って変わっていく」というお話に見えますが、実は虎之介の方が宙に変えられていたりするんですよね。


そうそう。私は冒頭で、宙についてこんなふうに書いていました。

前の学校でいじめを受けていた彼は引っ込み思案な性格で、なかなか周りにも心を開こうとしませんでしたが、ボーイスカウトと出会ったことで彼は変わっていきます。

こう書いていましたが、正確にいうと宙自身の根本のところはちっとも変わってなんかいないと思います。(もちろん感じ方は人それぞれですので、何が正しいとかはないと思うんですが。)

確かに、最後のシーンの宙は冬樹とともに仲良く歩いているなど、引っ越してきた頃のシーンとは見違えたように明るくなっています。
ただし、これは宙の性格が変化したからというよりかは、頼り方や助けの呼び方を知り、信頼できる仲間を見つけられたからというほうが近いと思います。
決して彼が一夜にしていわゆる「陽キャ」に変貌したわけではありません。

それに「引っ込み思案」というのも一概に短所とはいえません。作中、宙の性格がよく分かる場面として、こんなセリフがありました。

「東団も西団も、お互いのいいところを認め合って、力を合わせればいいのにね」

これは、虎之介の枷となっていた「龍一郎や和馬の考え方は間違っている」という気持ちに大きく影響を与え、のちの展開に繋がっていく重要な言葉です。

宙は恐らくとっても優しい子です。きっと、誰よりも人の気持ちを汲み取ることが得意なのではないでしょうか。そして他人の痛みが分かる子だからこそ、自分を主張することをためらってしまうことがあるのでしょう。

それを「引っ込み思案」とか「内気」というと聞こえ方はネガティブですが、先述の通り、宙の性格は決してよくないもの・変えるべきものではありません。

そういえばひとり、宙のことを声に出して肯定してくれた人物がいましたね。

「きっと宙にもあるはずや。これだけは誰にも負けへんっちゅうもんが」

ハイキング、救急、炊事と、団員らがそれぞれの得意分野で力を発揮する様子に目を見張っている宙に対し、虎之介がかけた言葉です。

こういう、主人公が何かと出会って変化していく系の物語って、最後は主人公の考え方が180°変わってハッピーエンド……というのがセオリーだと思うのですが、ぼくサバって実はただ宙が変化するだけのお話ではありません。むしろ、宙が周りに影響を与えていきます。

西団のみんなは、宙をただ仲間に取り込んでしまうだけでなく、宙の個性をとにかく尊重して、宙のいいところをたくさん引き出してくれました。
その証拠に、東西のボーイスカウト団が集結するラストシーンにて、宙が「世界友情章」という技能章を取得していることが分かります(右腕の袖に注目)。

これはまさしく宙が見つけた「これだけは誰にも負けへんっちゅうもん」です。そしてその個性は、宙が元からとっくに持っていたものでもありました。

それと関連して、「ぼくサバ」のポスターには「勝ち負けよりも大切なモノを見つけた!」というコピーが付けられています。

これは、それぞれの目的を果たすために魔物のすみかを目指し、結局勝敗は決まらずお宝が手に入ることもなかったけれど、はじめから「友情」という何より大切なものを手にしていたことに気づく……というこの作品のテーマでありながら、「探していた“誰にも負けないもの”は最初から既に持っていた」という宙自身とも重なるテーマなのではないでしょうか。

つまり「宙がボーイスカウトと出会って変わっていく物語」というより「宙がボーイスカウトを通して自分の“誰にも負けないもの”を見つける物語」とする方が近いし、なんなら「宙をきっかけにボーイスカウト団の面々が変わっていく物語」といっても過言ではないと思うのです。

宙って、内向的でありながら、想像しているよりも意志が強い子なんですよね。そこが難しいキャラクターでもあったと思うのですが、拓哉はそれを観ているこちらにも伝わるよう表現し、演じ切りました。さすがです。

12/8公開の「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」は、制作陣がぼくサバをきっかけに斗亜をオファーしたと公言している作品ですが、拓哉も同じように、このぼくサバが何か別のお仕事に繋がっていてほしいと切に願います。


観ていて発見したこと

ここでは、特に長文で語るほどではないものの、ぼくサバを視聴していてふと気づいた要素や好きなところを箇条書きしていきます。

・虎之介は普段用とハイキング用で笛を2つ持っている。普段は銀色、ハイキング時は金色。ちなみに銀色の方はショップで同じものを購入できる⬇

ちなみにこちらのショップでは、ぼくサバで登場人物たちが着ている制服や帽子なども買えます。結構お高いです。

・西団のシーンで時折登場するマシュマロは、実は焚き火の前で虎之介と宙が話すシーンでも置いてある。焼きマシュマロでもしたのかな。

・虎之介、どう聞いても犬井のことを「イヌ」と呼んでいる。

・友達をボーイスカウトに誘った人数に応じてもらえる「友情バッジ」というものがあり、1人誘うと銅・3人誘うと銀・5人誘うと金になるが、龍一郎は金、虎之介と春太は銀、猿川(風雅)は銅を所持している。(他にも持ってる子いるかも)

画像はPolar Star様より

誰が誰を誘ったんだろう?とか考えるのも楽しい。

・「冬樹の地獄耳が役に立ったな」という春太のセリフがあるが、冬樹はスカウトソング章という音楽に関係する技能章を持っている。耳がいいという設定は実は初めから生きていた。

・犬井の右腕についている野外炊事章は上下が逆。虎之介の世界友情章も逆。

・虎之介は回想シーンの時点でリーダーシップ章を取得していることから、虎之介・龍一郎・和馬の3人の中でもリーダー的存在だったと分かる。

・東団と西団でハイキング時のリーダーと副リーダーの位置が違う(東→龍一郎先頭で春太が後ろ、西→猿川が先頭で虎之介が後ろ)


もちろん他にもいろいろたくさん! 私が発見できていない面白い小ネタもきっとたくさんあるし、それこそボーイスカウトに詳しい人がこれを観たらもっと違う発見があるのだろうなと思います。
ボーイスカウト経験者の方が解説を入れながらぼくサバを観るアマプラのウォッチパーティ配信とかしてくれないかな〜。

私の中でぼくサバの旬は死ぬまで続くので、もしこのnoteを読んで「わかる! ここ好き!」とか「こういう解釈もできるよー」みたいな感想があればぜひ、note内のコメントやTwitterでいつでも教えてくださいね。


タイトルについて

閑話休題。最後に、この映画のタイトルについての考えを書こうと思います。

私が思うに、「ぼくらのサバイバルウォーズ」とはきっと「人生」のことです。

これが意図されたものかは分かりませんが、作中で「サバイバル」という言葉が登場するのは、五十嵐の「人生は過酷なサバイバルだ」というセリフだけだったと記憶しています。

つまり、「サバイバルウォーズ」というのは東団と西団の山登り対決の意味に留まらず、これからの人生で彼らを待ち受ける試練や困難のことを意味する言葉でもあるのではないでしょうか。

断じて肯定することのできない事態ですが、まさに2023年現在の彼らが置かれた状況は「サバイバルウォーズ」と言うにふさわしいでしょう。

ただでさえ「頑張っている」というだけでは決して認められない世界で、少年忍者とLil かんさいを含むジャニーズJr.たちは今、自分たちが目指してきたものすら脅かされている状況下に置かれています。

これから一体どうなっていくのか、何を信じて、どこに向かえばいいのか。彼らがこれまで以上にそれらを見失ってしまうのではないかとファンとしても不安でいっぱいです。

でも、ぼくサバは「仲間がいればどんな困難も乗り越えられる」と教えてくれました。

友情の絆は、絶対に切れることのない、この世で一番固いロープです。
それはきっと、Jr.たちの行く手を阻もうとするどんな力にも屈さない武器になります。微力ですが、ファンだって大勢おります。これからの険しい道を進んでいく彼らはどうか、自分たちの結びつきを信じて、このサバイバルを強く生き抜いてほしい。

そして1日でも早く、無実の彼らに平穏の日々が訪れることを願っています。


以上、長文になりましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!

公開から1年半経って今更書き始めたこのnoteですが、セリフの言い回しや展開などを確認するためアマプラでぼくサバを観返すと当時のことをいろいろ思い出して、なんだかエモーショナルな気分になりました。

そういえばLil かんさいは撮影時全員高校生だったんですよね。それが今は、20歳を超えるメンバーが出てきて、他グループの先輩とお酒を飲んだというエピソードが飛び出すメンバーも出てきて……。

きっとLil かんさいの「あの頃」を一生懐古し続ける私にとって、ぼくサバはまさにその瞬間を切り抜いてくれた特別な作品になりました。そして、人生において大切なことを教えてくれた作品でもあります。

本noteのヘッダーとなっている画像はもちろん、私がぼくサバを映画館に見に行ったうちの1回の写真です。せっせとちびぬいに洋服を仕立てて、ルーティンのように劇場に足を運んだ日々。本当に楽しかった。

この作品を観て感じたものを忘れずに、私もこのサバイバルを強く生き抜いていきます。
こんなに大好きな作品に出会えて幸せです。こっからもハッピーに生きてやるぞー!ヤー!🤠

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