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世代間ギャップの正体


怒られなくなった世代

ゆとり教育以降の30代以下は、失敗をしてこない世代なのだと思います。

特に今の20代は、その傾向がより強いように感じます。

親からも先生からも、怒られずに育ってきた人たちが多いと思います。
20代の若手スタッフに聞いても、怒られたことが無いと言っていました。

逆に、僕が生まれた1979年には、打たれる時代でした。

とにかく、殴る、打つが当たり前の時代でした。女性からも打たれます。

昭和を感じます。

人間性的未熟さが暴力的行動を引き起こす

別に、打つことや殴ることを肯定しようというわけではありません。昔の大人たちは、今の20代と同じ年齢ぐらいです。要するにまだまだ人間が成熟しきっていない人たちだったから、感情的になって殴る、打つなどをしていたのではないかと思います。

今の20代は、親が30ぐらいの時に産んだ子だったります。30歳ぐらいになれば、20代とは違いある程度は人間性も成熟し始めます。子供に対して感情的に殴るや打つなどということはしなくなります。

今、児童虐待が問題になっていますが、児童虐待死亡事件を引き起こした6割の親が20代でした。もちろん、経済的、社会的要因もあるため、一概には言えませんが、それでも精神の未熟さが起因することはあるように思います。

厚生労働省:児童虐待死亡事例の検証と今後の虐待防止対策について (mhlw.go.jp)

原始的な生活を営む時代では、力が全てでした。だから、男性優位で社会が成り立っていたのです。しかし、現代は文明が発展し、社会生活に暴力性は全く必要ありません。むしろ、暴力性を誇示すれば、不利益を被る方が多いのです。

昔、叱られたときを思い出すと、誰もがみんな感情的になって怒っていました。それが、叱ることなのだと勘違いしていたのです。

少子化の影響で大事に育てられた

もう一つの要因としては、少子化の影響が色濃く出ています。僕の親は団塊の世代。そしてそのジュニアたる自分も、友達はたくさんいます。

この世代の育てられ方は、割と雑です。人が多かったためもあるのですが、学校でも、今と比較しても家でも雑に育って来たと思います。

ただ、自由だったと感じます。今ほど、制限されるようなことはありませんでした。

今の子達は、常に親や大人たちが見ていて、失敗しないように育てられて来ています。転んだ経験すらないのではないでしょうか?

なので、失敗することを知らずに社会に出てくるのです。

社会では、いろんな世代がいる

社会には、団塊の世代から順番に様々な世代が入り混じっています。この世代間ギャップは、その人の人生が元となっている人生観によって生まれます。

「俺が、若い頃は・・・」

という、おっさんがいるのはこのためです。おっさんの若い頃と、今は違うのだと言うことをおっさんは認識すべきです。このやり取りは古代ローマ時代からあるのです。

団塊の世代は、雑に育って来たため、他人に対しても雑です。人が多い事もあって、自己主張をしなければなりませんでした。その結果が、わがままなジジイです。中小零細で今でも社長をやっている人たちの多くは、この世代です。

60代で定年だと言っても、いまだに働き続けている人たちも多くいます。
そして、今の50代はバブル世代です。苦労もせずに就職し、若い頃にブイブイいわしていた人たちです。このおっさんたちは、パソコンが苦手です。
就職時はワープロ。パソコンはありませんでした。
とにかく、PCでの処理が遅いです。若い人たちからは仕事が出来ないおっさんたちと位置づけられてしまいます。
そのくせ、偉そうなので、めんどくさいのです。

40代は、就職氷河期世代です。特にこの世代は、団塊ジュニアのはずなのに企業に属している割合が少ないのです。理由は、この世代の半分は正規雇用として就職していません。

していないというか、出来なかったというのが正しいでしょう。

しかし、そんな中でも正規雇用で生き残って来た氷河期世代は、サバイバーと呼ばれ、コスパ最強の企業戦士です。暗黒時代を耐え、生き残った人たちの仕事に対するモチベーションはどの世代よりも高く、パフォーマンスも高いのです。

ただ、この世代の働き方は異常なので決して真似してはいけません。
ブラック企業が出来上がってしまいます。

30代は、ゆとり世代です。
このあたりからは、今の時代に合ってきています。というより、今の時代が30代以下に合わせていかなければならなくなって来ているのです。

いろんな価値観が混在するから難しい

今は多様性の時代。様々な価値観が混在しています。社会がシンプルではなくなっているのです。これは、社会が進歩していると考えたほうが良いです。

医療も、昔は一つでしたが、今は専門領域が多数存在します。そして、その専門医が対応に当たります。

パソコンだって、性能が上がって行きましたが、昔のPCよりも今のPCのほうが内部構造はかなり複雑です。

進歩すると言うことは、より複雑になっていくということです。

自分は良かれと思ってしたことが、相手にとっては迷惑な行為だったりする場合も出てくるのです。

仕事の中でも、社会生活でも常識という言葉で片付けようとしますが、これが一番危ないです。価値観が違うのですがから、常識なんてものは存在しません。同じ価値観を持っている人同士でなければ、常識にはならないのです。

風の時代を生き抜くためには

スピリチュアル界隈では、2012年より土の時代から風の時代へと変わって来たと言われています。

土の時代は、物質文明と物質的な豊かさにフォーカスされて来ましたが、
風の時代は、人の心や目に見えないものへのフォーカスが大事になてきます。

もちろん、価値観もそうです。

まずは、自分価値観で判断をしないこと。そして、他人の価値観を受け入れることが大事なのです。

そして、こだわりを捨て、軽やかな心でいることが何よりも大事です。

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