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時間で労働しているのは奴隷と一緒

生産性向上を考えるとき、避けて通れないのがTime Management(時間管理)です。

日本型の労働環境だとこの時間管理がとても希薄で曖昧です。

なぜなら、多くの会社では成果に対して対価が支払われるのではなく、労働時間に応じて対価が支払われる仕組みなっているからです。

法定休日や法定残業時間などが決まっているので、時間内に仕事を完了させなければならないと思わるのですが、そもそも多くの中小零細企業ではそれがなされていません。

企業規模が小さくなればなるほど、一人あたりの業務量は増えるので

「そんな働き方などできない!」

というが本音。

100名以下の企業では、時間管理が甘いのがザラです。

成果報酬型の雇用体系(年俸制など)や会社との特別契約、取締役などは自分のせいかに応じて給与が変わるので、働く時間よりも成果を重視しますが、そこで働いている人たちにとっては労働時間が全てです。

自分の持っている時間を提供し、対価を得ているというのが現状でしょう。

雇用する側と雇用される側という構図はあると思いますが、働くという一点においては大きく意味が違ってくるのではないかと思います。

大和言葉で「はたらく」は、「はたをらくにすること」

すなわち、自分の周りの人の為に何かをすることを言うのです。

元来、日本人の労働観はみんなのために働くという事が基底にあったのです。しかし、戦後の高度経済成長を突き進んだまでは良かったのですが、その後のバブル時代に日本人本来の労働的価値観を全て失いました。

その後、失われた20年とも30年とも言われる時代を経て働くことの意義を見失ってしまったのです。

働くことを意義を失った人たちは、奴隷として働き続けるかそれとも奴隷にはなりたくないと働かないか。大半がそうした状況に身を置かなければなりません。

働くことの意義をもう一度考えて行くことが大切です。


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