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○○病になりました。

わたしはアラサー♀の個人事業主。今は訳あって休業中。

休業理由はそう、とある病を患ってしまったからだ。

わたしのいる業界は
リターンの大きい仕事だが、それに比例してリスクもある。

人間関係・身バレ・金銭面の乱れ・病気…

この業界で働きつづけていれば
いつかリスクの壁と衝突することになると思う。

どの業種にも云えることだが、病気のリスクはとくに厄介だ。

病気によって完治の期間はまちまちであり、
さらには治る見こみがないものや
病と一生つき合うことだってなるかもしれない。

ただリスクをわかっていても
割りのいい仕事であることに変わりはないので

どこか他人事のように
日々メンタルのケアや体の検査をおこなっていた。

実際病気にならないとわからない。
リスクの怖さは、わたしの後ろをずっとつきまとっているみたいだ。







・お尻の異変、7割の不安と


とある晩、就寝前に体を洗っていたときのこと。

ふと、おしりに、異変。

1ミリほどのポツリとしたなにかをさわって確認した。
さわっただけじゃわからない。

なんだろうこれ、はニキビか?
ちゃんと見て確認したい。

気がかりになり急いでお風呂をでた。
バスタオルでにろくに体をふかずリビングへ向かう。
鏡のまえに座り、Ⅿ字に脚をひろげる、確認。

たしかに1ミリほどの吹きでもの、見つけた。

定期的に肌荒れをおこすわたしは、一時的な吹きでものと予想をしつつ
患部がデリケートな部分にあったたことから
真っ先に職場に体の異変と、検査のため休む連絡をいれた。

わたしは翌朝いの一番に病院へ行くことにした。

性病だったらひとたまりもないが
長期休暇も得られる。

この日の夜は
性病の不安7割と、休めるわくわく3割で脳内を占めていた。

心配性だがとんだお気楽ものだ。



・某所のクリニック曰く、診断は○○


翌日お昼。

小洒落た空間。女性だけが待ちあう院内。
なかにはブランドもののバッグを提げ、
ほのかに夜のにおいがする女性もお見うけした。

向かったさきは某所のレディースクリニック。

性病検査の結果は当日から1週間と
後日に知らされることがことが多いが
吹きでものは診察したその日に診断がでるようだ。

診察の末、わたしの体の吹きでものの正体はコンジローマと診断された。

人生はじめてのコンジローマ。
人生はじめての性病を罹ってしまった。

いざ性病と診断されると
昨晩の長期休暇わくわく3割はどこかへ吹きとんでしまい、
7割の不安がさらに重くのしかかる。

働けない、稼げない、

完全歩合の給料形態は夢があるが落とし穴もある。

はじめての性病にどうも心が落ちつかない。
ただ、起きてしまったことは仕方がない。

不安はあれど
突如できた長期休暇をムダにしてはいけない。

時間に追われてできなかったこと、挑戦したいことをリスト化すれば
お得意の妄想で今後の予定を考えると、わくわくしてくるじゃないか。


ひとまずは、完治に専念せなば。

いくつかある治療法のなかから
わたしは電気メスという手術をえらんだ。
治療期間がもっとも早く完治するそうだ。

早々に手術の日程をおさえ、
職場には当面働けない旨連絡をいれた。
常連のお客さまにも病気のこと、ご迷惑をかけてしまったことを謝罪した。

療養中の今、復帰の目処がたたないままでいるが
ちゃっかり長期休暇も満喫している。

ここまで来たらお分かりだろうか。

noteで業種をつたえることに気おくれするが
わたしはとあるナイトレジャーの従業員をしているオンナなのだ。


コンジローマは治療の種類がいくつかあるようだが
それはまた後日noteにまとめようと思う。



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