今だからこそ、頭の中で旅をする ~もし南葛SCを追いかけて、東京でサッカー旅をしたなら~
旅に行けなくなった。
2月21日にJリーグの新シーズンが開幕しました。
しかしその後、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、Jリーグは3月15日までのすべての公式戦の延期を決定しました。今後の状況もまだ不透明です。
・旅先がない!
僕は柏レイソルを応援しています。去年のJ2ではアウェイほぼ全会場に行きました。(岡山だけ平日開催だったので行けませんでした)
柏は昨年はJ2でしたが、1年でJ1に復帰しました。それは喜ばしいことですが、J1だと行き慣れていたり大都市が多かったりで、アウェイの旅先として魅力的なところがあまりありません。
旅は未知なる場所に行ってこそです。
それもあって僕は今回の騒動以前から、今年はまだどこにも行く計画を立てていませんでした。
(とはいえ今年も、アウェイにもそこそこ行くとは思います)
では国内でサッカーの旅を行き尽くしたと感じた場合、その後のサッカーの旅をどのように進めたらよいのでしょうか?
一つの方向性は、海外に行きまくるということが考えられます。イングランドやドイツやスペインの試合を見に行っている日本人は、割といます。とはいえ誰でも真似できるわけではありません。時間やお金、エネルギーがあり余っている変態でないと無理でしょう。
もう一つの方向性として、観戦カテゴリーを下げるという方法があります。普段J1、たまにJ2のようなクラブを応援しているような人にとっては、J3以下のサッカーは普段なじみがないと思われます。具体的にいうと、僕は秋田や岩手をサッカーで訪れたことはありません。もし行ったなら、土地もサッカーも未知なる世界で、旅感がありそうです。
・東京で、サッカー旅の可能性
とはいえあまりに馴染みがないチームについては、そもそもその試合の存在を知るきっかけがありません。
そんな僕にとって、ちょうどいいチームがありました。
東京都1部の南葛SCです。
以前から気になっていて、一昨年から時々見に行っているチームです。色々と話題性もあって、OWL magazineの重点観測クラブの一つです。僕らがいつもお世話になっている岩本さんがGMを務めています。去年は「昇格決定戦には行くだろうから、そうなったら見に行こうかな」と思っていたのですが、リーグ戦でまさかの7位(16チーム中)に沈み、関東2部への昇格は果たせませんでした。(上記の写真は、昇格決定戦が怪しくなって急遽見に行った7月末の試合です)
そんな南葛SCですが、ホームスタジアムはまだありません。各地を転々として公式戦を開催しています。逆に言うと、南葛の試合を追いかけていれば、未知なる土地を旅するチャンスがあるともいえます。
未知なる土地っていっても、東京のチームでしょ?
いやいや、東京でも全ての場所を知っているわけではないし、なんと東京以外で試合を行うこともあるみたいです。
・南葛SC、去年の旅先
去年について、南葛SCのリーグ戦が行われた試合会場を調べてみました。
(葛飾区)
水元総合スポーツセンター多目的広場
葛飾区総合スポーツセンター陸上競技場
にいじゅくみらい公園
葛飾区奥戸総合スポーツセンター
(府中市)
東芝府中事業所内サッカー場
(調布市)
三菱養和調布グランド
(八王子市)
戸吹スポーツ公園
(千葉県)
千葉敬愛高等学校 内黒田グラウンド
(茨城県)
常総みらい平グランド
今年はまだ試合日程も発表されておらず、そのため試合会場もまだわかりません。ちなみに、東京都1部のリーグ戦で3位以内に入ると「関東社会人サッカー大会」という、関東2部に昇格するための大会に出場できます。昨年のその大会は栃木県で行われましたが、その会場が今年はどこなのかも、調べた範囲では確認できませんでした。
もし南葛SCの試合を見に行ったらどんな旅が待っているのか、去年の会場についてですが、妄想旅の計画を考えてみました。しばらく外出は自粛ムードがあるので、頭の中で旅をしましょう。
旅の出来る日常が、早く戻って来てほしいですね。
・東京・府中市、サッカーの旅
甲府や松本のアウェイに行くとき、車で行くこともけっこうあります。中央自動車道で行くのですが、行きの運転中にこの光景を目にします。
左に見えるビール工場、右には競馬場。松任谷由実の歌にも出てくる、有名な府中の景色です。(JASRACに何か言われるらしいので順序を入れ替えています)
何度も通って、その度に「あっ、この道は滑走路!」と気になっていた府中の風景です。しかし僕は、気になったからといってこの道を降りたことはありません。サッカーの試合を見に行きつつ、実際の府中の様子を確認するため現地に赴くというのは、まさしく旅です。もし府中で試合があったら是非行きたい、ということで計画を考えてみました。
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サポーターはあくまでも応援者であり、言ってしまえばサッカー界の脇役といえます。しかしながら、スポーツツーリズムという文脈においては、サポー…
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