見出し画像

酒場からのマーケット2020 10月16日

日経平均23410 NYダウ28606 wti原油40.77 ドル円105.40

前週比▼209 20 0.22 0.21

日経平均は小幅下落でした。上値は抜けずにレンジ内に戻されました。2兆円までの薄商いで様子見姿勢の展開でした。

マーケットは4年前の大統領選前2週間もこのような動きでした。

当時の拙著を読み返しますと、ヒラリーになるだろうけれどもトランプも警戒していた動きです。

今回はどうなるのでしょうか。

▼61 43 24 ▼119 ▼96の1週間でした。


トランプはフロリダで強弁です。

パフォーマンスも凄まじく、本当にコロナに感染したのかと疑いたくなる様な74歳です。

確かにこの絵柄は力強いのでしょう。

拳を上げて免疫がついて力がみなぎっている。

今すぐに皆にキスしてもいい。ですから。

コロナには負けないという演出です。

彼が米国の大統領ですから。一般の人ではありません。

これをどう感じ、どう考えればよいのでしょうか。

正にコロナ禍でのマインドの部分をです。

聴衆の盛り上がりも大変な様子です。これが全米に流れる訳です。

全米で感染が3番目に多いフロリダで行われ、感染防止対策は殆どしていません。

マスクを付けている人がいないのです。

メディアは科学軽視の象徴と批判です。

日本でも考えられません。

メディアからは選挙予想が詳細に出ています。

注目州の解説も皆が知る所です。

しかしここまで来ても、大統領選の結果など誰も分からないと思います。

人々が一番関心がある事はコロナ感染ですから。それでの生活なのです。

争点は安全保障・外交・人権・環境・教育・税金・最高裁判所等々やスキャンダル系もあるのでしょうが。

このコロナ禍が焦点であるのは間違いありません。

週間新規失業保険申請件数は89万8000件と高止まりでした。

感染対策で経済が生活がどうなるのか。

今までの大統領選と著しく違うのでしょう。

米国の国民がどの様なジャッジを行うのか。

メディアの調査ではなく本音が出る様な感じがします。

メディアの通りなのか違うのか。大注目です。

これの結果によっては、世界の為政者の政策判断も変わるかもしれません。こちらにも注目です。


世界の感染は3917万人となり死亡者数は110万人で、前週比は247万人と4万人の増加です。

数値的には変化はありません。欧州が再燃です。

ドイツ・イタリア・ポルトガル・ロシアで新規感染者が過去最高を更新したとの報道です。

フランスはパリを始め主要都市で9時~18時以外の外出禁止を最低でも4週間続けるとの事で、オランダは飲食店の閉鎖を行い、娯楽イベントは禁止しました。欧州各国の措置を上げればきりがありませんが、ロックダウンが大勢です。

今後も解除をし、また閉めての繰り返しが続くのでしょうか。

これも誰もが分からない所です。

人々は毎日どのような生活を送り感じているのでしょうか。

欧州株は大きく下落しました。経済に懸念が出ると思うのは普通の考えです。


レムデジベルが死亡リスクに寄与しないとの発表は、更に落胆でした。

世界では100以上の機関が最優先で特効薬を開発中ですから、引き続き英知に期待です。

ファイザーは11月後半に緊急使用許可を申請するとの報道がありました。

一喜一憂はあるのでしょうが人々は待つしかありません。

引き続き注目です。


国際通貨基金IMFは最新の経済見通しを発表しました。

全世界では2020年は▼4.4%と前回6月より0.8ポイントの上方修正となりました。

但し2021年の経済見通しは5.2%と0.2ポイントの下方修正です。

2021年のダウンは数字のマジックとも言えますが。

様々な解説が出ています。

チェック点は中国経済とインド経済です。

中国は一人勝ちインドは散々な値でした。

現在のコロナ禍が、そのまま経済見通しになっていると言っても過言ではありません。

感染は完全管理社会の勝利と言われても、返す言葉はありません。

経済指標だけが全てではないであろうとは言いたいですが。

現在欧州で起こっている事は入っていませんので、3か月後にまた注目です。

ちなみに日本は2020年▼5.3で2021年は2.3との事です。

全世界と比較しまして悪いです。

感染は比較すると良いのですが。何故でしょうか。

これは2019年10月の消費税での増税なのでしょう。

今更それを言ってもどうしようもありませんが。

財政と社会保障で助かっていると思うしかありません。


オランダASMLと台湾TSMCの決算発表がありました。

半導体需要は旺盛です。世の中が変わっていく訳です。コロナ過での追い風もあるかもしれません。

5Gスマホ・データーセンター・自動運転は基よりテレワークやリモート学習、リモート診療、全ての機械・家電・ゲーム迄、政府中央から地方行政、民間企業や各家庭に至る迄、全てデジタル化の流れです。

日本の半導体関連企業も活気づいています。組み立ては海外が先行していますが、製造装置・原料・素材・部材・具材・検査・工作機械・部品等々、世界のトップシェアーを取っています。

技術の日本なのです。今後の更なる躍進に期待です。

実体経済は最悪ですがこちらは違う所です。


アップルが5Gに対応する新型スマートホン、アイホーン12を発表しました。

主要メーカーのスマホが出揃いました。

ファーウエイ・サムスン・アップル・シャオミ・オッポで7割となっています。

世界のシェアーは取れていませんが、国内ではソニーとシャープがあります。

5Gの利用可能エリアは限定的ですが、キャリア3社+楽天は優先順位1番で取り組んでいくのでしょう。これが今後の戦略の鍵になるからです。

まだ数年かかるとの報道ですが、前倒しはあると感じます。


ユーザーはどうするのでしょうか。

それはキャリアの販売手法で変わっていきます。

日本はアイホーンの割合が高いですが、世界はアンドロイドなのです。

それの意味は明確です。ショップ側の営業戦略なのです。

アイホーンの方が高額で儲かるからなのです。

それとマジョリティー力に弱い国民性もあるのでしょうか。

いずれに致しましても、買い替えは5Gスマホになるのでしょう。


個別決算ではファストリ・ユニクロでした。

柳井会長より業績が急回復するとの言質が出ました。

21年3月~8月期が市場予測を大幅に上回る前期比83%増益との事です。

服の世界では世界の最高のポジションにいる。との自信です。

特に中国市場での値が顕著でした。米国を含む海外市場がけん引している様です。国内市場ではありませんが。

16日ファストリ1銘柄で日経平均を110円押し上げました。

マーケット的ですが、これがなければ、も考えなければなりません。

小売業決算が出そろいました。好調だったのはニトリを含め、一部にとどまった事は抑えておかなければなりません。

コロナ過ですから当然と言えば当然ですが。


ソフトバンクが大容量プランの減額を打ち出した様にスガノミクスのスピード感が出ています。Gotoトラベルも補助金追加支給を即座に決定し、臨機応変な対応です。

Gotoイートの問題点も即時対応が予想されます。中間業者が儲かる仕組みは改善が必要です。

2030年訪日客6000万人は大風呂敷の様な感じはしますが、オリンピックは是非にともと覚悟が出ています。横浜スタジアムの実証実験も出てきました。

印鑑を含めてデジタル化は早急の考えなのでしょう。

デジタル改革は20年ぶりで抜本改正7法案以上を提出との報道です。

マイナンバーカードに運転免許証も出ています。

エネルギー政策は洋上風力と原発です。

福島第一処理水の海洋放出の月内決定も出てきました。

高校3年生に2万円や郵便土曜休配のニュースが出ています。

経産省主導の未来投資会議は廃止し官房長官トップの成長戦略会議を新設しました。

プロセスの高速化は著しい所です。

但し、早急な構造改革・規制緩和は既得権益者から軋轢を生む政策なのは間違いありません。

学術会議問題も唐突な感じもありましたので、足元をすくわれない様には注意は必要でしょう。

日本の村社会コンセンサス慣習系は根強い部分ですので。

今後の動きに注目です。


来週のマーケットは22日の大統領討論会を見ていくのでしょう。

またあの展開は十分に予想されます。ハンターバイデン氏のスキャンダル系は必ず出てくるのでしょう。

泥仕合で健全な議論はないと殆どの人は思っています。

トランプはオクトーバーサプライズを出すのでしょうか。

大統領選は刻々と近づいています。注目です。




















文章は頭を使います。想像力も鍛えられます。どう伝えるのが良いのか。場数を踏めば何事でもレベルは上がると感じます。時間がかかるのがしんどい所です。大昔作文はどうやったのでしょうかw。4649お願いします。