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うどんのコシ

 美味いうどんは美味い。去年 どうしても本場の出来立てをすすりたくなり、淡路を通過して讃岐うどんを食いに行った。しかし日帰りで強行したその心意気とは裏腹、若くもない私がそんなに何杯も食えるものでもなく、半泣きになりながら 半日に4杯食ったことは、きっと往生する日まで忘れない思い出になったと思う(笑)

 伊勢うどんなんかと違い、讃岐うどんはコシが強い。そこに竹輪の天ぷらなんぞをトッピングしたところに絶妙のダシが絡むと『日本人で良かった!』と幸せな気持ちを噛みしめることができる。

 ところで特にここ10年、ムムムと思うことがある。それは冷凍うどんの優秀さについてだ。ヤツらはインスタントなお手軽さを装いながら、名店に劣らないツルッとしたのど越しと本格的なコシを実現しているのだ。あの値段であのクオリティなら、誰も文句は言わないだろうと思う。

 冷凍うどんは、質の良いうどんを冷凍にしたのか、逆に冷凍にするとうどんにコシが出るのか? もし後者なら、ここ最近の先生方は一度冷凍してから教育の場に出した方がいいのだろうか? などと、パワハラ・アカハラ的なことがふと頭をよぎり苦笑いをしている私は、それでも老害にはなりたくなくってちょっと悩んでいる(笑)


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