3月に読んだ本たち
やはり雪が解けてきて、なにかと外に出られるようになると読書量が減ってしまうのか?それとも気分の問題なのか??
3月はなかなか読む機会が持てなかったなあ・・・という印象。
どの作家さんもほぼ初めましてだったのもあって、それぞれに新鮮な読み応えだった。
我が家の問題(奥田英朗)
先月神保町に行った際に、たまたまたどり着いたこちらの「PASSAGE by ALL REVIEWS」で購入した本。
棚ごとに店主がいる共同書店という事で、置いてある本もそれぞれ個性があって、眺めていくだけで楽しいひと時。うーんまた行きたい。
買った本の棚主さんは本をラッピングして販売しており、どんな本なのかは買ってみてからのお楽しみ。
持っている本かもしれないけど、そんなワクワクもたまにはいいかも~。結果持ってなかったし、全く知らない本だった。
自分で選んだけど選んでもらった、思わぬ出会いの思い出本。
出会い系サイトで70人と実際に会ってその人に合いそうな本をすすめまくった1年間のこと(花田菜々子)
題名だけ見るとなんとなくとっつきにくそうな感じだけど、装丁も可愛いし、出だしを読んでみたら・・・なるほどこういう感じかー、と購入。
「出会い系」といっても、かつてのよく言われる出会い系とは違った「出会い」が持てるサイトを筆者が利用し、実際に男女問わず出会って本を紹介していくお話を中心に、とは言え勘違いした厄介な相手もいたり、そこでの出会いがもとで、今まで経験してこなかった人々との交流が持てるようになったり・・・・
まるでフィクションみたいなお話だけどノンフィクションなんだから、ビックリ。
書店員の菜々子さんの進める本は、読んだことがある本、持っているけど積読な本、全く聞いた事ないけど興味をひかれる本、などなど・・・
私にも本をおススメしてもらいたいなあ~という読後感。
チェベローズで待ってるAGE22(加藤シゲアキ)
チェベローズで待ってるAGE32(加藤シゲアキ)
何故だか急に読みたくなって、一気読み。
ホストクラブもゲーム業界もあまりにも縁遠い世界。
スルスルと読みやすかった。
題名にはちゃんと意味がある。
燃える息(パリュスあや子)
さまざまな「依存症」に特化した短編集。
最後まで若干の不穏な空気を保ちながら「〇〇依存」と断定せずに進んで行く「鈴木さんのこだわり」がやけに印象に残っている。
『誰だって、なにかしら依存するものはあるんだよな』
と他人事のように言っている彼が、もっとも「依存」しちゃっているんだから。
アヒル命名会議(イ・ラン)
最近時々韓国文学を読んでいる。こちらは題名と装丁が気になって。
文章も横書きで不思議な読み応え。
SFと寓話と社会問題と日常風景といろいろ混ざり合って
ミニシアター系、短編や長編映画、ドキュメンタリー映画、を一気にたくさん見た気分。
少女が台風に名前を付ける話、結構好きだな。
さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨