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映画と空想と現実逃避が好きすぎて・・・

日常のさまざまなシーンで、「あ、これってあの映画のあのシーンでも似たような事があったな」と思い出す事、ふと気が付く事が時々ある。

それは、丸っきり環境や年恰好が一緒という現実的な事ではなく、全く架空の、全く自分とは一致しない状態なのだけれど。
場面場面で、強く印象に残っているからきっと、ふとした時に思い出すのだと思う。

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洗濯物を干している時、なぜか「誰も知らない」(2004年公開:是枝裕和監督)4人きょうだいの長女である女の子が、夜に洗濯物をして、外に干している場面を思い出す。

学校に行けないどころか、その存在すら世間に知られてはならない中、健気に自分の一日の日課、仕事をこなす様に、人目に付きにくい夕方~夜にベランダにでて洗濯をしている姿をなぜか、割と頻繁に思い出す。
実際にあった事件をもとにした重い題材の映画。母親が姿を消してからの、4人兄弟の長男の「こどもらしさ」を抑え、それでも時に爆発してしまう、どうしようもない切なさが、観ていて辛い。ドキュメンタリーではないけれど、まるでドキュメンタリーをみている気分になる印象深い映画だった。

それにしても、他の映画でも洗濯物している場面はいくらでもありそうだが、なぜかやっぱり、いつも思い出すのはこの映画である。

ついに自宅の水道が止められた後も、公園の水飲み場で洗濯物を洗って、鉄棒に干しているの姿も印象的。いつ何時も自分のやる事を精一杯やっている長女の姿も切ないし、無邪気な弟と妹の姿も切ない、これは相当引きずる後味の映画。結果が分かっているから、見るのをためらうけど、時々また見たくなる名作でもある。

数年後の再開時の役者さんの姿を見ても切ない(相当引きずる)写真:是枝監督ツイッターより


急にガラッとテイストは変わるが・・・

なぜそうなったのか分からないが、帽子から靴にいたるまで、青系の全身コーデになってしまった時がある。
出先で気付いた時、「チャーリーとチョコレート工場」(2005年公開:ティム・バートン)のイロイロな味に変わるガムを噛んで最終的に全身ブルーベリー色になってしまった女の子(青というより紫系?だったけど)を思い出した。
さすがに私は顔は青色では無かったけど・・・
「ガムの子や!!」と1人ソワついたが、傍目から見たらただの青色おばさんである。


なんなら母(背後)も青色おば・・・・


なかでも、一般的には「そんなことある?」という状況なのだが結構思い出すのは「キル・ビル」(2003年:クエンティン・タランティーノ)の栗山千明扮するGOGO夕張が主人公と闘うシーンで、壊れまくった建具なんかの木材についている釘が頭に刺さるシーンを割合2~3日に一回は思い出してはゾッとしている。

メイキングも怖いわ・・・

なんで、よりによってその場面?なのだが、自宅にて絶賛改装中なので、イロイロ木材が散らばっていたり、釘が付いたままの廃材が転がっていたりするのが日常に成っている為、必然的にあの場面を思い出さずにはいられない。
あれは本当に痛い、、、なんならボスが頭を日本刀でぶった切られるよりも痛そうだ(どっちもどっち)
そこらへんに木材が散らかったままになっているのを見ると
「キル・ビルになるよ!!」と言うのが口癖である(どういう事)

あ、なんか久しぶりにキル・ビルさくっと観たくなったなあ。。。

と言ってもこれ、Vol.1、Vol.2の2部編成だから4時間越えだけれども。

さくさく、切られまくっているけれどね・・・・


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