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『3.11』この日に思う事

生まれて初めて、地震が心から「怖い」と感じた日。
被災地じゃないのにこんなに恐ろしくて、どうしようもなく
不安になるなんて、、、、被災した方々の思いは計り知れない。

2011年3月11日
当時の日記。
題名は『日本人』
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海外のニュースで日本の現状を伝えている。
全世界が注目している。

今まで、日本人は感情を表に出さない、勤勉でまじめ、
自己判断ができず、単独行動ができず、周りの目を気にする。
なにもおかしくないのに笑っている、

などと、他国から皮肉られることも多かった。

理由はわからないが私はそういった日本人特有のものが嫌いだった。
自分も持っているものなのに。
そして、いつか外国に暮らしたいなんて夢見てた。

いまはまだ、物流環境が整っていなくてうまく物資がいきわたっていない。ネットのデマ情報に振り回される。コンビニ強盗もいる。原子力発電所は最悪の事態になったいる。現状は重く暗い。


だけど、前代未聞の大惨事に見舞われて、パニックに襲われても、

テレビに映る被災地の人たちは、テレビの前で泣き言も言わずに救助や物資の切実な訴えをし、被災地から自ら持ち寄ったものでしのいでる姿までみられる。

自分たちも大変な状態なのに、元気を出してもらおうと被災地の中学生が横断幕まで作っている。

物資の足りない中、ひとり何個まで、何リットルまでという制限に暴動や略奪が起きることも無い。

計画停電の中、ドライバーや歩行者ともに道を譲りあい大きな事故も起きていない。

ネットやテレビから励まし、助け合っていこうと訴え続けている。

大地震から数日ですでに寄付や募金が個人や団体、企業から寄せられている。


たとえそれらがうまくいっていなくても、うまく伝わっていなくても、すべての人に当てはまらなくても、日本がまとまっているように感じてならない。

不安でつらくても、じっと耐え周囲に気を配る日本人。

安否が分からない家族がいるにもかかわらず笑顔で負傷者の手当てをする日本人。

一日1回の配給にきちんと列を作って並ぶ日本人。

見ず知らずの他人にも役立つ情報を伝達しようとする日本人。

わたしは30年間なにを見てきたのであろう。
「日本人」はこんなに素晴らしいのに、気づきもしなかったなんて。


地震大国日本。世界一安全とされてきた原子力発電も危険な状態になっている。

これでますます安全な場所なんてないと、外国からの渡航者は皆それぞれの国に帰国を始めている。

もはや、いつ、どうなるのかわからない。


それでも、日本を離れない。日本人が好きだから。
日本人が暮らす国が好きだから。

だから、、、、みんな、がんばって立ち直ろう!!!!

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当時の思いを、忘れずにいたい。

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あの頃に生まれたと思われるうちの子。今年で11歳。11年経つのだ。
11年、、、。

さいごまで読んでいただき感謝の気持ちでいっぱいです(o^―^o)!! 貴重なあなたの時間の一部が、よいものとなりますように✨