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それぞれの記憶の引き出し

ふと昔のささいな出来事を思い出すときがある。

子供の頃キャンプ場で焼いたホットケーキが「スライスしたリンゴ入り」だった事。そしてそのホットケーキを焼く時にフライパンの柄で火傷した事。

親戚のお姉さんに、駄菓子屋で買った何の変哲もない甘いお菓子を
「これは毒入りだから〇〇歳以下は食べられないの!」と言われ騙されていた事。しかも結構な高学年になるまで何の疑いもなく信じていた事。

下校途中に「それ貸して?」と言われ渡した、プラスチック製の水色で丸いボンボンがついているヘアゴムをそのまま返してもらえなかった事。

近所のクラスメイトの家に遊びに行った時、おやつにメロンが出てきた事。


なんだか結構昔の事を覚えているなあ、私って結構記憶力いいのか?
と思ったのはまるっきり勘違いも甚だしく、家族や友達との会話の中で
「こういう事があったよね~」と相手は当たり前のように思い出している事が
結構な頻度で私は覚えていない事が多い。

場合によっては、言われてから「そういえば」と思い出すこともあるのだが、きっとその記憶の引き出し的なものをちょこっと開けてもらわなければ一生思い出さなかったかもしれない(出来事自体は全く大げさな事ではない
のだが)

よく覚えてんな~と思いつつ、そんな彼らも私が覚えている出来事を、同じく共有しているはずなのに「そんなことあったっけ??」と覚えていない事もやはりある。

人それぞれ、記憶の引き出しの場所はきっと違って、それは「重要な事」「そうではない事」とか分かりやすくカテゴライズされている訳でもなく、なにか引っかかった事、印象に残った事、その時の思い・・・などなど

説明のできそうで出来ない「なにか」によって「記憶」の引き出しは閉まったり、開けたり、繰り返しているのだろうか。

いまをいきているよ~


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