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【古民家リノベ㊱】2階をつくる。二つの個室ができるまで。
2018年~約4年かけて家族中心にDIYの超超超延長をして、なんとか
「こさえた」築150年越え古民家の改装記録を、イロイロ寄り道しながら
だらだらとここに書き残していこう!というシリーズです。
ほぼ私の健忘録、独り言みたいな感じのゆるゆる改装キロクだけど、読んでもらえると嬉し~です。今回はついに2階へ突入。
このリノベシリーズ、自分で書いておきながらいったいどこまで続くのだろうかと思っていたが、なんだかんだで1階はほぼ書ききったので、ついに2階へ。
一見、綺麗な増築部分の個室たち
「古民家~」っていう感じではない増築部分。もともとは平屋建てだった家をその後何回か(少なくても2回)横や上に増築している為、場所によってはそういった部分もある。
一見「この部屋たちは、まあ塗り直し位でもよくない?」っていう発想になりがちだが、侮るなかれ。
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天井も一見綺麗、、、
に見せかけて謎の染みが所々に。
あとたわんでいる箇所も見受けられる。
畳ももちろん1階のものよりは新しいのだろうが、とは言え古い。
このまま使えないし、畳部屋の予定は無い。横のちょっと謎に板の間?
なのも気になる。
壁もモルタルそのままだったり、砂壁的な壁だったり、このままは嫌。
あと押し入れもいらぬ。
窓ももっと高くしたい、むしろサッシもだいぶ古いので窓自体取り替えたい(一部曇りガラスになっているし)
と言う言い訳をふまえ
これは解体案件である(とにかく壊したい)
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そして、それぞれまた長くなるので(言い訳だけでも長いし)片づけ、解体染みについて、、、、のあれこれははこちら見てみてみてね(見て)
そんなこんなで、解体されし旧リフォーム個室たち
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解体して分かった事は「やはり解体してよかった」という事に尽きる。
まず、天井の染みは雨漏りを疑ったが、そうではなく、それはそれでよかったのだが、空き家時代に暮らしていたであろう野生の獣の排泄物(最近ではないものらしきものも)だった。
そして、壁は一見そのままでいいじゃんだったが、断熱材が一切入っていないワイルドな仕組みだったので、危ないところだった(冬場は致命傷)
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階段を上がって左右に分かれてある個室たち。当然真ん中の階段の壁、天井部分もレッツ解体済み(とにかく解体)
あまり私たちが壊し過ぎているせいか、知り合いの建設業者様に「壁作るまで仮でいいから筋交い入れといた方がいい」とアドバイス(忠告?)を受けた為、全く持ってお慰み程度のとってつけたような筋交いが垣間見えている。
廃材のさらに廃材駆使の壁作り
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季節は師走。寒いからかどうか分からないが、しばらくなぜかピントが合わない写真ばかりしか残っていなくて、残念・・・だが載せておく。
外壁側にはここぞとばかりにタイベックシートと断熱材を敷き詰め、その上から壁を貼っていく。
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断熱材は、たまに頂く機会があったが(大工さん関係から)流石に足りないのでちょこまかホームセンターで購入。これはかさばるので送料の事考えるとどっこいどっこいかむしろ高くなるのでネット購入はせず。
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そして壁板は全て、まさかの頂き物。
やはり大工さん(棟梁ではない)関係から、使う予定だったものが不要になり、どうせ捨てるなら、と譲って頂けた。
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頂いた板はこちら⇩
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「パーティクルボード」と言って、木材の小片やチップを固めて作ったボード。建物の解体時に出る廃材なども再利用されている為、資源の有効利用にも一役かっている建材。それをまた活用しているので、ますますの廃材活用である!!
正直、頂いたときは結構量もあって「これ壁にするとしてもこんなに使わないだろうなあ・・・・」と思っていたが、まさかの全活用。の上に足りなくてのちに「まだあるからもし必要なら言ってね」と社交辞令かもしれないが言ってくださっていた言葉を素直に図々しく受け取り「また下さい」と催促する始末。いや、捨ててしまう位なら、ねえ?
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流石に部屋前面パーティクルだと、パーティクルので。。。(飽きる的な意味)
一部をお馴染みB級杉板を貼って、メリハリをつける。
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窓側の壁を杉板張りに。パーチカルボードの欠点として水に弱い点がある。だから、、、、という訳だったか忘れたが、どこか一面だけ違う雰囲気にしたかったから、窓側がそんな雰囲気になった(そんな雰囲気とは?)
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天井は思い切って開放&洋風に
棟梁がいくらでも天井張れるよと言ってくださったが、いやここまで来て、低い天井とかありえない、吹き抜けないと!とまたいらんこだわり発揮して、二階の個室たちは吹き抜け天井に。
いや、ほら、少しでも棟梁の仕事を減らさないと・・・(たぶん天井するとなるとほぼ棟梁仕事になるから)
そうすると、屋根の下の野地板が直に見える訳である。
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「いやいや、あんなに壁に断熱材貼っておいて、天井スカスカやないか!!」と突っ込まれる前に言っておくと、実はこの家の2階の個室部分の上の屋根は、二重屋根?になっていて、かつて増築した時に作った屋根、の上にさらに雪が自然落下できるようにと、その後作った傾斜のある屋根が載っている仕組みになっている。つまり2重屋根構造(そんな用語あるか不明)
なので、まあ断熱して天井張ればさらによいのだろうが、ここはあえて吹き抜けとした。
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吹き抜けは良いのだが、このまま「屋根の裏ですよ!」な感じはイマイチなので、ペイントする事に。
今まで通りペンキやローラーで、、、、はさすがに高さもあるし木目が塗りやすい状態になっていないので(ザラザラ)スプレーも駆使して
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天井の他にも壁にも使う予定なので、大量に必要なペンキをネットにて一斗缶で購入。
訳アリ(売れ残り、使用途中など)なので送料入れても格安です。
たしか5000円くらい???(うろ覚え)
「白系」「グレー系」「ブルー系」などおおよそで、細かな色は選べませんが、今回は「白系」で。天井はとにかく明るく、重い感じにはしたくなかったので。
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コンプレッサーがあるので、電動のペンキスプレーを使って、天井に吹き付けていく。
刷毛で塗るより、無駄なく、手が届かないところ、細かな凹凸も塗れるので
なかなか便利。
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天井関係を一気に終わらせたかったので、2つの部屋&続く屋根裏部屋の一部など合わせて、3日くらいスプレー塗装しつづけた。
こういう木目の板にステインなどではなく、色が付いたペイントするのも、密かにやってみたかったので、2階でそれが実現できて楽しかった~。
上を向いて、腕を上げ続ける作業だった為、後日首や肩が数日間終わったけど・・・・
『混ぜかけ手法』ペインティング!!
色を塗るときに一色に決めきれなくて、イロイロ色を使うためにマスキングテープで仕切って模様を作ったり、適当に模様を描いてみたり、は1階の様々な場所で行ったが、2階の壁はどうしよう。
模様も違う気がするし、かといって一色だと天井も一色でシンプルだからなんだかしっくりこない。あえて壁も白だけにしちゃうのも逆にいいけど、、、うーーーーん。と悩んだ結果
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2色をなんとなく混ぜて、混ぜると言ってもしっかり混ぜて新たな色を作るというよりは、ほぼ混ぜない混ぜかけくらいで塗っていく。
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一面のみ、新たな技?「混ぜかけ手法」でペイントし、他の場所はシンプルに天井と同じ色でペイント。
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もう一つの個室も「混ぜかけ手法」、、、、と思ったけど
なんか様子がおかしい。
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混ぜかけというか、上塗り?手法かも。
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上塗り、混ぜかけのミックスみたいなかんじで塗りながらどんどん変更していって・・・・
最終的にこんな壁に⇩
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混ぜかけ手法と上塗り手法の落とし穴は、キリがない事。
まだまだ付け足したい、もっといい感じになるのでは??と欲張ると
「あー塗らなきゃよかった」になる事も。匙加減、大事。
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床板を貼っていく、普通に。
天井→壁→と出来上がってきたので、床を貼る。普通に、、、って言う言い方もなんだけど、天井や壁がイロイロに遊び過ぎたので。
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床貼り前⇩
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床貼り後⇩
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床塗り中⇩
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床塗り後⇩
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2階の個室たちを作っていたのは2020年年末位から春先にかけて。
私は旧自宅にまだいたので(猫6匹と)雪道を通いながら、コツコツ作っていった。徒歩1、2分くらいだけど。
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ちなみに棟梁も雪が多い時は路面に車を止められないので(除雪の関係で)コツコツ徒歩で通ってくださった(棟梁のお家は旧自宅の道挟んで斜め向かいくらい)ありがたい。
個室①完成後⇩
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個室②完成後⇩
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引き続き、次回は屋根裏&奥の個室編へ。
うーん、そろそろゴールが見えてきたぞーーーー(∩´∀`)∩
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