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Mein Mann und ich in Österreich - 夫と私とオーストリア #3

【タバコ事情 in オーストリアの巻】

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自販機に振り回される前に、店内で普通に買うのが一番楽なんですけどもね!


ヨーロッパでは手巻きタバコも根強い人気があるようで、私の周りでは箱派よりも手巻き派の方が多いです。葉の量を調節できるし、既に巻かれてるタイプよりコスパがいいらしい(義娘ちゃん談)。
一番よく見かけるのはドイツもののプエブロを吸ってる人かも。

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私も一度試してみたいんだよなあ。

ちなみに、冒頭漫画の最後のコマでご紹介したのはカナビス(大麻)の自販機。ちゃんと機能するのか、果たしてぼったくられずに購入できるのかは未確認……たまに試してる観光客は見かけるけど。
オーストリアでは大麻は違法なのですが、特に取り締まりをしている訳ではない(?)とか。なんじゃその日本の政治スキャンダルみたいなゆるさ。
堂々と駅前に店舗構えて大麻成分入り製品を売ってるところもあります。
そういえば去年、レストランの仕事仲間も「アイーダ(カフェ兼菓子販売チェーン店)がカナビス入りブラウニー売り始めるらしい」とか言ってたっけ(※ググったところ、昨年中に販売終了したようです)。ゆるいなあオーストリア。

タバコの自販機は数あれど、飲み物・食べ物の屋外自販機は日本と比べて圧倒的に少ない。ほぼ駅ナカでしか見たことがないです。治安の違いが理由なのでしょうか。
あとは自販機の機能が雑。お札を食いちぎられたり(我が家にはインテリア用の仏像前で供養されてる5ユーロ札がいます)、5ユーロ20セントのタバコを1個買おうと10ユーロ札を投入したら、機械の中にお釣りがないから引っ込みがつかなくなって、結局40セント足してふたつ買わされたりとか。
2、3回これをやられると、大抵のことじゃイラつかなくなります。というか、このくらいで怒ってたらもうオーストリアでは生きてけない。
あれ?日本のサービスって実は規格外の質なのか?と自分の中の“普通”の基準が揺らぎ始めたら、あなたも海外生活に慣れてきた証。 帰国したらどんな些細なサービスにも感動できますよ。

ところでオーストリアではここ数年、飲食店内での喫煙を禁じる法案が可決されたり撤回されたりが繰り返されています。ようやく秋だか冬から施行になるかな?と思いきや、やっぱ20時か21時以降から吸えるようにしようか?という妥協案も出たりと、長い間フラフラ。聞けば電子タバコや水タバコも対象になるんだそうな。
飲食業的にはやっぱり売り上げに影響が出るから反対という意見が少なからずあるよう。
喫煙者だってクソ寒い冬、雪降る中で店外に突っ立って一服とか辛いよね。喫煙が健康に悪いのは認めますが、当人は自己判断のもとやってる事だし、わざわざ他人が吸う権利まで奪うのは不公平じゃないかと私は思います。
週末スモーカー程度の私が口出すことじゃないかもだけど、現状どおり分煙でも良いのでは?

そうそう、あと夫が喫煙者でなければ絶対知る機会がなかったな〜と思うのは、耐風ライターの存在。
正式にはターボライターと呼ぶんでしょうか。ガスバーナーみたいに青い火が出るんですよ。夫曰く、もともとは戦時中に闇夜で火を灯しても敵に見つかりにくいように、また強風の中でも使えるようにと軍用に開発されたものだそうで。
これが風の強いウィーンでは大重宝するんですと。私は持ってないですけどね!いつかいいデザインのやつ見つけたら買おう!!

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