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Mein Mann und ich in Österreich - 夫と私とオーストリア #11

【ぶらり電車旅・初めてのチロル の巻①】

前回の更新から早1年……。時は驚くほど早く流れ、2022年も下半期に入ってしまいました。
シリーズvol.1ではケルンテン旅行の話をしていましたが、そちらはしばらく保留です。Vol.2の後半で、また小出しに描いていこうかと思います。

さて、話を現在に戻して2022年夏。

夫・ハインツがチロル州・テルフス(Telfs)にて毎年夏に開催される演劇祭 ”チローラー・フォルクスシャオシュピーレ(Tiroler Volksschauspiele)” に演者として携わることになり、7月からリハーサルのため現地入りをしておりました。
この演劇祭、元々は「国外で活躍するチロル出身の演劇人を地元に招いて公演してもらおう」という趣旨のもと始まったものだそう。
とはいえご当地出身者に限らず、国内外のアーティストが参加してチロル夏の目玉イベントの一つになっています。

さて、今回の演目については次回#13 で詳しく触れることにして。
今回は、ウィーン→チロルの移動方法や、テルフスの気になったポイントをご紹介していきましょう。

ウィーン ↔︎ インスブルック(チロル州都)の旅について

上のイラストで触れたのは、ÖBB(オーストリア連邦鉄道)ウェブサイトアプリ(ドイツ語・英語に対応)。
クレジットカード決済で簡単に乗車券の購入が可能です。車内で見せるQRコードは、①メール  or  ②ÖBBアプリ上、どちらでも受け取ることができます。
個人的には、予約の時点で座席指定をしておくことがオススメ!手数料3ユーロをケチって時間の長い夜行列車に乗ったりすると、最悪数時間立ちっぱなしで目的地まで……という可能性も。実際、今回利用した夜行電車でもそういう方をたくさん見かけました。

ちなみに、ウィーン↔︎インスブルック(チロル州都)間は、
【時間】最短4時間15分〜7時間前後
【片道料金】2等席・約35ユーロ〜 / 夜行列車:相部屋席・約25ユーロ〜

といった感じ。料金に関しては、早めに予約すると安めですが、当日ギリギリや2等席が残っていなかったりすると平気で70〜100ユーロ前後まで跳ね上がったりします。
夜行列車の相部屋席は6人まで座れる造り。同室の人との相性次第なので、快適さの保証が欲しい場合はあまりオススメしません。私は気にならない方ですが……


そして最後にテルフスについて。
州都インスブルックから、電車(Sバーン)を乗り継いで約30分ほどの場所にあります。小さな町ですが、自然に囲まれた景観が印象的。特に漫画にも描いたホーエムンデ山は壮観です!

最寄駅Telfs-Pfaffenhofen近くから見たホーエムンデ

この山、人の顔が上を向いているようにも見えることから、地元では「Der schlafende Riese(デア・シュラーフェンデ・リーゼ/眠れる巨人)」とも呼ばれているそう。

また別の角度から。教会の後ろに

サイクリング・ツーリング愛好者に人気の地域で、街中を絶え間なくサイクラーが行き交っていました。

テルフスは残念ながら美味しいレストランは少ないのですが(タイ料理のお店が美味しいらしいけど夏季休業中でした)、クロワッサンが絶品のパン屋さんがこちら↓ "Waldhart(ヴァルトハート)"

三角の看板が目印。テルフスの中心通り中腹にあるので、すぐ見つかります
包装の袋もちょっとおしゃれ

1個1ユーロで、日本の3倍の大きさの贅沢クロワッサンが味わえます(写真は撮り忘れてしまいました……)。

そして、もう1軒のグルメスポットがこちらのジェラート屋さん、"Gelateria Mantovani(ジェラッテリア・マントヴァーニ)"
どれを食べても絶品!人気はミルク系アイスと"Raffaello(ラファエロ・同名のチョコ菓子)" 味だそう。お店の方もとてもフレンドリーです♡

中にはサイクリング途中に立ち寄る人も
アイス以外に、コーヒーやプロセッコなども注文できます

……ということで、チロル訪問第1弾はここまで。
次回は、お目当ての演劇祭にフォーカスを当てていこうと思います!

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