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遅く起きた朝だって肯定して

夕方の5時のサイレンが鳴っている。
おやすみの日は、早起きしてお散歩して、カフェでお昼ご飯を食べて・・・と思うけど

起きたら13時30分。
目覚まし時計も気づいたら鳴り止んで、朝はおろか、お昼も過ぎようとしていた。
あーあ。そうだった。最近は、お休みの日に午前中に起きれてない。天井を見ながらうなだれる。
SNSを開いたらオシャレなランチや楽しい外出の投稿でうめつくされていることだろう。

窓際沿いに置いたベット。カーテンにかくれた窓から日差しが、うなだれた私をのぞいている。そして、ゆっくり体を起こして、カーテン全開に開けた時、いっぱいの日差しが自分の体を突き抜けていく。

(すっごいいい天気!)

その日差しを浴びながら少しベッドでゴロゴロして、読みかけの西加奈子のおまじないを読む。

小説は勿論だけど、最後についていた長濱ねるとの対談がすごくよかった。
小説はフィクションだけど、嘘をついている感覚で書きたくない。自分に正直であろうという指針のもとに書いている。みたいなことがかいてあり、いたく感動した。文字はじわじわと、自分の心を満たしていく

窓の外を見て、日差しの匂いを感じながら、自分の生活のリズムを実感する。

これが私の生活。頑張って早起きするのも大切だけど、それは特別なこと。
遅く起きた朝はリアルで、日常で、そんな自分のだめだと思うことも、書いて行けたらいいな。

誰かと比べて嫌になったり、頑張っているのに報われない時があったりする。
そんな生きづらさを、そういう人の心を、少しでも解けるように嘘のない言葉を紡いでいきたい。

重い体を起こして、買ったばかりのチャイの茶葉を煮出す。
寝過ごした時間は取り戻せないけれど、自分の好きなことを積み重ねてダメな自分も肯定できたらいいなあ。
(チャイを飲んだ後、作り置きもお掃除もハイスピードでできた。えらい!)


まだ起きて5時間しか経っていないよ。日曜日の夜、たのしみ尽くさなきゃ。

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