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今一番やりたいことに向き合っているか?を問い直す本

オリラジあっちゃんの、「中田敦彦のyoutube大学」でも解説されている話題の本、八木仁平著『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』(KADOKAWA)を読みました。

この本を買うのは実は2冊目で。1冊目は、仕事で、ある企業さんの研修にファシリテーターとして行ったとき、参加者の20代中盤の女性から、まさに「やりたいこと」がわからないというプチ相談を受けたんです。
少しお話したあと、彼女にとって、何かできることあるかなあ…と自室に戻って考えていた時に、ちょうど読んでいたのがこの本でした。

この本では、「好きなこと×得意なこと×大事なこと=本当にやりたいこと」という公式を使って、整理していきます。

ここで、「なりたいこと(職業)」でやりたいことを考えてはいけない、考えてしまうとルートが狭まってしまうという話(※CHAPTER3参照)があり、そうそう、そうなのよ。と納得感高かったです。

就活生でこの状態に陥っている人は、たくさんいますね。社会人になっても、結構いると思います。

話を戻すと、そこで、この本を翌日、彼女にあげてしまいました。

それきりになっていたのですが、改めて2冊目を買って、自分でも書き出しながら読み進めてみました。

感想としては、実際に考えていくと、結構大変です。30分~1時間程度でサーっと書いてみるだけだと、「うーん、確かにそうなんだけど、具体的にどうなるかっていうと、なんかピンとこないなあ…」ともやっとした感じが残る印象でした。

巻末に、補助となる質問やキーワードなどいっぱいあるので、じっくりやるとか、何人かでワークショップ的にやるとか、何回もやるとか、そうしていくことで、発見しやすくなりそうです。

私が好きだったのは、CHAPTER7の「やりたいことは仮でいいから、今一番やりたいことに向き合おう」というメッセージです。

将来のために役立ちそう(好きってわけじゃないけど)、という理由で
つぶしのききそうな進路を選択したり、良い大学に入ろうと一生懸命勉強してきた人は、みな心にぶっ刺さるんじゃないかな。

いつまで将来の「いつか」のために頑張るの?
本当に、いまやっていることにあなたは情熱持ててる?
ということを見つめなおして、一歩軌道を変える。
チャレンジしてうまくいかなかったら軌道修正していけば良いよ、って勇気をもらえる終わり方、良かったです。

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