チームの発達プロセスで、それぞれの個性を発揮させる
案件への対応や新しいプロジェクトに複数人で取り組む際には、必要なアサインメントを経てチームが結成されます。
プロジェクトはチームの力を合わせて計画通りに進行させて行きますが、力を合わせて行けるチームになるためにチームの発足段階からチームの発達が同時にされております。
チーム発達のプロセスについて大まかな流れとして
・プロジェクトマネージャから部門長の了解を得てアサインメントされる方に個別
に打診があり、現状から新しいプロジェクトの対応可否などの相談をしキックオ
フで顔合わせを行いチーム作業が開始される。
・メンバーは進行方法の議論などを行い自分に期待されているパートをメインに課
題に取り組み困難な課題などチームで知恵を出し合い協力してブレイクスルーし
てチームの結束力も経験値も上がりながら期日に成果を出します。
そしてチームは一旦は終了となります。
このプロセスの中で自分への期待に応えられるか、チームでうまく折り合えるか、業務過多にならないか、この人と組みたくない。など様々な緊張や不安から混乱が発生することもあります。
プロジェクトを進める上では、混乱は発生するものと認識しておいて混乱を解消できるように、状況に応じて討議を行うことやコミュニケーションが即時に取れるように、信頼関係を築けるようにチャットツールを使うなどしているかと思います。
お互いの信頼があってチームワークが発揮されるので、お互いの人格を認め合い、不安から思わしくない状況や対立等が発生したら速やかに解決に進めるような場を用意し認め合えるようにする事は大切なポイントです。
メンバーの性格や仕事のスタイルも色々とあるので個性の理解も必要です。
協調する/協調しない、献身的な/献身的でない、気配りができる/気配りできない、率先する/率先しない、協力的/協力を嫌がる。など。
細部にこだわる。前提をしっかり説明しないと動かない。言われたことしかやらない。思い込みで仕事を進めてしまう傾向がある。という個性もあるでしょう。
そして、
協調する人はメンバーの性格を理解し、うまく折り合いを自他ともにつけるようにしてプロジェクトが進むように協調を図ります。
献身的な人は自分のことより他者やチーム運営を優先して業務に取り組みます。
気配りができる人は自分を状況に適応してメンバー間の調整もできて人間関係を重視する傾向です。
率先する人は、チームを盛り立てゴールに向かってチームを牽引します。
このような個性の特徴と指向があり、
・作業や結果を重視する。
・信頼関係を築くことを重視する。
・新しい取組を取り入れることができる。
・プロジェクトを進めることができる。
といったタスクの役割とは違う側面の役割をそれぞれの個性が発揮されることによりチームを発展させることになります。
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