見出し画像

ピンチはピンチ😱!!『共創経営レポート』の制作裏話

皆さんこんにちは!ざみーです!
今回は管理職としての「つぶやき」ではなく、広報室でつくっている「共創経営レポート」の制作過程の裏側をお伝えしていこうと思います。


丸井グループの現在と未来がつまった『共創経営レポート』

裏側の話に行く前に、ちょっとだけ『共創経営レポート』についてお話させてください。
丸井グループが年に1回発行している『共創経営レポート』。
これは2015年から発行をスタートしました。発行当初は統合報告書として投資家をターゲットに当社の経営としての考えを知ってもらうコミュニケーションツールとすることを目的に制作してきました。
最初の発行から7年経った2021年。ちょうど新たな中期経営計画の発表の時期と重なったこともあり、共創経営レポートのさらなる高みを目指して「一般的な統合報告書からの脱却」を目標に制作を進め、財務データなど可能な限り削減。その時に発表した「インパクト」とステークホルダーとして重要視する「将来世代」にフォーカスをあてた内容でこの年は制作を進めました。
※良かったら以下URLからご覧ください👇
https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/i_report/2021/i_report2021_a3.pdf

よく他社の方からは「どうやってつくっているんですか?」と聞かれることが多いのですが、当社の場合はグループの社長である青井さん、CFOの加藤さんも含めて関連するIR部やサステナビリティ部、そして外部の方と半年ほどの議論を経て構成や内容を決めていきます。

ちなみに、巻頭にあるCEOメッセージも青井さん本人が書いてます。(当たり前のことのようですが、これを言うと結構びっくりされます)

また、企画ミーティングは、ただ単に今回の企画をどうしていくのか、というだけでなく社長である青井さんの考えや会社としての方向性をより明確にしていく場でもあります。
正直、初めてこのMTGに参加させていただいた時には、ハイレベルな会話にチンプンカンプンすぎて2時間の会議でただ座っていただけなのに、脳みそ使いすぎて疲労感がすごかったですw(レポートMTGのあとは糖分補給必須!)

発行のピンチ!大事な表紙が決まらない😱!!

さて、そんな感じのミーティングを経て徐々にカタチになっていく『共創経営レポート』。
今回のレポート制作に関しては、2023年6月のIRDAYでお話した「社会課題解決企業」にフォーカスを当てながら、当社の取り組み振り返りつつ、あらためて当社の強み(秘伝のタレ)を整理し、それから生まれてきたインパクトに向けた取り組みを紹介する構成にし、制作を進めてきました。

制作も佳境に差し掛かり、今回の表紙をどうしようかと制作会社の方と打ち合わせをし、青井さんにも提案に入ったのですが…

これが、なかなか決まらない💦

2021年のレポートの時は、取材の際に「将来世代と共にインパクトを起こそう」というキャッチフレーズにドンピシャなお写真が撮れたので、「これしかない!」という感じですんなり決まったのですが、今回はそういった象徴的な写真もなく…

2021年の共創経営レポートの表紙
タイトルのコピーと写真がぴったりハマって一発OKでした🙌

提案を持って行っても、指摘をされて戻ってきてしまったり、こちらとしても「これだ!」という提案を持っていけずにいました。
悪戦苦闘が続く中、すでに当初予定をしていた印刷所へのデータ入稿の日を一回伸ばしていてもらっていました。

「これ入稿できなかったら、また発行遅らせてしまうことになる😰」

私の中で焦りの気持ちが日に日に大きくなっていきます。
「ピンチはチャンス!」ってよく言いますが、その時の私は

「誰だよそんなこと言っている人!!ピンチはピンチだから!」状態でしたw

そんな時、あらためて提案を青井さんのところに持っていきました。
そこで言われたことは

「んーやっぱり、今回の冊子で一番伝えたいことが定まってないよね。」

その一言がまさに今回の迷走を表していると感じ、ハッとしました。

当たり前のことなはずなのに、焦りすぎて「とりあえず決めたい」という気持ちが先行し、青井さんから言われた言葉を「それっぽいもの」に落とすことに意識が行き過ぎていたことに気づかされました。

この後、今一度、自分たちの中で何を今回一番に皆さんに伝えたいのか考え、そしてそれを一番体現しているものはなんなのかというのを制作会社の方とすり合わせをしました。時に絵心皆無の恥を忍んで手書きのラフ案を書き、テキストで説明をしようとするもうまく伝わらず、PCで打ち込んでいた文字を全部削除して電話越しに想いを力説し、試行錯誤はいくつもボツ案を生みました。

その当時、青井さんとの打ち合わせで書いていた手書きのメモ📝
それを受けて絵心皆無のイメージ図😖
消したり、書いたりしてる痕跡からその時の必死感を思い出しますw
迷走しまくり、ボツになった表紙案たち

そこから何度も制作会社の方との打ち合わせを経て、今回のレポートで伝えたいことは「社会課題解決(インパクト)」に向けた歩み、そこに向けて芽生え始めているイノベーションについてだ!と整理し、イノベーションの芽生えとして決算資料でも使われていた「双葉」のイラストを採用しました。
双葉は、一葉は「インパクト(社会課題解決)」、もう一葉は「利益」を表し、この2つが両立していることを表現しています。
ほかに、これを両立するための要素を入れたくなるのをグッとこらえ要素をそぎ落としたデザインにしました。そうしてついに表紙が決まりました😭

汗と涙の結晶❄2023年の双葉の表紙🌱

『共創経営レポート2023』
https://www.0101maruigroup.co.jp/ir/pdf/i_report/2023/i_report2023_a3.pdf

ピンチから気づいたこと💡

締切などの期日に追われるあまり、どうしても完成させることに目が行ってしまい「言われたことそのままやる!」のような、子どものおつかいみたいになってしまったのが今回自分としても大きな反省点でした。(個人的には仕事をするうえで一番やっちゃダメなことだと思ってます…)

本社に初めてきたピヨピヨ🐣のころから上司に「担当としてどう考えているのか?」という問いかけをどこの部署にいってもされていて、自分の中では一番大事にしてたことなのに!くうううううううう!!悔しい!!!!

焦った時やなかなか良い案が出せないと思った時ほど、物事の原点に立ち戻って、しっかりと自分たちとしてはどういう意思を込めてこの案を提案しているのかということを組み立てないといけないなということに気づきました。(私のストレンスファインダーの1番は原点思考!しっかり活かしなさいよ自分!)

今あらためて、あの時やり取りをしていたスレッドを見ると吹き出しそうなほど焦ってるのが文面からも感じますし、心の底から「ピンチはピンチじゃーい!」と思ってたんだなと思いますが、今にして思うと立ち戻るためのチャンスだったんじゃないかなとも思います。(おっ!なんかうまいことまとまったぞw)

実はすでに2024年のレポートの制作MTGがスタートしております。今回はどんな感じになるのか、そして果たして年内発行できるのか…?w
皆さま結末をぜひみていただければと思います。

では、次回のコラムまでさようなら~👋

この記事が参加している募集

企業のnote

with note pro

仕事について話そう

仕事のコツ

with 日本経済新聞

みんなにも読んでほしいですか?

オススメした記事はフォロワーのタイムラインに表示されます!