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食とトレーニングと身体づくりと

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幼少期~アスリートの身体づくりについて、食事とトレーニングの視点からあれこれ書いたものをまとめています。
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#食事

【受験】勉強×運動×栄養

参考書などを出版している東京学参のHPで、受験生のための栄養コラム『受験生の食卓』を過去に連載しておりまして、そこで「勉強×運動×栄養」について記事を書いています。 現役東大生もその効果を実感していてこうして投稿されているのを見ると、勉強だけに時間を費やすのではなく、バランス力も大事なのだと再認識できますね。 甥っ子が高校3年生となり、まだまだ部活に打ち込んでいる状況ではあるけれど、引退してからも引き続き運動習慣をつけておくといいよと叔母からの唯一出来るアドバイスをしてお

母と“ヘルシー”の話になった

コロナ療養から明けて数日、久しぶりに母と顔を見合わせて喋った。 療養期間中はどんなもの食べてたの?味覚とか嗅覚に異変はなかった?食欲はあった?と色々聞かれたので、個人的な療養中の食の感覚を残しておくとしよう。 まず、味覚や嗅覚に異常が起こった際にすぐ気がつけるよう、レトルトのスパイスカレーを買い込んだ。食に関する仕事をしているから、この感覚を失うことの恐怖心がいちばん大きかった。 結果的に何も起こらなかった。幸運だ。 食欲はある。しかし、食べ始めるとすぐに満腹感がやってく

受験生向け栄養コラム「記憶力向上のコツ~勉強×運動、ときどき食事~」

過去問や問題集を出版されている東京学参様のHPで連載している、受験生向けの栄養コラムが更新されました。 今月は「記憶力向上のコツ~勉強×運動、ときどき食事~」です。 教育大国フィンランドで目にした「勉強×運動」についても触れています。 受験が間近に迫っているからこそ、心身ともにリフレッシュして学習効率を上げていきたいですね。

受験生向け栄養コラム「本当に必要?ダイエットを正しく知ろう!」

過去問や問題集を出版されている東京学参様のHPで連載している、受験生向けの栄養コラムが更新されました。 今月は「本当に必要?ダイエットを正しく知ろう!」です。 私自身が太りたくない願望で食べ控えをしていた小中学生時代。 おかげでおかしの量が増えました。 ニキビが増えました。 部活をやっていたのに、筋肉が思うようにつきませんでした。 結果的に、学校で学んだ栄養学やトレーニングの知識を活用してダイエットをする19歳まで、体重は増え続けていました。 ダイエット後、約20年間リバ

受験生向け栄養コラム「アスリートに学ぶコンディショニング」

過去問や問題集を出版されている東京学参様のHPに連載されている、受験生向けの栄養コラムが更新されました。 今月は「自分にあった体調管理法を身につけよう~アスリートに学ぶコンディショニング~」です。 アスリートも練習やトレーニングばかり頑張っていても結果を出し続けることはできません。 受験生も同じです。 受験で結果を出すためにどのようなコンディショニング(体調管理)が必要なのか、視点が変わるかもしれません。 夏で体力が落ちていると、秋で挽回できるかわからないまま冬の受験

流行りものには手放しで飛びついちゃダメよ、って話。

わかりやすくてキャッチーなケトジェニック(超低炭水化物の食事法)。 短期的に実施して効果があっても、長期的に向いてるとは限らない。 炭水化物を減らすことでたんぱく質と脂質の摂取量が増えると、腎機能の低下や悪玉コレステロール値の上昇につながるし、特に妊娠の可能性がある/妊娠中の女性は、自分だけじゃなく胎児にまで影響が出るリスクが上がるから、やるならそこも考慮して納得してからやってね、と言いたい。ってか、言う。

合宿での栄養セミナーの1ヶ月後にアフターフォローを実施したら効果テキメンでした

4月に中学1年生だけのサッカー合宿が行われ、食と身体づくりについての栄養セミナーを実施しました。 そこでは、 ①主食、主菜、副菜を3:1:2で食べよう ②ごはん(1杯150g)を6杯食べよう という目標設定を行い、合宿期間中から意識して実践してもらいました。 その1ヶ月後に、彼らの意識や実行率、身体がどのように変化したのかを確認&振り返りをしつつ、更なる動機付けのためのアフターフォローセミナーを実施することにしました。 アンケートで、行動目標の実行率、体重の変化、意識したこ

食に無関心な人はいても、無関係な人はいない (※漫画の紹介じゃないよ)

「この漫画に無関心な女子はいても、無関係な女子はいない」 この文言にやられて購入した『さよならミニスカート』。アイドル活動をしていた主人公が、事件をきっかけにアイドル界から姿を消し、身を守るために男子のように振る舞うようになる。一方で、男子の理想を絵に描いたような同級生がいて、お互いの言い分はわかるけれど相容れることができない。 誰のために「可愛く」「女の子らしく」いなければならないのか、女の子の在り方を問い、男子側も異性に対するステレオタイプを見直すきっかけになるであろう

“ヘルシー”とは何ぞや。

スポーツ栄養士×アスレティックトレーナーの後藤です。 東京では早朝から冷たい雨が降っています。 家を出た瞬間冬のにおいが漂っていて、寒いのが苦手な私は絶望しつつ冬の到来に覚悟を決めました。 温かいインナーシャツの上に、胸からお尻まで腹巻きを装着、タイツも履いて防寒はバッチリです。 さて先日、オリジン弁当で会計をしているときに「これ、ヘルシーだから良さそう」という女性二人組の会話が聞こえてきました。 これ、いつも疑問に感じていたんです。 ヘルシーとは何ぞや? 確か、その女

「特別なことはしていません」は本当なのか?

こんにちは。スポーツ栄養士×アスレティックトレーナーの後藤優子です。 最近、私のまわりでは季節の変わり目で体調を崩す人が多くなっています。 秋らしい気候になったと思いきや、日中は汗ばむほどなのに、夜は冷える。からだがついていけないですよね。 しかし、ありがたいことに私は小さい頃から大きな病気も、もちろん小さな病気もほとんどせず、いわゆる“健康”そのもの。 (ここでは主に身体的なものを指しています。) そこで、ふと疑問に感じたんです。 その差は何だろうと。 例えば、女優やモ