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それほどいい日ではないけれど旅立ち~バス旅情編~

いい日旅立ちとなればよかったのだけれど、前日に普段飲まなくなった酒がしこたま残った状態のまま、とある事情により一人バス旅となった。

旅はいい。今となっては自動車に乗るのが当たりまだけれど、バスに乗る心地よさと運転しないことによる自由時間を堪能できる有り難さを痛感する。当然それは快適なスペースと隣人による影響が大きいとはいえ。

旅のお供

公共の期間で飲食するのはいかがなものかと言う議論がある一方で、長距離バス/電車では暗黙に許容されていることが多い気がする。かくいう私も食べたりする方だけれども、匂いがするから配慮してと言う意見があるのもわかるし、おばちゃん同志でおかずを受け渡したり、深夜ともなると仕事終わりの殿方が飲酒に走りたくなるのもわかる。しかしながら、泥酔してはしゃぐのには参った。

じゃれあう二人

二人のおっさんが酒臭さをまき散らしながら、はしゃいでビンタしあう光景は異様なものでもあり、唐突に立ち上がっては運転席に行ったり、通路席で放屁をかましたりでここは無法地帯なのであるかのごときである。前席にいたおば様たちも普段であれば、べちゃくちゃおしゃべりされるであろうが、至って静かなのがせめてもの救い?なのであろうか。いや、マダムも当然被害者だ。

酒で気分がよくなり、攻撃的になる面があるのはわかる。おじさま達の行動を見て、こうなってはいけないなと反面教師にした一日であった。

読書捗る

とは言え読書が進むこと×2。前日の頭痛はあったものの、読んでいた本が面白かったのもあるけれど、行きも帰りも読書三昧。少し疲れたらSpotifyでアコースティックギターなんかを聞きながら景色見て一休み。おしゃれですな。

読んでいた本は「誰がアパレルを殺すのか」。どこかの書評でソフトウェアにも関連するなど目にしていたせいか気になって購入。一気に読み切った。

そもそも成功?

成功は捨てきれないものだ。自分の成功体験はあの時は良かったと振り返っては悦に入って、その成功体験をなぞろうとする。いや、自分は違うとは思いたいけれど、考えてみると当てはまる。すぐに捨て去れなんて簡単に言うけれど、それほど成功体験がないなかでは、捨て去るなんて出来ない意気地なし。男は特に物同様に捨て去ることが苦手な気がする。うーん、悲しい。自分だけかもしれないけれど。待てよ、そもそもそれは成功なのかと言う思いも。

技術の進歩により、過去のものにすがりつけることがなかなか出来ないのがエンジニアの世界。それは都会に比べて時間の進み方は遅いかもしれないけれど、確実に目の前に迫ってくる。目をそらすのは簡単だけれど、直視して努力しなければいけない。客観的に言っているけれど、自分へのメッセージ。

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