【初めて読む小説家】読書感想文「ほどける とける」大島真寿美 著

【初めて読む小説家】読書感想文

ふだん小説をあまり読まないので
素敵な出会いを求め、図書館でほぼ「あ」から順に、
知らない（読んだことない）作家さんを選んで「ジャケ借り」して読んでます。
内容を楽しみつつ、いつも読む実用書と同じように、気になるフレーズの感想や気づきを書いております。
ちなみに読んだことのない作家の本を読むことは「脳の活性化」に良いそうです。

どうにも先が見えなくて、めんどくさくて、将来の夢もわからない――。確固たる理由もないまま高校を突発的に中退し、祖父が営む銭湯を手伝っている18歳の美和。夢も希望も自信も失ったままモラトリアムの日々を過ごしていたが、漫画原作者の佐紀さんを始めとする常連客との交流や淡い恋を経て、進むべき道を見いだしていく。まだ何者でもなかったからこそのかけがえのない青春をみずみずしく描いた、珠玉の小説２編を収録。

「ほどける とける」
（裏表紙内容）

※ネタバレあります！！

だんだん気持ちが沈みだしたのは、とにかく辞めればなんとかなる、辞めれば何かが変わると思っていたのに、辞めてもなんにも変わらないんじゃないか、なんにも変わってないんじゃないかと気づきだしたせいだった。

「ほどける とける」

（感想）
本当にこれ、何回やっても成長しない。
「やらないことリスト」は得意なのに、「やることリスト」ができない。

（ToDoリスト）
□「やること」を「やらないこと」に変換して、少しでも前へ
（「お金を稼ぐ」変換→「財産にならない無駄な時間は過ごさない」）

大学で何がしたいんだかわからないし、いや、それよりなにより、これからの長い人生、どうやってやり過ごせばいいのか、それがまずわからなかった。

「ほどける とける」

（感想）
「未来（お金や余裕ができたら）に何をやりたいか」ではなく「今この瞬間に何をすべきか（したいか）」も大事。

（ToDoリスト）
□マルチタスクしない
□「ToDoリスト」作ったら１個ずつに集中

姉ちゃん、悪いことは言わない、大和湯でバイトするくらいなら、RPGやって知恵と勇気の使い方を学べ

「ほどける とける」

（感想）
ロープレとは「役割演技」という意味らしい。「なりたい自分」を演じればいいのか？

（ToDoリスト）
□どんな自分になりたいか書いてみる（ロールモデルでもOK）

ちゃんと説明してみなさい、と母親に問いつめられた時。黙ってちゃわからん、と父親に叱られた時。平和な気持ちになりたいんだ、って言ったら、許されただろうか。
ふざけてる、って一喝されて終わりだったかな。だよね。つまんない。

「ほどける とける」

（感想）
否定されるとわかっているのに話したって意味がない、って思っちゃうんだなぁ・・・

（『ToDoリスト』という名の願望）
□「私の気持ちを言ったまでだ！否定される筋合いはない！！」とか言ってみたいなぁ

この人と出会って、この人がくれた小さな自信で、少しだけ前へ進めるようになったんだわ

「ほどける とける」

（感想）
コミュニケーションの圧倒的な偉大さ。憧れでまぶしくて、最早こわい。
（ToDoリスト）
□まずは自分ができる範囲の「アウトプット」をやる！