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【初めて読む小説家】読書感想文「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」伊与原新 著

【初めて読む小説家】読書感想文

ふだん小説をあまり読まないので
素敵な出会いを求め、図書館でほぼ「あ」から順に、
知らない(読んだことない)作家さんを選んで「ジャケ借り」して読んでます。
内容を楽しみつつ、いつも読む実用書と同じように、気になるフレーズの感想や気づきを書いております。
ちなみに読んだことのない作家の本を読むことは「脳の活性化」に良いそうです。

お天気はゼッタイにえこひいきしない――天気予報が大嫌いな気象予報士・菜村蝶子と幼なじみの探偵・右田夏生の元に舞い込んでくるささやかな、でも奇妙な依頼の数々。降らなかったはずの雨や半世紀以上前の雷探し、“誘拐”されたバイオリンや早咲きの桜に秘められた想いを解き明かす鍵は天気予報!明日の天気を願う時、それは誰かの事を想う時――。あなたの心の雲もきっと晴れるハートウォーミングお天気ミステリー。

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」
(裏表紙内容)

※ネタバレあります!



「――韓国には『サムギョプサルを食べると、体内の黄砂が洗い流される』という迷信がある」

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」

(感想)
きっと各国おもしろい迷信があるんだろうな。
人柄が国柄を作るのか?国柄に人柄が染まるのか?
(ToDoリスト)
□「病気の時の迷信」各国を調べたらおもしろいかも♪

昨日も一昨日もこの時間は毛布の中で震えていた。まだ何日も雷雨が続くようであれば、とても精神がもたない。

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」

(感想)
この怖さを理解してくれてる人がいると思うと心強いし、安心する。
「恐怖」は耐える派?
克服する派?
私は人に寄り添ってもらう派。
(ToDoリスト)
□自分のことを理解してもらいたければ、先ずは相手のことを理解する。

<同じような雷雨がこれで三日続きましたね。よく『雷三日』などと言いますが――>

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」

(感想)
初めて知った!いつも「雷続くなぁ」って思っていたけど、そういうものなのね。
「二度あることは三度ある」って良い意味で使われないよね。
(ToDoリスト)
□悪いことも「良い意味」に捉えられるか考えてみる

「落雷を受けた物体のそばにいると、受信物体から人体に向かって二次放電が起きる。二メートル以内はとくに危険。落雷電流の主流が人体に流れ込んで、直撃されたのと変わらない被害を受ける。『側撃雷』と呼ばれる現象よ。――」

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」

(感想)
だから「木の下に行くな」って注意されるのか!
二メートルというのは室内でもなんだろうか?
目に見えない危険が一番怖い。危機管理能力、大事。
(気付き)
説明書で最も大事なのは「警告」と「注意書き」

「『稲妻』は『稲の伴侶』っていう意味。雷にともなって降る雨が稲をよく実らせるとか。落雷を受けた田んぼでは稲がよく育つとかいう話があって、それが由来なんだって」

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」

(感想)
田んぼで稲妻を見たことがある。私にとっては最悪の出来事だったけど、田んぼにとっては最高だったってことね。
自分にとっての「良いこと」が人によっては「トラウマ」かもしれないし、自分にとっての「コンプレックス」が人によっては「羨ましいこと」なのかもしれない。
(ToDoリスト)
□「やめたいのに、やめられないこと」をリストアップ
□リストアップしたものをネガティブ変換して、「やめたい」気持ちにもっていく

<「明日の天気なんかどうでもいい」ということは、つまり、よくわかっているということですから>
<よくわかっている?何をでしょう?>
蝶子は、さも当たり前のことのように答える。
<天気は、誰もえこひいきしない>

「蝶が舞ったら、謎のち晴れ」

(感想)
わかりきっていることを考えたり、悩む意味はない。
至って普通なこと。
(ToDoリスト)
『何か不安なことが起きた場合』
□自分がよくわかっていることなら大丈夫なので、焦らずに「よくわかっているから大丈夫!」と自分に言い聞かせる

















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