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限界なときにかつての上司に送りたかった言葉


数年前から、思いついたことやその時の感情を
メモアプリに記録している。

尊敬する人のまねから始めたのだけど、
書き出すことでだんだんと落ち着いて客観的になれるから気に入って今も続けている。

ふとしたきっかけで過去に書いたものを遡ると、
前の職場で働いている頃のものがたくさんでてきた。


はじめは、色んな問題にぶち当たって、怒られ、
でも成長したいっていう前向きな文章が多かった。

やめる半年前頃から違和感を覚えはじめて、
理不尽さに腹を立てたり涙を流していたりする文章が増えていってた。



文章の流れをみれば気持ちの変化は明らかなのに、辞める選択肢がでたのは退職1ヶ月前だった。



辞める数ヶ月前の文章を、タイトルと誤字もある文章そのままで。

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「ほんとは送りたかったもう無理な気持ち」


日々至らないところばかりで申し訳ありません。
毎日気が重いです。出勤するのも笑顔で働くのも辛いです。
心を騙して楽しんでいますが辛いです。

逃げたいです。
どうしていいかわかりません。
前向きな言葉は今は出せません。

強い口調で詰められるのも、私だからこういう指摘の仕方をするんですよね?
◯◯さんや△△さんが例え同じことをしても言わないですよね?

どうしてモチベーションを下げる言い方ばかりするんでしょうか

頑張る意欲も湧きません


すみません。今は何も言えません。
ずみません。もう無理です。

今は前向きな言葉が返せず申し訳ありません。

明日はもう頑張りたくありません。

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上司と毎日メッセージを交わす中で、
こうやって返信したい時があったんだと思う。

勢いで打ち込んでさすがに送信できないから
メモに残したんだろうな。

この後それなりに取り繕って返信して、次の日も出勤した。

何を言っても否定される日々が続いて、
毎日必死にYESをもらえる返答を探していた。
質問も全て攻撃に聞こえるようになってしまって
心が限界だった。

あー辛かったな。思い出して涙が出た。


だけど、今となっては懐かしいと笑える心の余裕がある。


こうした日々の積み重ねが目に見えるから、
記録するのは面白い。

「メモが自分の財産になるんだよ」
そう教えてもらった5年前。

本当だなぁと時間を経て実感する。

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