5分でわかるマルクスの「資本論」とは??

かの有名なマルクスが提唱した「資本論」とは。

結論から言うと資本主義は、労働者(労働力)が生み出した価値と同等な報酬がもらえない!ということだ。

資本主義社会というのは「値段がついている商品の集まり」だ。

この商品の価値というのは「労働力」の大きさで値段が変わる。職人が手を凝って作ったものにはそれ同等の値段が付く。これが価値だ。

ここで本題。この労働力に対して支払う給料を「再生産費」という。これはいわゆる「明日も元気に会社にきて働けるお金」だ。これだけ渡せば、生活できて働けるよね?というお金だ。

ここでマルクスが主張したことはこの関係は平等ではないということ。例えば労働力が生み出した価値が10億円だとしても結局30万円しかもらえない。

この「労働者が生み出した価値」と「労働者に支払われる生活費」の「差額」が資本家の利益になるのだ。資本家は儲かったお金でまた新しい労働者を雇い、新しいマシンを買う。そしてそれを扱える優秀な人材だけを残す。これらの人が作った商品はコスパが良いものになる。そうすると物価が下がり、やがて給料も減る。このスパイラルこそが資本家を大きくする。資本主義なのだ。

我々はこのような社会の中で生き抜いていかなければならない。

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