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冬休みは、おうち時間に“ぬりえ”を楽しもう!

2020年も残すところあと少し。
今年の年末年始は、外出を控えて、おうちで過ごす方も多いのではないでしょうか。もし、おうち時間の楽しみ方で悩んでいるなら、子どもも大人もついつい夢中になってしまう“ぬりえ”はいかが?

ぬりえだけれど、ぬりえの枠に収まらない、コミュニケーションできるアート、そんな楽しい「NuRIE(ヌーリエ)」

今回は、開発秘話も交えながら、その魅力をお話します。

みんなのアイデアの種を拾い集めたら
ちょっと普通じゃない“ぬりえ”が完成しました

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たくさんの商品を扱うマルアイですが、通常の商品企画は、「こんな商品を作りましょう」という目標の具現化からスタートします。しかし、それとまったく違う段階を踏んで商品化されたのがこの「NuRIE」シリーズ始まりは、多くの社員が頭の中で描いていた「こんな商品があったらいいな」という“アイデアの種”でした。

そのひとつが、元々マルアイが作っていた模造紙
模造紙に、学校教材としてだけでなく、さまざまな活用方法の可能性を感じていた社員がいたのです。また、人に気持ちを伝える商品を多く作ってきた会社だからこそ、ぬりえがコミュニケーションになるのでは、と考えた人も。
ちょうど東日本大震災があったことも、大きなきっかけに。
当時、被災地では子どもたちの遊び場がなく、体育館に模造紙を敷いて自由に絵を描かせていましたが、いざ真っ白で大きな紙を前にすると、なかなか手を動かせない子どもが多かったそう。「ぬりえなら、もっとのびのび遊べるんじゃない?」。そう考えた社員もいたのです。

色々な人の「あったらいいな」の種を集めたら、自分たちでもびっくりするほどユニークな花が咲きました。

「NuRIE」のサイズはなんと1189mm×841mmのA0サイズ。
所狭しと描かれた絵には、よく見るとご存知の場所やモノ、数字やアルファベットが隠されています。思わず笑ってしまう、愉快なモチーフもぎっしり。色を塗れば、アート作品として存在感を放ちます。
遊ぶほどに新しい発見がある、新感覚のぬりえです。


最大の魅力は、世代問わず夢中になっちゃう
楽しさと愛嬌がいっぱいの絵柄

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MoMA Design Store でのライブペイントイベントや、全国各地でのワークショップの開催などを行ってきた「NuRIE」ですが、よく目にするのが、子どもと大人が一緒になって夢中になる光景です。その理由こそ、ラフで自由な雰囲気の絵柄と、あちこちに散りばめられた、クスッと笑える小ネタ的要素の数々。
たとえば、動物たちがモチーフの絵柄の「ANIMAL LAB」には、動物に混ざって天狗や死神など、「えっ!」と思わせるような架空のいきものが描かれていたり、日本地図を題材にした絵柄の「NIPPON PON!!」の中には、坂本龍馬やペリーといった歴史上の人物ががいたり…。
つい誰かに教えたくなってしまうネタは、会話を生み、コミュニケーションを広げます。子どもに「これって何?」と考えさせる、知育のきっかけにも。

そんな楽しいアートを手掛けているのが、世界的に活躍するデザイン事務所SwimmyDesignLab(スイミーデザインラボ)
アートディレクターの吉水卓さんは、「老若男女がいつの時代でも楽しめる、普遍的なデザインを」と絵柄を細部までしっかり描き込み、塗っている人が物語を作れるように工夫したのだとか。
吉永さんの絵には、塗った色がはみ出しても、それもまた味わいになる懐の広さがあります。ぬりえを“きちっと塗らないといけないもの”ではなく、“自由に塗っていいもの”にしたい。そう考えていたマルアイにとって、SwimmyDesignLabとの出合いは、商品開発への大きな後押しとなりました。
「ご自身で新しく柄を描き加えて色付けしたり、テープや色紙を貼り付けたり。みなさんの作品をみるたび、毎回新しい驚きがあります」と吉水さん。

自由だからこそ、塗り手の個性が全面に出たオリジナルのアートになっていく。
アートは、壁に飾ればインテリアに。
ただの塗り絵の枠を超えた、「NuRIE」だけの楽しみ方です。


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SwimmyDesignLab  / 代表:吉水 卓 
米国フィラデルフィアにて総合芸術を学ぶ。
帰国後、デザイン事務所「株式会社スイミーデザインラボ」を設立。
近年は、日本を代表するアニメーション作品とのコラボーレーションアートを発表。また、MoMA Design Store でのライブペイントイベントなど、アートとコマーシャルの境界線無く活動。独特なタッチの絵は国内外で評価されている。


A0のビッグサイズだけじゃない!
続々広がる、どんどん増える楽しみ方

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バリエーションの豊富さも特徴の「NuRIE」シリーズ。
みんなで囲んでわいわい塗りたくなるものの、A0サイズはちょっと大きい! という意見もあり、「NuRIE」に続いて考案されたのが「NuRIEto(ヌーリエトゥー)」でした。「~になる」、「~になっていく」という意味の英単語の「to」に掛け、さまざまな用途に使えることを名前で表現。トゥーはもちろん「2」でもあります。実はこれ、SwimmyDesignLabの吉水さんが名づけ親。手軽なシートサイズだから、プレイスマットやブックカバー、ラッピングペーパーなど、アイデア次第で楽しさ無限大!
その後、大切なものをしまったり、インテリアとしても飾れる大きめの箱型「NuRIEbox(ヌーリエボックス)」が登場。
2m以上ある長~い巻物状になった「NuRIEroll(ヌーリエロール)」は、箱から引き出しながら次々飛び出すストーリーを楽しんだり、cmとinchの2種類の目盛りで、色々なものの長さ(もちろん、身長も!)を測ることができます。
「NuRIEtape(ヌーリエテープ)」は、幅9cmのマスキングテープ状。あっちこっちにペタペタ貼れば、どんな場所でも一瞬で愉快な「NuRIE」ワールドに。ラッピングやデコレーションにも活躍しそう。

本来、ぬりえは冊子と向き合って色を塗る、どちらかというとパーソナルなもの。がしかし、「NuRIE」はパーソナルどころか、その逆。
家族や友達とのコミュニケーションツールとして、
みんなで楽しめるぬりえなんです。

みんながにぎやか、みんなが笑顔になってしまう「NuRIE」の世界観。
ぜひ、この年末年始のおうち時間に体験してみてください。



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