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SUNNY 強い気持ち 強い愛、を観た!

制作:2018
監督:大根仁
撮影:阿藤正一 橋本佳二
主演:篠原涼子 広瀬すず 小池栄子 ともさかりえ 渡辺直美 池田イライザ リリー・フランキー 松本穂香 山本舞香

■あらすじと感想
仲良し6人組の女子高生。大人になって普通の主婦として暮らす主人公。偶然、昔の友人に出会う。余命1ヶ月の末期がんを患っていた友人は昔の仲良し仲間に会いたいと願う。ある事件をきっかけに疎遠になった昔の仲間だが、願いをかなえる為に探し始める、という感じでしょうか。

■篠原涼子はきれいなお姉さんだが、広瀬すずや松本穂香など女子高生役の女子高生と一緒になると切ない気持ちになった。また、広瀬すずはどこまで行っても広瀬すずだが、いいなぁ、と思ったのは広瀬すずの家にいるときの演技。これは秀逸。家にいる感じ満載で、楽しい気分になり観ていて笑顔になりました。演技派です。ありがとう。あと、山本舞香の綺麗さと聡明さが際立ち、映画よりも綺麗を感じる方へベクトルが行ってしまう自分がまた切ない感じになった。綺麗すぎる光はこの場合は罪なのだろう。同様の時代設定の映画だが、バウンスコギャルの佐藤仁美を彷彿しました。

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■狙いなのかもしれないが、篠原涼子⇔広瀬すずに象徴される、女子高生時代と大人の姿が違いすぎるのには参った。私の場合、良くも悪くも「えっ、こうはならないでしょ」というギャップで物語に没頭できないときが多すぎました。予告では気にならなかったのですけどね。

■青春と再会する、というのがテーマのようだが確かにそのままの内容。若い、という事はそれだけで価値であり、何物にも代えがたい。大人には「無駄」と思えることに必死になる事をこの映画はカットバックしながら、大人になった自分に伝えてくれているのだろう。どうでも良いことに笑ったり、歌ったり、踊ったり、喧嘩したり、じゃれったり、泣いたり…。私は最近無駄なことをしただろうか。無駄を無駄に考えてみよう。

■印象に残ったカットは、篠原涼子の家でのカラオケ終わりのカット。笑いました。編集の間合いと構図が抜群でした。ではでは。

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