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閉鎖病棟入院日記Re.③

クリスマスを今年は病院で過ごした。
まさか入院中にクリスマスを迎えるなんて、想像もしてなかった。

けど思ったよりも何事もなくクリスマスは終わった。
お昼ご飯がお寿司とオードブル、ちょっとしたクリスマスケーキといういつもより豪華なものになっていたくらい。

インスタを開いたら友達のキラキラのストーリーが流れてくるから、あまり見ないようにしていた。
けどやっぱりちょっと見てしまって、今の自分と比べてしまう。
比べてもなんの意味もないのに…

今年のクリスマスは病院で希死念慮と闘っていた。
「死にたい」という気持ちがいつもよりも強くて、手首を傷つけてしまった。
自殺の方法を考えたり、クリスマスに何を考えてるんやっていう過ごし方だった。

どうしようもなくなって泣きながら詰所に頓服をもらいに行った。
そしたら主治医の先生と出会った。

「死にたい気持ちがなくなることはない」
「死にたくないと生きたくないの気持ちのバランスが取れるように、お薬を調整していこう」

と言われた。
死にたい気持ちがなくならないのなら、私はずっとこの苦しみの連鎖から抜け出せないってこと?
それは辛すぎる…

今の自分には夢も希望も何もない。
何も残されていない。
本来なら将来の夢に向かって頑張ろうと思えているんだろうけど、今はまったくそう思えない。

看護師さんにも言われたけど、やっぱり心が疲れているのかな。

どうしたら死ねるのか、どうしたら生きやすくなるのか、そんなことばっかり考えている。

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