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冬の食卓におすすめしたい柚子胡椒

柚子胡椒。

これまであまり身近におらず、
なんとなく疎遠な存在だった。

そんな存在だったが、
去年の夏に実家で空前の柚子胡椒ブーム。

鶏肉と和えると美味い!と聞いた数日後、
何気なく道の駅を見ていると

柚子胡椒と目が合った。

試しに買ってみると
これが…うまい。


それ以来、心を奪われてしまったのだ。


その時から、柚子胡椒を手作りするのが
私の夢となった。

だが、季節はどんどん巡り、
店頭には黄色い柚子が並ぶように。

しまった…
青柚子の時期を逃してしまった…!


でもどうしても柚子胡椒を作りたく、
試しに黄柚子でやってみた。

これが、うまい…!

青柚子特有の青臭さがなく、
黄柚子の華やかな香りが
鼻から抜ける。

青柚子の青臭さも美味いが、
黄柚子の華やかな香りもたまらない。

活用法はというと、

①鶏の砂肝を薄くスライスしたものと
黒木耳を蒸し炒めして和える。

→おつまみ的に美味い。

②味噌汁に耳かき一杯程度添える。

→華やかな香りのちょっと贅沢な味噌汁に。


③トーエー食品さんのチキンラーメンに入れる。

→これ、家族にも内緒なんですが、めちゃウマなんです。


こんな感じで、オールマイティーにイケる凄いやつ。


そんな柚子胡椒。
原材料は柚子の皮、唐辛子、塩

という、とてもシンプルなもの。


さて、冬という寒い季節は
寒さが苦手な「腎」という働きが
弱りがちに。

※東洋医学の用語で
「腎」とは、生命力などを司ります。


その「腎」を労わる味として
「鹹味」(かんみ)がある。
馴染みのある言葉だと、塩辛い味。

具体的には、天然塩、味噌、醤油などの味。

冬は腎を労わるために、
これらの味を適度に摂ることが
食養生的に大切だと言われている。

ただ、東洋医学では、
鹹味を摂りすぎると
「心」を傷めるという関係がある。

※「心」とはいわゆる心臓の働きが含まれる。

その「心」を労わる味が苦味。

そこで、
・「腎」を労わる鹹味と
・鹹味によって影響を受ける
「心」を労わる味である「苦味」

を含む味が
身体に負担の少ない味と言える。


なんと、柚子の皮は
「苦味」の分類だった…!!!!!


しかも、
「苦味」で傷つけられる「肺」を
労わるための「辛味」である
唐辛子までしっかり含まれている…!!!

こんなに東洋医学的視点で
完璧な配合だったなんて…!

これを知った私が
いかに興奮したか。


つまり、冬は「鹹味」とともに
「苦味」を。

何なら、手っ取り早く
「鹹味」
「苦味」
「辛味」
がバランスよく含まれた柚子胡椒を
是非、冬の食卓にご活用ください。


私の暮らしを応援してくださると嬉しいです。私の心地よいと思う世界に繋がるように循環させていきます。