世界史おすすめ教材
京大文学部は特色も一般もセンター試験/共通テストで政経・倫理・日本史B・世界史B・地理Bから2科目、二次試験では日本史B・世界史B・地理Bから1科目を選択して受験しなければなりません。私は、センターは世界史と日本史を選択し、京大の二次試験は世界史を選択することにしていました。(同志社の一般も世界史を解いた気がします。)地歴2科目ということで友人には「重そう」と言われました。確かに暗記する量は多いですが、世界史も日本史も繋がっているのでより深く理解することができたと思っています。しかし、この選択よって政経や現社の勉強をほとんどしなかったことを後悔もしています。
当時の世界史の成績は、
進研模試偏差値 75〜80
駿台京大実践模試偏差値 60前後
センター本番 95点前後(記憶が曖昧で申し訳ありません)
というもので、二次試験では武器にはならないが足を引っ張らない程度です。暗記が少し苦手だったので、細かい語句で点を落としていました。
勉強法としては授業でインプット、問題集でアウトプットという形で、インプットとアウトプットをセットに行いました。京大の世界史に対応するためには教科書と資料集全ての内容を覚えておくくらいの気合が必要です。
さて、今回は私が実際に使用していたおすすめの世界史教材について書きます。
①『詳説世界史研究』 山川出版
最もおすすめしたいですし、いまだに読み物として楽しんでいます。簡単に説明すると「教科書の上位互換」です。教科書は学習内容に必要なものから説明され、重要度の低い用語は省かれていることもあり、時に説明不足な感が否めません。教科書を読んでいると、「この文章の間に何が起こったのだろう、、?」と感じる時がありましたが、詳説研究は圧倒的な文章量やコラムでその欠点を補っています。
私は、単語帳で一問一答形式で用語を覚えるのが得意ではなく、物語のように話の中で結びつける方が覚えやすかったので、流れを把握しながら細かい語句まで覚えられて重宝していました。
ただ、教科書より分厚く、教科書より字が小さく、教科書より高いので、字を読むのが苦手な方やそこまで詳しい情報を求めていない方は必要ではないかもしれません。個人的には「単語帳兼通史把握」として使っていたので、値段は気になりませんでした。
②『実力をつける世界史100選』 Z会
一問一答と記述問題の両方が収録されています。正誤問題や選択問題、穴埋め問題もあるので、共通テスト対策にもなります。難易度も基礎〜資料集にしか書いていないようなものまであるので、難関私立対策にもおすすめです。
解説が充実しているのも推しポイントです。問題に出てきた単語だけでなくその周辺情報にも触れられるので答え合わせしながら復習することができます。問題冊子と解答冊子が分かれていて解答冊子の方が厚いことからも解説の丁寧さが分かります。
③『世界史論述練習帳』 Parade Books
論述問題の対策用です。特に別冊の60字問題は東大・京大などの難関志望者が過去問を解くための基礎固めに良いと思います。頻出テーマが厳選されているので苦手克服にも適しています。
上の画像にもありますが、設問内容に対して限られた文字数内でどのように文章を構成して解答するかを理解することができ、解答のテンプレを作ることが可能です。特に "比較" と "通史" はよく問われるので練習しておく必要があります。また、様々な大学の論述の過去問が収録されているので、色々なタイプの問題に触れることができます。
また、添削する際のポイントも書かれているので、自分で添削することができ、さらに理解度や定着度が上がりました。ただ、論述の添削は自分でするだけでなく学校の先生にもしていただくのが良いと思います。
以上、おすすめの教材をご紹介しました。
さて、本日より今年度の共通テストの出願が始まりました。受験生の方々、それを応援される方々におかれましては、いよいよ受験到来ということで気合が入っていらっしゃるかと思います。陰ながら応援しております。
最後までご覧いただきありがとうございます。
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