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【感想】ポスターでみる映画史 Part 4 恐怖映画の世界@国立映画アーカイブ

公式ページ↓

に行ってきた。

入口

ホラーは好きなんだけど、古いやつはちょっとなぁと敬遠している私です。

表現が古いし、CGもカクカク、特殊メイクも違和感ありで白けてしまうんだよな〜 というのが、古めのホラー映画を敬遠している理由なのだけど、ポスターは好きかもしれないと思って見てきました。

結果、行ってよかった!!!

やはり歴史を知るの大事!
この作品がこれに影響してる、とか。
これ作ったとき監督はこっちも作ってた、とか。
原作はこうだけど映画はこう、とか。

ポスターごとに簡潔にまとめられた細かいTipsが掲示してあり、好奇心を刺激してくれるのでめちゃくちゃ面白かったです。
特にホラーは他人と価値観を共有する機会が少ないので、第三者がまとめた情報を流して見れるのは貴重に感じました。

それに、オタクには程遠いと自覚はありつつ、数は割りとみてる方かなーと思ってたけど、60年代あたりの名作ホラーは内容のわからないものばかり。
あらすじを読んで、何これ見たい!!!と思うものもすごく多かった。

無知を晒すと、八つ墓村と犬神家の一族の区別ついてなかったし、スピルバーグはファンタジー系だと思いがちだけど『あっそうそうホラーも強いんだっけ』とか、スティーブン・キングは原作で、スタンリー・キューブリックが監督だ!テレコで覚えがち!
みたいなところは、ボンヤリしていたけど展示を見るうちにはっきり認識できました。
知識が深まって点と点がつながるような気持ちはやはり快感だなぁと思った。


展示の序盤

個人的に印象に残ったのは、トイレの個室くらいの空間にミッドサマーとサスペリアのポスターが前と左右に展示されて、その中央に椅子が置いてある変な場所があったこと(笑)

あんな場所で休憩させる意図はないだろうから展示側の遊び心だと思う。狂ってしまえ、みたいな意味なのだろうか。違ったら恥ずかし深読みだ。


チケット

展示の中に、特に怖い!と思うとこは全然無いので映画史としても楽しめそうだけど、ホラー作品を多少知ってる人が行くと、一層刺さる展示だなと思いました。

図録の販売無し、撮影も序盤のみ許可されていて、後はほぼ撮影出来ない展示なので、メモを取りながら見るのがオススメです。

サスペリアとクリスティーンとミソジニーは見なければ…!


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