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マイマザー

母と娘。
この世で一番複雑な関係性のひとつではないだろうか。

私は今回自分に子供が産まれて、
初めて、母のことがよく分かり、
長い間抱えたわだかまりが解ける時間を過ごせたように思う。

とはいえ一般的に見たら
私たち親子はずっと仲の良い母と娘だったと思う。

それでも、ひどい反抗期、期待に応えられる喜び、理解を求める気持ち。
私の長所は母のおかげ。
私の生きづらさも母の影響。

ここ数年の私の課題は
母との関係を乗り越えることだったに違いない。
時に夜眠れなくなるくらいに考えて
ひとつひとつ解明してきた。

今回、子供が産まれて
母が手伝いに来てくれて
その集大成と言えるような気づきがあった。
もうわだかまりがほとんどない。

母を心から尊敬し感謝している。

100%肯定してるわけではなく、
母のこの育て方が私を歪めたという部分にも気づいていて、
子供には同じようにしないようにしようと思っているし、

逆に母からもらったもの、私も子供にしてあげたいなと思うこともたくさんある。

両方あるのがとても良いと思っている。

私と母はずっと正反対だと思って生きてきて、
だから理解されなくて当たり前と思う部分もあってそれは今もあるけど、
私には到底真似できない素晴らしい部分が母にはあって、そこは尊敬でしかなくて、パワーをもらうし私の人生にとってなくてはならないこと。

逆に正反対と思っていたのに、
私の母に似ている部分にも気付けて、ああ親子なんだなと思った。

母からしてもらったこと、私も子供にしてあげたい。
この気持ちは大きな愛でしかない。

母からされていやだったこと、私は子供にしないようにしたい。
これだって私が30数年かけて見つけたもので、子供に対しての愛。

きっと子供も同じように、私の愛からいろんなことを感じるだろう。
それが親子なのだろう。

母、いつまでも若々しく、長生きしてください。




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