そのひとりは、ありのままで輝ける


#自分にとって大切なこと

わたしの職歴

特別支援学校教員、通信制高校教員を経て、障害のある方の就労支援をしてきた。
現在は息子を出産し、育休中だ。

ずっとなんだか自信がなかった

教員時代よく先輩教員の人から怒られた。
「あのね」と言って話し出すことが癖のわたしは
当然「あのね」と言って話し出すのだが、
そこでまず怒られてしまうので話が進まない。笑
足を組むのが癖のわたしは、会議中も当然足を組み、それを怒られた。
靴を脱いで裸足のほうが集中できるので当然靴を脱いで会議に出ていたら、それもまたよく怒られた。
あとは小さな書類のミス。怒られる人相手だと余計にミスも増え、さらに怒られた。
そう、なんだかすごくよく怒られていたのだ。
ずっと自分は「できそこない」のような気がしていたし、
自分が社会で活躍できる日なんてこない、と呪いのように思っていた。

反骨精神で転職

自分に自信はなかったのだが、転職をした。
理由は2つ。
明らかに自分よりやる気のない、仕事をしていない50代の教員が
自分の倍以上のお給料をもらっていること
特別支援学校で子どもの進みたい進路ではなく、教員が決めた進路に行かせていること

ありのままで居てもよい安心感と呪いからの解放

転職先では、強みを活かすこと、多様性を尊重することなどを大切にしていた。
「わたし座ってたら寝てしまうから~」と立ちながらパソコンを打ち、時折踊りながら(笑)会議に参加している人がいたり、
すっごく仕事の処理スピードは速いけど、デスクには書類が散乱していて、いつもなにかを探している人がいたり、
とにかくいろ~んなおもしろい人がいた。

わたしが今まで困ってきたさまざまなことを笑い飛ばしてくれて、
「今のままでいいじゃんっ」と認めてくれる人たちに出会った。
ありのままで居てもよい(取り繕わなくてよい)安心感を手に入れたことで
わたしは仕事にぐんぐん打ち込めた。

仕事で大活躍

自分で言うのもなんだが、転職してから「大活躍」だった。
ありのままで居てもよいという安心感を手に入れたことで、

ちょっと思いついたアイデアを同僚や上司に気軽に話せたり、
苦手なことを苦手です、と正直に言えたり、
「もっとこうしていきたい」という提案ができたりと、
明らかに仕事のパフォーマンスがあがり

自分自身いきいき働け、またパフォーマンスがあがったことでチームや社会も喜んでくれ、まさにウィンウィンのよい状態になった。

自分が悪いのではない、環境が悪いのだ


仕事においても、人間関係においてもなのだが
なにか上手くいかない・失敗ばかりする・悲しい気持ちに多くなる・自分の中にある自信がどんどん奪われていく、みたいなときは
ぜひ、自分が変わろうとするのではなく、環境を変えてみてほしい。
人のせいにするとか、他力とかそういうことではなくて

全ての人はありのままで素晴らしく、ありのままで輝ける場所があるということを知ってほしい。

教員時代の環境、それ自体が悪いのではなく、
単にわたしとは合わなかった。わたしが輝ける場所ではなかった。
ただそれだけのことだ。

人にも環境にも固執しない

人は苦しい時ほど視野狭窄におちいり、
この環境(会社・仕事)しかない、この人(友達・同僚・恋人)しかいない、と思いがちだと思うが
本当に本当にそんなことはない。
「ありのままの自分」でいれるところに身を置いてほしい。
人間ってすごいスピードで変化していると思う。
自分も相手も。
なので、今の自分のステージに合わせて、一緒にいる人も、環境も選べばよい。
シンプルに生きてほしいと思う。

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