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なぜGoogle検索よりもPerplexityを使うことが増えているのか②

この記事の要約
・Perplexityはトータルで見るとGoogle検索よりも大幅に効率的な情報収集が可能。
・検索ワードそのものの選定が不要で、最適なキーワードを自動生成する機能がある。
・情報へのアプローチが異なり、Perplexityは全体像を先に提示する。
・Google検索は個別ページから情報を集め、ユーザーが全体像を把握する必要がある。

Gemini 1.5 Proによる要約

こんにちは、Martinです。

前回の記事では、Perplexityがどういったものなのかを簡単に紹介しました。

今回の記事では、タイトルの「なぜGoogle検索よりもPerplexityを使うことが増えているのか」と言うメインの部分の解説に入って行こうかと思います。

Google検索とPerplexityの違い

Google検索とPerplexityの違いについて、大きく2点挙げられます。

1つは検索ワードの選定や試行錯誤が不要な点です。もう1つはGoogle検索とは情報へのアプローチの順番が逆である点です。

Perplexityは「検索ワード」を考えてくれる

以下の画像のようにPerplexityには最適な検索キーワードを自動生成する機能があります。曖昧な質問や漠然とした情報ニーズにも対応し、ユーザーの代わりに検索を実行、その結果をまとめてくれます。Perplexity Proだと数段階に調査内容を分解して検索してくれます。

例えば、「音楽理論の勉強の仕方が知りたい」という曖昧な要望に対して、Perplexityは以下のようなアプローチを取ります。

まずPerplexityの検索エージェントが「音楽理論の勉強の仕方を調べる」というタスクを作ります。そして、以下の3つの検索キーワードを作成して調べてくれます。
・「音楽理論 勉強 方法」
・「音楽理論 初心者 学び方」
・「音楽理論 どこから始める」
今回のケースだとこれらの検索キーワードで12個のWebサイトを読んでくれています。

また、それだけでは終わらず、「音楽理論の初心者向けのリソースや教材を探す」という追加調査も自動的に行います。ここではまた3つの検索キーワードを作成して調べてくれます。
・「音楽理論 初心者向け 教材 おすすめ」
・「音楽理論 学習 リソース」
・「音楽理論 学ぶための本」
これらでも12個のWebサイトを読んでくれています。

このようにPerplexityは、ユーザーが明確な検索キーワードを入力しなくても、その意図を汲み取って必要な情報を効率的に収集してくれます。ここが地味に一番すごいところだと自分は感じました。

Perplexityの全体から部分、Googleは部分から全体

PerplexityとGoogle検索は、情報へのアプローチが異なります。Google検索は、個別のWebページという「部分」から情報を集め、ユーザー自身がそれらを繋ぎ合わせて「全体」像を把握する必要があります。一方、Perplexityは、まず「全体」像を提示し、概要を掴ませてくれます。詳細情報は不足する場合もありますが、その場合は提示された引用元を参考にできます。

Perplexityは、結論や全体像を先に把握したい自分のようなユーザーにとって使いやすいです。自分はまず結論を言ってもらったり、全体像を見せてもらう方が理解がしやすいタイプなので助かっています。本を読むときも目次を先にちゃんと読んで、全体像を把握したいタイプなので。

Perplexityを使うと、詳細を知りたい場合は、引用元となるウェブサイトを自分で確認することになります。しかし、実際に参照するとしても1つか2つのウェブサイトで済む場合が多く、Perplexityの回答で大部分の疑問が解消されることが多い印象です。

つまり、これは単にGoogle検索とは情報へのアプローチの順番が異なるというだけではありません。毎日たくさんの回数に検索するときに、Perplexityを使うことで、Google検索と比べて調査時間を短縮できるというメリットもあるのです。


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