Bing AIにサイト・PDFの要約機能が登場(Microsoft Edge)
Bing AIにサイトやPDFの要約機能が登場しました。PCに保存しているPDFの要約も可能になっています。
Microsoftが開発するBing AIは、Microsoft Edgeのサイドバー(Copilot)からも利用できます。
最近のアップデートで、見ているサイトの要約機能が強化され、とくに長文PDFやサイトなどを読む際に便利な機能が追加されています。
使い方
アップデート後、ニュースサイトを開くと、「ページの要点を作成」という選択肢が現れるようになりました。(Bing AIのチャットの下の方に出てくる4つの選択肢の左上)
この選択肢をクリックすると見ているサイトを要約してくれます。
たとえば日経新聞のサイトで試すと、以下のように要約された情報をすぐに読むことができます。
なお、noteの記事を閲覧している際には、要約の選択肢が表示されないことがありました。代わりに「このページの要点を作成」を入力したところnoteの記事も要約してくれました。
PDFでもできた
さらに驚いたことに、防衛省のPDFを適当に開いてみたところ、Bing AIはそれも要約してくれました。ただし、防衛省のPDFの内容については、くわしくい読んでいないので、要約の正確性については確認していません。
この機能は、論文や政府の資料などの要点確認にも使えそうです。
追記:PCに保存しているPDFでもできた
PDFの要約機能は、パソコン内に保存されているPDFファイルにも適用できます。
ただし、「このページの要点を作成」という選択肢は表示されません。代わりに、「このページの要点を作成」や「このPDFを要約してください」といった指示を入力すれば、要約が表示されます。
ローカルのPDFファイルを要約したい場合は、単にファイルをMicrosoft Edgeにドラッグアンドドロップすれば可能です。
注意点としては、提供される要約や解説は、ローカルのPDFから抽出した情報をネット検索により補足したもののようであることです。つまり、インターネット上に存在しない情報を含むPDFの場合、要約の正確性が下がる可能性があります。
これは、Bing AIが一度にあつかえるトークン数の制限により、PDFの全文を読み取ることができていないためである可能性があります。(実際どれくらい読み取っているのかは謎。気になるので誰か教えてください!)今後、あつかえるトークン数の上限が上がれば、Web検索なしで直接PDFから要約してくれるようになるかと思います。
テキストを選択して要約や説明もしてもらえる
この機能は以前からありますが、以下の画像のようにテキストを選択してその箇所の要約や説明をしてもらうこともできます。PDFでもできました。
ただし、2000文字(実際はそれ以下?)までしか取り込んでくれないので、その点は不便に感じることもあります。(これに対して、アップデートで可能になったサイト丸ごとの要約機能は2000文字以上を取り込んで処理しているような気がします。)
おわりに
長いサイトやPDFを読む際には、これらの機能は非常に便利そうです。情報の収集をより効率的に行うために、このような機能は今後も積極的に試していきたいと思います。
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