見出し画像

移住3回 田舎暮らし27年   南の島のジャム屋さんは、埼玉育ち

加計呂麻島でジャム屋さんを始めるまでの移住体験、田舎暮らしを綴って行こうと思います。        その第2回目  

奄美大島へ下見、          予定になかった加計呂麻島へ‼️

フェリーは名瀬に着いたので、名瀬でレンタカーを借りて活動開始。レンタカーを走らせ町を抜けると、両側はこんもりと濃い緑の木。ジェラシックパークに出てくるようなシダのような大きな木。そして、トンネル。緑、緑、緑。トンネル、緑、緑、緑、トンネル、緑、緑…
そう言えば、奄美はトンネル多いと誰かのエッセイに書いてあったのを思い出す…

たんかんの蜂蜜が採れたら、ということで候補に上がった住用。案内してもらうと、雨が降っていたこともあるのか、湿気が凄くジャングルのようでビックリ‼️
住用は、雨が多いらしい。名瀬や古仁屋で雨が降っていなくても、住用の道路が濡れていることは、よくあるみたい。
だからか、マングローブも育つし、カエルや蝶もいろいろな種類がいるらしい。

すももの蜂蜜が採れたらと大和村に行ったら、急斜面にザッブーン、ザッバーンと荒々しい波。それを見て、すもももそうだけど、海辺に住んで海水浴が出来たらと、思っていたんだなぁと、いうことに気がつきました。
サーファーに、魅力的な波🏄‍♀️なんだそうです。

他にも、ざっとぐるっと回ったけど、大概のところで、名瀬に勤めに行けるからいいと言われました。
それって、休日、子どもに「名瀬に行こう」と言われるパターン!
その頃淡路島に住んでいて、休日になると、「洲本に行こう」と子どもに言われました。月曜日には、「〇〇ちゃん洲本行って〇〇買ったんだって。」「〇〇のゲームしたんだって。」
ウチは、ウチ!と言うのですが、たまには、連れて行かないとかわいそうかなぁと思ったり。
せっかく引越すのなら、そんな生活手放したいなぁ。

いろいろ回っていたら「加計呂麻は、いいよー、何にもないけど。」と何人かの人に言われました。
このまま淡路島に帰ったら、加計呂麻に来ることは、ないだろうな。
加計呂麻に行くには、、船や車の手配をどうしたらいいのだろう。
瀬戸内町の役場の人が「加計呂麻の嘉入に空き家がある」と言っていたな。役場の人に案内してもらおう!
それまで、ほとんど雨だったのに、加計呂麻に渡る日はいい天気!
フェリーに乗って、吹いてくる風も気持ちよく、青い海も、景色もキレイ!

子どもが3人いるから、通うことになる須子茂小学校を先に見ましょうということになりました。フェリーを降りて車に乗り換え、山を越え、嘉入の坂を降り始めたら、目の前に青い海、白い砂浜、右側に赤いハイビスカス‼️

小学校は、保育園みたいに小さくて、小さな校庭に大きなデイゴの木。そのデイゴには、縄梯子、ターザンロープ、タイヤのブランコ!
主人が校長先生に「転校してきます」と、言っているのが聞こえてきました!えっ、私に相談なし?まぁ、いいか。他に見つけられなかったし。

須子茂小学校に転校してくるなら、住むのは嘉入の空き家。細い竹に覆われて、台風対策か雨戸がしっかり閉まっている。当然電気も切ってある。真っ暗な中、床はヤモリの糞か何か分からないけどザラザラ。見ても分からないし、もうここに住むんだからと、早々に退散。

2時間ちょっとの滞在で、加計呂麻を後に。

4月の新学期に合わせて、引越しと思っていたけど、喘息のある主人と長男が「奄美の方が息がしやすい」というので、1ヶ月後、2月22日に越してきました。

ザラザラの床をホウキと雑巾で掃除して、ブルーシートを敷き、その上に布団を敷いて寝ようと思っていました。

ところが、ビックリ‼️とてもキレイに掃除してくれていて、やる必要がないほどでした。

12月ぐらいから移住を考えて、2月に引越。あっという間に加計呂麻暮らしがスタートしました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?