明晰夢

不思議ちゃんなお話しでもしてみよう。

私は一日の中で何の時間が好きかといわれると、

夢を見ている時が一番好きだ。

賑やかなほど鮮明で、毎日 最低でも3本、
違うストーリーを見ている。
すごい脚本家だな。とおもう。

匂いや感触もしっかり起きた時にそれぞれを記憶している。

たまに超大作をみるし、直木賞とか芥川賞が取れるんじゃないか程のドラマチックな夢もある。

なので起きた後、夢の感情を引きずってしまう。
あー、しんど〜ってなるし、ウキウキしたりもする。
夢の中の自分や他人の突拍子もない行動が面白いし、
知らない場所へ行き、景色を体験できるセルフVRだ。

だけど、どんな大作を見ようが、目を開けた後に朝のルーティンをこなしていると詳細を忘れてしまう。
たぶん、現実から情報を得ると忘れるのだと思う。

夢の中の自分は自分だけど別の自分で、脳内共有して、もう1人の自分を俯瞰で見ているような感覚が多いけど、最近知った「明晰夢」というあまり一般的ではないらしい夢もよく見ていると知った。

「よし、ここで空を飛んでみよう」

「なんだか嫌な方向に進んでるからこのへんで楽しくしよう」

「これはこの色にしたい」

そんないろんな事を自分で決めることがある。

明晰夢は夢を自分の好きなように操れるらしい。

毎日そんな夢ばかりではないけど、時々、それに近いことをやってると気づいて明晰夢の事を調べてみると、そういうのは普通ではないと知る。

一般的には夢の中では、「これは夢なんだ」と気づかず、朝起きるまで見てるだけらしく、自分の意思で好きなようにアレンジできないのだそうな。

しかも、毎朝夢を何本も記憶している人も少ないのだと。

なんですと?

これ、当たり前ではないのか。

興味深いのが、明晰夢を使いこなすと、すごいことができてくるらしい。

少し、スピリチュアル寄りの話なのだけど、宇宙にあるという巨大な図書館にアクセスできるらしいのだ。

その図書館では「宇宙ができてからのすべてのものの記憶」を好き勝手垣間見れるらしい。

・・・ なにそれ?

絶対、アクセスしてみたい。

世界の謎をチラ見できるなんて面白い。

というわけで、いつも意識したことなかった夢の中で、より「明晰夢」を意識してレベルアップを図ろうとしてみた。

当たり前だけど、特別に何か出来るわけでもなく、しばらく何も起こらず、いつも通りのあんな夢やこんな夢。

だけどこの前、ベッドに上半身だけ起こして、眠たいかな?そろそろ寝ようかな?くらいのうたた寝をしていた。

まだ意識はあって、猫を撫でながら微睡んでいると、急に体がグラッと前のめりになる感覚がして、夢の中に落ちていくのを体験した。

実際には上半身おきてるのわかってるし、

「あれ?何これ何これーー!これが夢に落ちていく瞬間かしら?わーい!初体験!」なんて思っていた。

頭が二重になっていて、
中身だけが別の次元に入っていくような気がした。

うーん。。なんと言えば分かってもらえるだろう。。

真っ白とか真っ暗とか何色でもないようなところを、クルクル回転して広い「無の空間」に落ちて行って、次第に乗り物酔いみたいに、なんか気持ち悪い気がした。
かと思うと、明らかに私の夢の中だと分かるセット?にスタッと着地した。

もちろん、夢だ。
でもどこからが夢なのだろう。

現実の私はベッドに寄りかかっている自覚がある。

夢だとはっきり自覚したまま夢を見ている私。

どこかのオシャレな部屋にいて、本棚が沢山あって、真ん中にダイニングテーブル。
奥に窓があり、心地よい風が吹いている。

たぶん、南米?の雰囲気がした。

夢なら好きなように旅がしたい!
手前のドアの方に歩こうとしても体が重たい。

なぜだかその日は軽やかに飛ぶことも、歩くのでさえおぼつかず、なんだろこれ?と思っていたらすぐ目が覚めてしまった。

結局何も出来なかった。

わかる人いるかな?この感じ。

私も初の事でよく分からないけれど、夢を見るのは無意識の方が楽しいのではないか?た思った。

意識あるまま夢に行くことは出来ても、おそらく、現実のままの私がそこに行くだけなのかな?
だから実際できることしか出来ないのかな???

いや、歩くことすらおぼつかなかったから、夢の中の私の質量?素材?は全く違うものなのかもしれない。

それ以後、寝る時は何も考えず、普通に寝ることにしている。


今日は不思議ちゃんなお話しでした。
チャンチャン♪

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