見出し画像

“エンタメにコロサレル”年間エンタメの全記録!〜2021下半期〜

大晦日ですが、前回に続きまして今年のエンタメ振り返りの後半戦です。
下半期は記憶が鮮明なのと映画の良作がたくさんあったため、異常に長くなってしまいました。すみません。
(追記:やはり映画部分が長すぎると言われたので【劇場】と【配信】に分けました。少しは見やすくなってるはず...)
2021年ラスト、お付き合い頂ければ嬉しいです。

<上半期はこちら↓>


ルール。

○ 今年の私が摂取したエンタメのうち良かったモノだけ
○ 基本は2021年に生み出されたエンタメが対象(ただし海外作品で日本では今年公開とか、今年賞を受賞・新刊発売みたいな一部例外あり)
○ 大まかに時期を分けてますが大体なのであまりお気になさらず
○ 三段階評価で
★★★ とても良い
★★☆ 良い
★☆☆ まぁ良い
くらいのざっくりイメージです。全て良いことが前提なので★1つでも良くないという意味じゃないです!
○ 冒頭で紹介した佐久間さんのYouTubeでは映画とドラマに絞ってましたが、ここではアニメ・漫画・音楽・本・雑誌・ラジオ・配信・ライブ・お笑い・展覧会などなど私がエンタメだと思ったジャンル全て含みます!

※なるべくリンク貼れるように頑張りましたが細かいとこは無理でした。すみません。

【映画(劇場)】

『フリー・ガイ』(★★★)
主演ライアン・レイノルズが“現代版バック・トゥ・ザ・フューチャー”と称するSFコメディ。主人公がNPC(モブキャラ)という設定から「みんな傍観者から抜け出そうぜ!」という強いメッセージの込められた良作。

『イン・ザ・ハイツ』(★★★)
同名ミュージカルの映画化。ミュージカルクリエイターのリン=マニュエル・ミランダが作るラテン系の人々のアイデンティティとルーツの物語。

『サマーフィルムにのって』(★★★)
時代劇を撮りたい高校生の青春グラフィティー。ラスト5分を観るために劇場に行っても良いとさえ思えた最高のラスト。

『スウィート・シング』(★★★)
アメリカインディー映画界の鬼才アレクサンダー・ロックウェルの日本公開25年ぶりの新作。もーこれは劇場で観れた事が奇跡。彼からの映画への愛と夢が詰まった作品。

『ドライブ・マイ・カー』(★★★)
カンヌ脚本賞受賞、ゴールデングローブ非英語映画賞ノミネートした濱口竜介の新作。おそらくアカデミーの外国語部門にもノミネートされるはずの今シーズンNo1の映画でした。主演の西島秀俊が凄いです。

『偶然と想像』(★★★)
ベルリン銀熊賞(審査員グランプリ)受賞で現在公開中の濱口竜介作品。1年で2本も濱口監督の作品を観れる事が幸せでした。短編3本を繋げるという新しい形にチャレンジする監督らしい作品。濱口竜介は次の日本映画界の希望です。

『プロミシング・ヤング・ウーマン』(★★★)
キャリー・マリガン主演、アカデミー脚本賞受賞のスリラー作品。衝撃のラストとタイトルに隠された意味。こんな時代だからこそ今作を作った事に敬意を。

『東海テレビドキュメンタリーの押売り』(★★★)
ソフト化・ストリーミング配信一切なしというストイックな姿勢でお馴染みの東海テレビのドキュメンタリーが特集上映中。来年は名古屋と大阪で開催されるのでお近くの方はぜひ。

『Our Friend/アワー・フレンド』(★★☆)
アメリカの実話に基づく男女3人の愛と友情のヒューマンドラマ。映画としてはどうなのかと思ったけど、3人の物語としては最高でした。

『彼女はひとり』(★★☆)
2018年中川奈月監督の大学院卒業制作なのですが、今年多数劇場公開しているということでリストに。主演・福永朱莉の圧倒的な存在感がえげつないです。

『DUNE/デューン 砂の惑星』(★★☆)
伝説のSF超大作シリーズ小説の映画化。完全なる前後編の前編で物語が途中なのでなんとも言えませんが、映像は本当に凄いです。

『ラストナイト・イン・ソーホー』(★★☆)
『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライト監督新作スリラー。スタイリッシュな映像と音楽を使って、60年代ロンドンの光と闇の中で成長する女性の物語が強烈。

『マトリックス レザレクションズ』(★★☆)
マトリックスシリーズ最新作。賛否あるようですが、ラナ・ウォシャウスキー監督から怒りのメッセージと受け取りました。

『劇場版 呪術廻戦0』(★★☆)
漫画の特別版0巻を映画。初見でもいけるし、アニメ勢・漫画勢も納得の内容。終盤の戦闘シーンの映像は本当に凄すぎました。

『キャンディマン』(★☆☆)
1990年代のキャンディマンシリーズの続編的立ち位置のスリラーホラー。ただホラーというよりはレイシズムなど社会問題へのアンチテーゼ色が強い作品。

『キャッシュトラック』(★☆☆)
ガイ・リッチー×ジェイソン・ステイサムの16年ぶりにタッグを組んだアクション映画。終盤の銃撃戦のアクションはとてつもないです。

『ディア・エヴァン・ハンセン』(★☆☆)
ブロードウェイで人気のミュージカルをオリジナル主演&オリジナルスタッフで映画化。今年は素晴らしいミュージカル映画が豊富だったので他作品と比べてしまうと今一つだったかな...

【映画(配信)】

『パリピ的アフターライフの始め方』(★★★)
Netflixオリジナルの青春コメディ。謎すぎるタイトルから舐めてかかるとラストにちょっと泣けるような演出もあり隠れた名作です。

『tick, tick...BOOM! チック、チック…ブーン!』(★★★)
Netflixによる“ミュージカルクリエイター”ジョナサン・ラーソンの自伝的ミュージカルの映画化。構造が複雑で分かりにくいものの、ラーソンが繋いだ魂が震える素晴らしい作品でした。

『浅草キッド』(★★★)
Netflixによる劇団ひとり監督&脚本でビートたけしの伝記映画。大泉洋が良いのは当然ながら柳楽優弥がビートたけしに見えてくるから不思議。

『パワー・オブ・ザ・ドッグ』(★★★)
ヴェネチア銀獅子賞(最優秀監督)受賞のジェーン・カンピオン12年ぶりの新作Netflixオリジナル作品。少し難しい物語ですが、ベネディクト・カンバーバッチのキャリアハイ演技は必見。今年の海外作品ではベストでした。

『Everybody’s Talking About Jamie〜ジェイミー〜』(★★☆)
イギリスの同名ミュージカルのアマプラオリジナル映画化。ドラァグクイーンに憧れて「普通ってなんだよ」と悩み続けた16歳の実話に基づく物語。

『可惜夜』(★★☆)
映画を作りたいという高校生がすべて自主制作で作りYouTubeで公開した映画。高校生のあの時しかできない空気とか感触とかを真空パックしたような瑞々しいデビュー作でした。

『レッド・ノーティス』(★★☆)
ドゥエイン・ジョンソン×ガル・ガドット×ライアン・レイノルズというオールスターキャストのNetflixオリジナルのコンゲーム。ポップコーン片手に気軽に楽しめます。

『トゥモロー・ウォー』(★☆☆)
アマプラオリジナルのタイムリープSFアクション。少し長いけど、クリーチャーの造形とVFXが良い。

【ドラマ】

『モダン・ラブ シーズン2』(★★★)
アマプラオリジナルドラマシリーズの2期。ニューヨークで巻き起こる様々な恋模様が描かれています。1話完結のアンソロジードラマなのでシーズン2からでも大丈夫。

『テッド・ラッソ 破天荒コーチがゆく シーズン2』(★★★)
Apple TV +の大人気ドラマシリーズの2期。アメリカのアメフトコーチがイギリスのサッカー監督になるというシーズン1からの続きの物語。笑って泣けてちょっと切ない、ドラマに必要なものが全て詰まってます。

『セックス・エデュケーション シーズン3』(★★★)
Netflixオリジナルドラマシリーズの3期。“性”をテーマにした青春スクールコメディですが、ついつい先が気になってしまう良作です。シーズン3になっても未だに面白いのは単純に凄い。

『八月は夜のバッティングセンターで』(★★★)
スマフォゲームアプリ『八月のシンデレラナイン』が元になったオリジナルドラマ。基本は女子高生の野球ドラマなのですが、イメージの中の球場にワープしたり、本物のレジェンド野球選手が本人役で登場したり作り方が面白かった。

『最愛』(★★★)
『リバース』の制作陣が作る「湊かなえ原作じゃないのに湊かなえの匂いがする」オリジナルサスペンス。従来の日本のドラマとは違うなるべく説明を排除した作りが素晴らしい。

『ハコヅメ〜たたかう交番女子〜』(★★☆)
泰三子原作漫画をドラマ化したコメディ。前半のほんわかコメディから後半一気に謎を解決していくスピード感が良き。

『緊急取調室 4th season』(★★☆)
天海祐希主演の刑事ドラマシリーズの4期。どんどん女性の犯人が増えてきて取調室で犯人と天海祐希が対峙するシーン好き。新春SPも放映。

『JKからやり直すシルバープラン』(★★☆)
同名漫画をテレ東の奇才・太田勇がドラマシリーズ化。主役がたびたび別の時空の部屋に行って人生100年時代に備える方法を解説するという勉強ドラマ。これはテレ東しか作れない。

『和田家の男たち』(★★☆)
大石静脚本×相葉雅紀主演のホームドラマ。新聞vsテレビvsネットという3つのメディアを3世代の男を通して見事に描いていた。ホームドラマが少ない時代にほっこり。

『#家族募集します』(★☆☆)
芸人のマギー脚本のホームドラマ。新しい家族のあり方を探し続ける内容はとても好きだったけど最終回がちょっと...

『ゴシップガール』(★☆☆)
約10年ぶりに人気シリーズの新章が新キャストにて制作。PART2が最近配信されてまだ観れてないのですが、PART1の感じだとしっかり昔シリーズのDNAを受け継いでいます。日本だとU-NEXTで観る事ができます。

『地獄が呼んでいる』(★☆☆)
『新感染』ヨン・サンホの最新作Netflixドラマシリーズ。謎の死者の暴力と新興宗教の暴力という2つの力の対比の描き方が面白い。

『ホイール・オブ・タイム』(★☆☆)
ファンタジー小説シリーズ『時の車輪』原作のアマプラオリジナルドラマシリーズ。個性的なキャラクターはいたが、全体の流れを追う顔見せ的な要素が強かったのでシーズン2に期待。

『真犯人フラグ』
途中のため評価なし。

【アニメ】

『ブルーピリオド』(★★★)
藝大を目指す主人公の成長を描くアート系スポ根漫画のアニメシリーズ化作品。毎回毎回名言が飛び出すくらいとにかくセリフが良い。

『ルパン3世PART6 エピソード0“時代”』(★★★)
長年オリジナルキャストとして次元大介の声を務めてきた小林清志の最後の作品。「とうとう俺も潮時かもしれねぇな。」にシビれました。小林さんお疲れ様でした。

『暗黒家族ワラビさん』(★★☆)
山田孝之 、花江夏樹を声優に迎えながら主要放送局からNGをくらいまくってスマホ視聴特化動画アプリsmash.にて配信される事になった異色アニメ。
パロディ・薬物・不倫・ひき逃げなんでもあり。

『王様ランキング』
途中のため評価なし。
『ワールドトリガー 3rdシーズン』
途中のため評価なし。

【本】

『SFプロトタイピング: SFからイノベーションを生み出す新戦略』(★★★)
SFプロトタイピングの入門書。宮本道人、難波優輝、大澤博隆というSFプロトタイピングのスペシャリストが多種多様なゲストを迎えて、様々な立場から事例を使ってわかりやすく解説してくれています。

『未来は予測するものではなく創造するものである』(★★★)
上記と併せてこちらはSFプロトタイピングの中級編。SF作家・樋口恭介特有の語り口のため少し分かりづらさはあるかもしれませんが、波長が合えば非常に面白い作品。

『invert 城塚翡翠倒叙集』(★★★)
衝撃のラストでミステリ5冠を達成した『medium 霊媒探偵城塚翡翠』の続編。今作では倒叙ミステリで全3話のアムニバス形式に。あの素晴らしい作品の続編は難しいかなと思ってのですが、心配は杞憂に終わりました。

『同志少女よ、敵を撃て』(★★★)
アガサ・クリスティー賞史上初めて選考委員全員が満点をつけた歴史ミステリー。独ソ戦争の中で運命に翻弄されながらも答えを導き出していく女性狙撃隊を素晴らしい構成と戦闘描写で書く傑作。

『ママがもうこの世界にいなくても』(★★★)
24歳で大腸癌のためこの世を去った遠藤和さんが亡くなる10日前まで、生と死を見つめて書き続けた日記の書籍化。少しでも多くの人に読んでもらいたい。

『ひとまず上出来』(★★★)
ジェーン・スーの新作エッセイ。ジェーン・スーの普段の生活から人間関係、愛と自意識、さらに推しについてなどなど、私たちのこれからの生き方を綴った道標。

『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー2』(★★☆)
ブレイディみかこの大ヒットベストセラーノンフィクションの続編。人種を初めとする様々な問題にぶつかる少年と家族の物語。

『もう死んでいる12人の女たちと』(★★☆)
韓国の新鋭作家パク・ソルメが日本オリジナル編集した短編集。現代への問題提起の角度が素晴らしい。『じゃあ、何を歌うんだ』が好きでした。

【漫画】

『ルックバック』(★★★)
このマンガがすごい!2022オトコ編1位を受賞した『チェンソーマン』藤本タツキのジャンプラ長編読み切り。漫画家にしか書けない表現方法を見せつけられました。

『スノウボールアース』(★★★)
月刊スピリッツ連載で庵野秀明や小島秀夫が絶賛したSFアドベンチャー。人類が滅びたその後の物語を描く前代未聞の漫画。既刊2巻なのでこれからが気になります。

『海が走るエンドロール』(★★★)
このマンガがすごい!2022オンナ編1位を受賞したたらちねジョンのミステリーボニータ連載作品。65歳の女性がある青年との出会いで劇的に人生が変わっていく大人のためのエンタメ。全ての大人に観てもらいたい。

『ダーウィン事変』(★★★)
11月に3巻が発売されたうめざわしゅんの月刊アフタヌーン連載作品。半分ヒトで半分チンパンジーの“ヒューマンジー”チャーリーを通して現在の人間のあり方を問う社会派漫画で、これはとんでもない作品になっていきそうです。

『タコピーの原罪』(★★★)
12月からジャンプラにてスタートした衝撃の新連載。ハッピー星から来た宇宙人タコピーといじめにあう笑わない少女しずかちゃんのタイムリープ物語。本当に毎週毎週、衝撃の連続です。

『アフターゴッド』(★☆☆)
現在サンデーweb版の裏サンデーにて連載中の作品。宗教とは別の角度から“神”という存在を描く新しい神殺しの物語。この内容で基本コメディという所も面白いです。

【雑誌】

『Casa BRUTUS 10月号 大人も読みたい藤子・F・不二雄100』(★★★)
その名の通り藤子・F・不二雄特集号。人気作品からマニアック作品まで全100話を原画で掲載するという前代未聞の企画。個人的にはSF短編が大好きです。

『POPEYE特別編集 好きな映画を観よう。』(★★★)
以前の映画特集2号を再編集した特別編集版。「おしゃれ映画の是非」「誰かと話したくなる映画」などなど映画好きにはマストバイの一冊。

『BRUTUS 12月1日号 沸騰! ドキュメンタリー好き。』(★★☆)
今アツいドキュメンタリーの特集号。濱口竜介、上出遼平、岡宗秀悟、町山智浩、東海テレビドキュメンタリーなどなどヤバい人たち集まってます。

『BRUTUS 10月15日号/11月1日号 特集 村上春樹』(★☆☆)
2号連続で村上春樹特集号。“読む”とそれ以外にテーマを分けて村上春樹を掘り下げる。村上春樹好きにはたまらない特集。

【ラジオ/音声配信】

『佐藤と若林の3600』(★★★)
15年前にオードリー若林×どきどきキャンプサトミツが2人配信していた雑談音声配信が復活。とにかく2人が楽しそうなのが聴いててニヤニヤしちゃいます。Amazonオーディブルは有料なので注意。

『オードリーANN SPウィーク モンキーチャック回』(★★★)
“お笑いキッズリターンズ”と題してゲストに元芸人のモンキーチャックを迎えた回。オードリーが売れない頃の戦友モンキーチャックとする、芸人を辞める決断とその後の話は涙なしでは聴けませんでした。

『83Lightning Catapult』(★☆☆)
“ラジオスター”アルピー酒井×三四郎相田2人で喋るSpotifyのPodcast。毎回新しいカルチャーやエンタメについて話しています。三四郎ANN0とD.C.GARAGEファン必聴。

『ダウ90000のハコ』(★☆☆)
24時のハコというTBSラジオの月替わりチャレンジ枠の12月を新進気鋭の演劇集団ダウ90000が担当。毎週ラジオコントをしたり、とにかく作り込まれた構成で毎回驚きの連続でした。


【音楽】

『FUJI ROCK FESTIVAL'21 YouTubeライブ配信』(★★★)
今年のフジロックは3チャンネルでYouTubeライブ配信。有観客開催に賛否ありましたがたくさんの素晴らしいステージに元気をもらいました。

『Fujii Kaze “Free” Live 2021』(★★★)
日産スタジアムで行われた無観客ライブの無料YouTube配信。あの広いスタジアムに藤井風とピアノ1台のみ。圧巻のステージ。

『Vaundy one man live tour “HINODE” in Zepp Tokyo』(★★★)
今年唯一行った生のライブがこれでした。声は出せなくてもやはりあの空気感はオンラインとは全く別物。生歌のVaundy...ハンパないです。

『SAKANAARUARIUMアダプトONLINE』(★★★)
サカナクションのオンラインライブ。舞台や映像の要素を織り交ぜながらオンラインという要素を活かしたライブ。オンラインでやれることを全部詰め込んだんじゃないかってくらい凄まじいです。

『ジャーナルジャーニー ゲスト:chelmico回』(★★☆)
ファッションブランドJOURNAL STANDARDのYouTubeチャンネルにて不定期開催されている音楽にスポットを当てた企画のchelmicoがゲストの回。後半chelmicoのライブが久しぶりに見れただけでも幸せ。

『長谷川白紙のQ13』(★☆☆)
YouTubeのSPACE SHOWER TVチャンネル内にて配信された長谷川白紙インタビュー音声を映像に落とし込むという異色企画。クリエイティブ集団の釣部東京が作る映像との融合が面白い。途中差し込まれる『ユニ』の弾き語りもよき。

【展覧会】

『庵野秀明展』(★★★)
『シン・ゴジラ』やエヴァシリーズの庵野秀明による個展。膨大な直筆メモ、イラスト、イメージスケッチ、画コンテ、レイアウト、原画そしてミニチュアセットまで製作資料がこれでもかと展示させていたファン必見の展示会。

『俵万智展 #たったひとつのいいね「サラダ記念日」から「未来のサイズ」まで』(★★★)
俵万智が短歌界の最高賞である迢空賞の受賞を記念して行われた個展。みんなが知ってるデビュー作『サラダ記念日』も良いけど、最新作の『未来のサイズ』がまた素晴らしい。あなたの心に届く言葉がそこにあります。1月10日まで開催予定みたいなので気になる方はお早めに。

『漫画「もしも東京」展』(★★☆)
20人の漫画家が20の東京の形を描いた展示会。浅野いにお、大童澄瞳、奥浩哉、松本大洋などオールスター漫画家が様々なタイプの作品を作っていて興味深かったです。

『マンレイと女性たち』(★☆☆)
20世紀を代表する芸術家マン・レイの女性をフォーカスした個展。マン・レイが創作活動の中で出会った様々なミューズと彼の足跡を辿る。

『富取正明写真展“女優顔”』(★☆☆)
写真家・富取正明が撮った50人の女優のポートレートを展示した写真展。何も着飾らない女優のポートレートが並ぶ姿は圧巻でした。

『ハリーポッターと魔法の歴史展』(★☆☆)
大英図書館で開催された展覧会の国際巡回展。ハリー・ポッターの世界観の中でも“魔法”や“占い”などにスポットを当てていて、さらに作者J・K・ローリングの直筆原稿やイラストも公開されています。東京会場は3月まで開催予定。

【バラエティ・お笑い】

『あちこちオードリー 真夏のオンラインライブ~心のお札はがし祭~』(★★★)
あちこちオードリーのオンラインライブ。ハライチをゲストに迎えてオードリーと普段のテレビでは話せないトークで吹き出すくらい笑いました。来年も楽しみ。

『東京03 FROLIC A HOLIC「何が格好いいのか、まだ分からない。」』(★★★)
東京03が2018年に他ジャンルのゲストを呼んで行ったライブをYouTubeで無料公開。普段のコントとは違いバックにジャズバンドを従えて面白い作りになってました。これが無料公開はやばすぎます。

『かまいたちの知らんけど 特別編 37年間通ったスーパーイズミヤへ濱家最後の挨拶』(★★★)
大阪MBSで放送されているかまいたちの冠番組『かまいたちの知らんけど』の特別版としてかまいたち濱家が生まれた時から通っていた巨大スーパーを巡る。全然知らないスーパーなのになぜか観ているこちらも涙が出てきました。

『サクマ&ピース』(★★☆)
地方局の福島中央テレビが出身であるテレビプロデューサー佐久間宣行に出演者兼総合演出としてオファーする異色番組。同じく福島出身のアルピー平子と地元の懐かしい場所やおもしろ素人を巡る旅は休日のお昼にぴったりでした。

『しくじり先生 若林担任が緊急授業!春日校長も登場し吉村の抱えた闇を改善!回』(★★☆)
テレ朝地上波&ABEMAで放送された番組。オードリー、アルコ&ピース、平成ノブシコブシ、ハライチ澤部という東京中堅芸人が集まって語った“中年の危機”問題は深く胸に刺さりました。

『ぼる塾トークライブ キムチチャーハン』(★☆☆)
ぼる塾がおかずクラブをゲストに招いて行ったトークライブを配信にて。今回は育休中の4人目のメンバー酒寄さんも出演していて、いつも見ているぼる塾とはまた一味違った面白さがありました。これからの4人での活動にも期待。

『ドラフトコント2021』(★☆☆)
ネタ作りに定評のある芸人(オードリー春日を除く)が他の芸人をドラフトしてコントを作るフジテレビの大型特番。ドラフトからメンバー招集〜ネタ合わせくらいまでの各チームの密着が面白かったので次回やるならそこをもっと膨らませて欲しいです。

『ハリウッドを斬る〜映画あるある大集合〜』(★☆☆)
Netflixで配信されているハリウッドのあるあるをキャストや関係者証言を交えて再現したバラエティ番組。「絶対ギリギリで止まる時限爆弾」「不自然なタイミングのベッドシーン」「最後に恋人たちが無駄に走る」などなど映画好きなら思わずあるあると呟くこと間違いなし。

【配信などその他】

『佐久間宣行のNOBROCK TV 登録者数15万人突破記念!構成作家オークラと生トーク!』(★★★)
テレビプロデューサー佐久間宣行のYouTubeチャンネル登録者15万人突破を記念して行われた生配信。ゲストの作家オークラが「若い頃から付き合いのある芸人さんの青春時代をドラマ化するとしたら?」を考える妄想キャスティングという鉄板企画。

『未来支度の部屋 Vol.3「デジタルとアートの未来支度」』(★★★)
金沢21世紀美術館の館長・長谷川祐子が多種多様なゲストを迎えてトークするシリーズにメディアアーティスト・落合陽一が登場した回。進化の止まらないテクノロジーの視点からアートの現在と未来についての話が興味深い。しかし落合さんの話はいつ聞いてもれ回するのが難解...

『佐久間宣行ANN0 リスナー大感謝祭2021 freedom fanfare』(★★★)
延期になっていたラジオイベントがついに有観客&配信で実現。いつものラジオの企画あり、とんでもない特別企画あり、ゲスト劇団ひとりとのトークあり、ミラクルボーイCreepyNutsのDJ松永の特別ライブありと盛り沢山。最後の佐久間さんの泣き笑いの話はずるいですよ。

『5秒くらいは死んでもいいかなって思った事がある』(★★☆)
劇団水中ランナーの舞台をアーカイブ配信で観劇。人生の転機と思われる場面でハッピーエンドを迎えた人々のその先の物語を見事に描いていました。生で観たかった。

『庵野秀明+松本人志』(★☆☆)
庵野秀明と松本人志が対談したアマプラオリジナルドキュメンタリー。2人のクリエイターの世界進出や今後の活動など興味深いお話が聞けました


以上、2021年もありがとうございました。
2022年もよろしくお願いします!


頂いたサポートはこのnoteとは全く関係ないことに使わせて頂きます。でもエンタメのためになることに。