「私は古畑任三郎」
一人夜道を歩いてて
前から三人男が順番に
右横を通り過ぎる
三番目の男は
後ろを向いてこちらの方へ…
怪しいと分かりながら過ぎる瞬間
振り向きざまに襲われた
周りにはわずかに人はいたのに
見て見ぬふり
仕方なく向かい合い戦った
取っ組み合いになったから
先ずは上にかぶさりマウントへ
相手は寝技を知らないからか
すんなり上から足三角で絞めて
簡単に落とせた
よく相手の状態を確認せずに
その場から逃げ去った
少し遠回りをして帰宅して
元旦那に話したら
見に行ってくれてまだ倒れてるって
警察に電話したほうがいいって
私は殺人者になるの?
正当防衛にはなるのかなとか
頭の中がぐるぐる
今度は逃げ回るのか
人殺しはいけないことだから
いいわけすること考える
往生際が悪いな
なぜ覚悟が決められないのか
事実から逃げるのか
最近古畑任三郎見ちゃったから
犯人気分になったかな
一人二役
私は犯人
私は古畑任三郎
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