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私たちはどこから来て、どこへ向かうのか?ポスト資本主義の中での挑戦「株式会社コテン」

私が今絶賛ハマっているコテンラジオをお勧めする。先ずは~ポスト資本主義と皆で作る新たな世界~であるシリーズ4回目を聞いてほしい。
株式会社コテン。この会社、ヤバい。
薄々は気付いていたが、会社の運用資金はサポートという名の寄付だ。しかも見返り無しの。でもラジオは無償で聞かせてくれるのだ。
そのためにめちゃ勉強して、それをストーリーにして面白く伝えてくれる。
どれだけ世の中に貢献してくれるのか。

その意図は現状の資本主義社会に限界を感じ、より良い社会の実現のため、新しい形での会社運営に挑戦している。

株式会社コテンの本来の仕事は世界史をデータベース化し、新しい形で私たちに歴史を伝えてくれるのが本来の事業。これも全く新しい。しかしこれはまだまだ完成していないのだ。
世界史のデータベース化。これだけではきっとイメージしにくいだろう。だから私なりにちょっとイメージしてみる。

その前に何故彼らが資本主義の回で自身の会社のサポートを募る話をしたのかは、先ほど触れたように既存の資本主義社会では社会が幸せになれないことを知るからだ。それをもう薄々気付き始めている皆さんにしっかり伝え、そして新しい資本主義社会の実現のために彼らがまず実験体となっている。

また、彼らの提供するコテンラジオの歴史の話は、彼らの将来提供するであろう世界史のデータベースの重要性を伝えるためのコンテンツだ。

テレビでよく出演されている歴史学者で東京大学史料編纂所教授の本郷和人さん。この方が資本主義の回のあとの番外編で登場されたが、この回も最高だった。
「私たちはどこから来て、どこへ向かうのか?」「歴史を知るということは、人間を知るということ。」と本郷さんはおっしゃっている。歴史を知るこで自分自身の立ち位置を知ることができるという話になった。

ここで私は世界史データベースとはどんなものかイメージができるのではないかと思う。
たとえばの話。ある人がずうーっと山を登り続けてきた。それはもう十分過ぎるほど、飽きるほど。それでようやく休むことを考え始めた。そこはもう、遠くの山々を見渡せるほどの高原にまでたどり着いていた。
よく眺めて見ると、そこには今までの自分自身が歩んできた道のりがあった。生まれてからの今までの歴史。その周りにはたくさんの人々の歴史も見える。いやよく見ると昔の風景や人物の歴史も見えるではないか。
ふわっと意識だけが高原を飛び出し、空高く上昇し、なんといつの間にか地球を見下ろしている。目を凝らすと世界の歴史も見えるではないか。今現在もそして過去も。
意識は肉体に戻ってきた。ただ少しの休憩のつもりが、いつの間にか世界の中の自分を知ることになってしまった。

これこそが世界史データベースの意味だと私は感じる。
株式会社コテンはメタ認知という言葉を使っているが歴史を俯瞰して見下ろすことで自分自身を知ることができる。だから次の歩みができるのだ。
 
このデータベースが完成したらヤバいだろう。もう占いなど必要としないくらい未来が見通せるはずだ。それは神の領域に踏み込むくらい画期的な事業だと私は考える。

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