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「あったかいコーヒーを飲もう」

東京国立博物館に入ってすぐ
疲れちゃったから休むと決めた
ここはたくさんお休み処があって
人にやさしい

いつもキッチンカーが止まってて
食事も手軽にとれてしまう
その中に本格コーヒーを淹れるお店
ここのコーヒーを飲もうと決めた
 
前に二組ほど待っていて
どうにも待ち時間が長くて
どうやら一杯一杯豆を挽いていて
淹れる時もポットを丁寧に回しながら

カフェラテも葉っぱを描く
心尽くし
これで450円って
かなりお安くないですか?

それにしてもどうやらお一人で
仕事を回して休みなし
お手洗いとか行けるのかなとか
心配になってしまう

次の人には深煎りのホット
新春サービスで金粉もふりかけてる
ここのリピーターってそんないないはずなのに
できる限りの心尽くし

とても待たされたけれども
信頼をつかむには時間はいらなかった
一番お高い500円の浅煎りホンジュラス
きっとこれは美味しいはず

どんな人か知りたくて
話しかけた
意外にもまだお若くて
丁寧なお話しぶり

トイレの心配を伝えたら
たまに居なくなってダッシュで行きますって
いつでも一杯一杯
そんな姿にじわりときちゃう

淹れて頂いた浅煎りは
深煎りと変わらぬほどの深い色
酸味と深みを兼ね備えてますよって
やっぱりオススメだったのね

丁寧に淹れて頂いた浅煎りは
コーヒーの酸味が優しくひろがり
しっかりと濃くて 
最高の心尽くし

きっとコーヒーが好きだから
これだけのおもてなし
人の手で淹れるコーヒー
あったかく頂けた

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