見出し画像

「心の休み処あずま屋」

あずま屋は
茶の間の心を
置いたトコ

茶屋から離れの処に
あずま屋が
崖のような庭の憩いの寄辺

壁と枠があるだけで
切り取られた風景
ここはもう家の中

ただそれだけなのに
何故にこれ程までに
安らげるのだろう

寒さ忘れて
時も忘れて
心休む

草木に囲まれた
ここはあずま屋
ひとりと松ぼっくりひとつ


この記事が参加している募集

自由律俳句

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?