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私は「風」が怖いです

私は小さい頃から風が苦手で、大人になった今でも風が強い日は心拍数が上昇して、不安になります。


初めて風が怖いと思ったのは小学生の頃でした。学年は忘れましたけど、だいぶ幼かったので3年生位だったのかな。

午後2時頃、学校で授業を受けている最中に空が真っ黒な雲に覆われて、まるで夜かと錯覚するような時がありました。そして直後、雷と共に雨風が強くなったんです。

クラスの皆は「やばい真っ黒ー!」とか「すげえ!」って興奮している人もいれば、私と同じように怖がっている人もいました。特に風の轟音と窓がガタガタと揺れる音に、私は震えてしまう程に怖くなりました。

幸い20分ほどで嵐は過ぎ、雲が晴れて光が差してきたんですが…授業後、私は気分が悪くなって保健室で休みました。この日は家族に迎えに来てもらう事になったんです。

晴れてたのに突然黒い雲に覆われるって不気味ですよね。子供でなくても不安になると思いますが、心理的な閉塞感もあって今も強烈に覚えています。嫌な思い出なんですけども…。


両親によると、私が風が怖いと思うルーツは保育園の時にあるみたいです。全く覚えていないので、聞いた話になってしまいますが。

保育園で遠足と称して、他県の牧場かどこかへ出かけた事がありました。遠征という事で、この時は家族の人が同伴していく事になったんです。

その牧場なんですが、高原地帯にあってかなり強い風が風が吹いてました。

周りの皆は「子供は風の子!」と言わんばかり、はしゃいだり牧場内の牛さんたちと交流してたんですが、私は風が怖くて母親から離れることが出来ませんでした。

ずっと手を握ってたそうです。風が一際強くなると、足にしがみついていたそうで。傍から見れば可愛く見えるのかな。

風が強いと息がしづらくなると思うんですが、それもあったのかもしれません。両親からも「かっかって息を詰まらせてた」なんて話がありますし、実際今も息苦しさから不安にもなるので…ホント怖いです。

集合写真を撮った際も、皆は各々一人でカメラを向いている中、私は母親に抱っこされた状態でしたね。その写真は今でもありますが、表情を見てると凄く不安そうに感じます…(笑)

「三つ子の魂百まで」なんて言いますが、風が苦手というのも受け継いでしまったみたいです…厄介ですね…。


なので、台風などが来ると私は非常にパニックになります。

耳栓かイヤホンを指しっぱなしにしていないと、正気を保って居られなくなります。雨の音との相乗効果で、それはもう全速力で走り切った後のような疲労感を感じることもあるので。

「目には目を、歯には歯を」ならぬ「音には音を」という事で、イヤホンの音量を少し大きめにして気を紛らわせることもあったり。鼓膜にはよくないと思いますが、それよりも精神的安定の方が優先ですから仕方ないです。

夜に台風が通過すると余計に辛いです。全然寝付けないし、不安が募る一方だし、体調にも影響が出るし…でも多くの人からすれば、日中に台風が通過するよりはましですよね。

防音機能がしっかりしたお家にすみたい…絵空事ですが、そう思うばかりです。


皆さんはどうでしょうか?台風は恐ろしいですが…風って怖くないですか?

よければ皆さんの意見等もお聞かせください。

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