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八ヶ岳硫黄岳登山④

無事に硫黄岳の山頂に立つことができました。


硫黄岳山荘でランチ。


再び硫黄岳山頂に登り返し、
しばし絶景を眺めたら、
宿泊先の本沢温泉山小屋に向かいます。


ひたすら下りなので楽ですが、
雪道なので、
けっこう疲れました。

本沢温泉は、
日本で1番標高の高い野天風呂があり、
秘湯中の秘湯です。


登山客しか入ることのできない秘湯です。


山小屋に到着して、
入る時に検温されます。

そこで
想像もしない出来事が起きました。


ナント
息子が38度越えの発熱を体温計が
示して、
山小屋に入ることを拒否されてしまいました。


外でしばらく休んで汗がひいたら
体温も下がるかと思いましたが、
少ししか下がりません。

山小屋のお兄さん、
前に発熱したお客様は下山しましたよ!


遠回しに宿泊拒否

今から車を停めた駐車場に戻るには、 
また山を登らなくてはいけません。

体力的にもキツいし、
なによりも山で日が暮れた中歩くのは
危険極まりない。

それに、
高熱のある人間にこれから山を登れ!
ていうのも無理がある。

内心
「ふざけんなよ」と思いました。

まぁ、
現実には下手に出て、
どうにか宿泊させてくださいと頼み込み、
渋々宿泊させてもらいました。

でも、 
息子は1人「隔離部屋」に隔離される
ことになりました。

一階の隅の布団部屋のような部屋です。

防護服を着たスタッフが
食事は運んでくれるとのこと。

可哀想だけど仕方ありません。

息子の部屋は電波状況が悪いようで、
携帯電話もつながりません。

時々離れた自分の部屋から、
息子の様子を見に行きました。

一階の受付に
無造作に体温計が置かれていたので、
勝手に拝借して熱を測らせてもらいました。

おでこにつけて測る
ピストル型の体温計です。


食後に測りに行くと、 

体温計は警報のような音を鳴らして、 
画面も真っ赤!
そして
体温はナント40.6度。

びっくりしました。

ギャ!と叫び声をあげてしまったほどです。


しかし、
当の息子は元気でケロッとしてるんです。
自覚症状が何もないようです。

寝る前に測っても39.6度。



息子のオデコを触ると、
確かに熱はありそうだけど、
そこまで高熱があるとは思えない。

すこし、
おかしいな??

とは思ってました。

幸い、
偏頭痛持ちのわたしはロキソニンを持ってました。

ロキソニンは解熱効果もあるので、
とりあえずロキソニンを飲ませることに
しました。



いやぁ、
参りました。

山小屋、
標高2000m以上の地点で息子が高熱。



翌日は天狗岳に登り、
黒百合ヒュッテでランチをして、 
夏沢鉱泉に宿泊予定。

そして、
3日目は八ヶ岳で遊んで帰る予定でした。

もちろん、
息子が高熱出したので、 
それらの予定はキャンセル。

しかし、
駐車場に戻るには、
いったん下ってきた道を登らなくてはいけません。

高熱の息子に登りは無理だろう、、、


わたしと妹夫婦でその夜は、
いろいろとプランを練りました。


結局、 
わたしと息子は、
駐車場とは逆方向の麓へ下ることに。

妹夫婦は山を登り駐車場に行き、 
車を拾って、 
八ヶ岳をグルりと半周運転して、 
私達を拾う。

というプランに決まりました。


秘湯中の秘湯に来たのに、
高熱の息子はお風呂には入れませんでした。


夜はビールを飲む!

楽しみにしてたのに、

さすがに防護服を着て食事を運んできてくれたスタッフに、
生ビール!と注文はできなかったそうです。


それにしても
40度の高熱が出てるのに、
息子はちっともしんどそうでなく、
何も自覚症状もなく元気。

それが逆に気持ち悪く、
コロナで知覚神経がやられたのか??


思ってしまいました。


かなり
わたしもテンションが下がってしまいましたが、

気を取り直して、
妹夫婦と日本で1番標高の高い野天風呂に入ってきました!

硫黄岳の麓にある温泉なだけに、 
硫黄の香りの強い白濁したお湯で最高でした!

脱衣所も何もありません。
山小屋からこの野天風呂までも、
15分程山を登らなくてはいけません。

疲れました。

さすがに、ここでスッポンポンには
なれませんでした。

ビキニ👙着用で入りました!

内湯の「こけももの湯」は野天風呂のお湯と違い、
鉄分の多い赤いお湯でした。

山小屋の食堂

息子の代わりにビールを飲みましたよ。

布団空き部屋のような部屋に隔離された息子。

今見ると笑える。

息子は
「トラウマ山荘」とか勝手に名付けてます。


でもその時は
真剣に、
息子はコロナに感染してしまったと思いました。

突然死されたらどうしよう?

思うと夜もろくに眠れませんでした。



普通はなるのですが、

御嶽山の山小屋ではろくに寝れなかったのに、
この夜は、
ビックリするくらい寝れたのです。

夜中に、 
妹の旦那様が息子の様子を見に行って
くれました。
その時は解熱剤の効果なのか、
37.5度くらいまで下がってました。


息子は元気だったので、
仮にコロナ陽性でも心配はなさそうと
思いましたが、

もし
息子がコロナ陽性なら、
妹夫婦は2週間仕事に行けない。

夫も仕事に行けずに自宅待機になる。

娘は大学の大切な試験を受けれなくなる。

わたしも仕事に行けなくなるし、
勤務先も「全館消毒」とか、
大ごとになる。

そのことを考えると暗澹たる気持ちになりました。

コロナって、
病気そのものより、
そういう人間関係とか社会的な制裁が
怖いというか嫌です。



しかし、
SNSなどで、
ワクチンやコロナやマスクのこと云々言ってる人って、

割と働いてなかったり、
自営業に近かったり、
フリーな人が多い印象。

何にも囚われてないって自由ですからね。

無職で自由な生活送ってる人が
「わたしはマスクつけてません」
といっても、
そりゃできるでしょうよ。

と思う。

その人が、
ちゃんとした企業で働いてたり接客業していても、
マスクつけません!
って貫けるのか??

ということですよね。


なかには、

マスクを無理強いされるくらいなら、
仕事なんてやめればいい!!

なんて暴言吐いてる人もいたりします、

そういう人に限って、
しっかりした仕事してないんですよね。
仕事の意義もわかってない人が

簡単に「仕事なんてやめればいい!」


言っても何も響かない。


最悪なのは、
障害者年金や生活保護を貰ってる人が
そんなこと言ったりする。


まずは、
「自分が働いて稼げや!」と、
周りは皆思うでしょう。

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