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ベンゾ乱用・依存問題

最近の比較的大きなしっかりした病院では、
以前ほどジャンジャンと
患者が求めるままに、
ベンゾジアゼピン系薬物は処方しなくなってると言われてます。


精神科医も、
十分に知識としてベンゾジアゼピン系薬物の問題も知ってます。

いまは、
医学生でも知ってますし、
医師国家試験にも問題として出題されたりします。



医学雑誌や論文にも、
その手のテーマの文献は本当に多い。

でも
現実はどうなんでしょう?


個人の開業医、
心療内科などは、
けっこうゆるそうなイメージがします。


わたしが最後に通院してた病院も、
いわゆる大病院。
総合病院でした。


それでも、
わたしが眠れないと訴えたら、
簡単にサイレースを大量に処方してくれましたし、
レキソタンも沢山処方してくれました。


サイレースやレキソタンなど、
私は手元に大量の在庫ベンゾを持ってました。

それこそ、
ODしたら命に関わるくらいの量を。


精神科医は離脱症状を知らない!


批判する人もいますが、
論文や文献などには、
しっかり書かれてますし、
わたしが個人的に直接話した医師も
ちゃんと知ってました。


公に患者に認めないだけだと思います。

だって、
自分が処方した薬ですからね。
自分の非を認めるようなことになるし、
責められるリスクもあります。


精神科に限らず、
医者は自分が責められたり、
立場が危うくなるようなことは
口にしません。


昨年の文献ですが、
埼玉県立精神医療センターの成瀬医師

今は
違法薬物に変わり、
ベンゾの乱用・依存が増えてる。
覚醒剤の次にベンゾだと述べてます。



以下、
少しだけ紹介します。


*****************

抄録 

わが国の薬物乱用・依存問題は,
危険ドラッグ問題にみられるように,
「使っても捕まらない薬物」
にシフトしている。

その代表がベンゾジアゼピン受容体作動薬(以下,BZ)である。
その大半は医療行為として、
医療機関で処方される。

BZを主とする鎮静薬は,
精神科医療機関を受診する薬物関連障害患者の17.7%,
「1年以内に使用のある例」の29.9%にも及び,
いずれも覚せい剤についで第2位を
占める。


特徴としては,
覚せい剤関連患者に比して,
女性の割合が高く(52.2%),
学歴は高く,気分障害(27.1%),神経症性障害・ストレス関連障害など(26.7%)の治療経過で
依存症となる例が多い。

医原性の要素が強いことから,
処方するだけの治療に陥ることなく,

処方医はそのリスクを十分認識した対応が求められる。

重要なのは,長期処方,多剤処方,
求められるままの処方などによって,
不用意に処方薬依存を作らないことである。


******************

他の文献のタイトルだけ少し紹介します。

☆ベンゾジアゼピン受容体作動薬の問題点と適正使用

☆ベンゾジアゼピン受容体作動薬依存・乱用実態

☆ベンゾジアゼピン受容体作動薬の認知機能への影響

☆ベンゾジアゼピン受容体作動薬と自動車運転


☆ベンゾジアゼピン受容体作動薬と転倒・骨折



この手のタイトルの文献は大量にあります。

タイトルからわかるように
医師はちゃんと知ってます。


ベンゾジアゼピン受容体作動薬で、

依存乱用問題があり、
自動車運転の事故の原因となっており、
認知機能がやられておバカになること、
転倒して骨折の原因になること。



今時、

安全なお薬ですよ!
いくらでも飲んでも大丈夫ですよ!
一生飲んでも大丈夫ですよ!

なんていう医者は、
相当なヤブでしょうね。
もしくは確信犯。

まぁ、
年寄り先生とかなら、
仕方ないかもしれませんが。

薬物乱用、依存。
いわゆるジャンキー


今は、
「使っても捕まらない薬物」
にシフトしている。


使っても捕まらない薬物
ベンゾジアゼピン。



名言ですね。

効果はヘロインなどの麻薬鎮静薬物と
かなり近い
らしいですしね。


私は
ヘロインやシンナーを嗜んだことないので、
わかりませんが。


でも、
確かに飲むとボーとして、
何も嫌なことも難しいことも考えられず、
うつらうつら眠気の世界に行ってました。


ああいうのが、
ラリルってことなのでしょうか。

まぁ、
飲んだらヤバい薬だと気づいたら、
やめればいいだけのことですけどね。



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