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下山の哲学

先日
俳人の黛まどかさんが
新聞に寄稿した記事が妙にいいなぁーと
感心しました。

タイトルは
「下山の哲学」

箱根駅伝の選手は
「下りが弱い選手は上りも弱い」

換言すれば、
上りが強い選手は下りも強い。


人生には数えきれない程の上りと下りがある。

恋をしたり、
仕事を達成したり、
絶頂の喜びを噛み締める時もあれば、
その逆もある。

精神的にひたすら坂道を下っている
ような時期もある。


著名な登山家の竹内洋岳氏が
出版した本に
「下山の哲学」という本があり、
その本が紹介されてました。

登山という行為のピークは、
必ずしも頂上ではない。

「登り」と「下り」を分ける必要もない。

真に「登頂した」と言えるのは、
ベースキャンプに帰った時。

しかし
下山の行程に光が当たることはあまりない。

「降りてくる」という行為は重要で尊いもの。

下山はつぎの登山への準備でもあり、
助走である。


登山はよく人生に例えられます。


人生も
上りであれ下りであれ、
一歩一歩足を前に出し、
進んでいくものである。



そんな内容の記事でした。


確かに登山では、
下山時の方が怪我や事故が多く、
下山は大切だと言われます。

人生って、
本当に上りあり下りありだと、
しみじみと思います。


特に
精神医療にどハマりして、
向精神薬の薬害にあうなんて、
酷い下り坂道を転がり落ちたものです。


本当に
転がり落ち切ったら、
それこそ待ってるのは「死」であり、
そこまでいかなくても
「廃人」もしくは「障害者」になったり
することも珍しくない下り道。


わたしは
かなり下りきったので、

また
少しづつ登っていくかな。。。


体力が落ちたので、
上りはキツいですけどね。

一歩ずつ登れば、
いつかは高みにたどりついてるものです。

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