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活躍する独立診断士から学ぶ8の2:企業経営再生専門診断士の心がけ

3 lines summary
(1)専門性を高めるということ
(2)経営再生診断士は企業の救命医
(3)経営再生は絶対必要な仕事

地域の中小企業診断士専門家チーム【ティフ研】の活動紹介ログです。

栃木県中小企業診断士会ティフ研(企業内診断士研究会)の活動テー マ「#ティフ研テーマ5識者事例研究」の一環として、本稿では独立して活躍する地域有識者からの学びの要点をお伝えします。今回は県内で独立して活躍する企業経営再生のスペシャリストである診断士の勝沼先生にお越し頂き、先生の心がけている点をご紹介します。

★前回はこちら★

(1)専門性を高めるということ

スペシャリストとジェネラリスト両観点を大事と考える。5年毎で今興味のある事を磨いていく。それが今診断士として必要な事に繋がる。

Q.どこまで行けば専門性であり専門家かどうか。

専門家の判断は難しい。専門家としての判断基準は、自分で知識を応用しアドバイス出来るということだと思う。

知見を獲得するためには色んなことをやれば良い。例えば、大学時代にアルバイトをたくさんやっていた。イベントの司会なども現在のセミナー講師業に役立っている。そんなことやっていたのというアルバイトも沢山やった。労働で得た知見はその後のコンサルティングに必ず生きてくる。

​(2)経営再生診断士は企業の救命医

企業経営再生に携わる診断士は医療で言えば救命医と同じと言える。大事なことは、どこまで踏み込めるか見極めること、無理のない計画を立てること、そして、追い込まないこと。

企業が辞められるのであれば辞めた方がいい事も多い。無理に再起を図らないという選択肢もある。どこまでも安易に引っ張れないし引っ張らないが良い。

Q.支援機関として何が大切ですか?

なるべく早めに相談案件を持ってきて欲しい。ビジネスモデルが毀損している企業の経営再生は非常に困難である。また、企業側自身では自分から苦しいとは言いづらい事柄なので公的支援機関はそこに手を差し伸べられる存在であることを期待している。

(3)経営再生は絶対必要な仕事

Q:企業経営再生に携わる想いは何か。補助金支援業務が稼げるのではないか?

例えば、事業再構築補助金は今バブルなだけであり、経営再生案件はどんな時代でも存在する絶対必要な支援業務だとの思いがある。また、公的業務を次々と着実に完璧にこなしていくことが師匠からの教えでもある。

先日、自身の家族の葬式に経営再生案件先の方が多く参列をして頂いた。支援企業側と深く関わることが象徴される事例である。こういう繋がりを報酬として感じられる心を今後も大切にしていきたい。

以上/ありがとうございました。

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