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読書メモ 稲荷神社のキツネさん

こんにちは、皆さん!早いもので「夏越の大祓(なごしのおおはらえ)」も終えて7月中旬ですね。会社によっては下半期のスタートを切りましたが、商売繁盛のため稲荷神社にお詣りは済んでいますか?
今日は、東村アキコさんと町田真知子さんの共著『稲荷神社のキツネさん』をご紹介します。この本は笑いあり、感動ありの「起業」ファンタジーです。


この物語の主人公は、旅行代理店に勤務する井上正助という34歳のサラリーマン。彼は趣味の食べ歩きと旅で日々の憂さを晴らしていましたが、ある日、京都の稲荷神社で不思議な白狐に出会います。この白狐は、なんと正助のおじいさんにツイていたキツネだと名乗り、正助に「お金儲けができていない」と指摘します。
この出会いをきっかけに、正助の人生は一変します。キツネさんの「シゴキ」を受けながら、彼は起業の道を歩み始めます。物語の雰囲気は、水野 敬也著『夢をかなえるゾウ』に近いです。
キツネさんの教えはシンプルでありながら深いもので、「考えない」「無理しない」「関わらない」という三か条が彼の成功への鍵となります。東村アキコさんのユーモアあふれる筆致と、町田真知子さんの神託コンサルタントとしての知識が融合し、この物語は単なるフィクションにとどまらず、実際のビジネスや人生においても参考になる内容となっています。特に、商売繁盛や金運を呼び込むための「究極の才能」とは何かを探る過程は、読者にとって非常に興味深いものとなるでしょう。
また、この本は単なる自己啓発書ではなく、エンターテインメントとしても非常に楽しめる作品です。正助の成長とともに、読者もまた自分自身の可能性を見つめ直す機会を得ることができるでしょう。
『稲荷神社のキツネさん』は、笑いと感動を提供しつつ、読者に深い洞察を与える一冊です。ビジネスに興味がある方、自己啓発に興味がある方、そして単に面白い物語を楽しみたい方、すべての方にお勧めします。ぜひ手に取って、キツネさんと一緒に新しい冒険の旅に出かけてみませんか?

有名な稲荷神社:ぜひ参考にしてください

1. 伏見稲荷大社(京都府)
御利益: 商売繁盛、五穀豊穣、家内安全
小ネタ: 伏見稲荷大社は全国に約3万社ある稲荷神社の総本宮です。特に有名なのは、朱塗りの鳥居が連なる「千本鳥居」。この鳥居は、願い事が「通る」ことを象徴しています。また、境内には「おもかる石」という石があり、持ち上げたときに予想より軽ければ願いが叶うと言われています。
※私の願いは、とてつもなく重かったです(苦笑)

2. 笠間稲荷神社(茨城県)
御利益: 家内安全、商売繁盛、金運、縁結び
小ネタ: 笠間稲荷神社は日本最古の菊まつりが開催されることで有名です。境内には樹齢400年の藤棚があり、4月下旬から5月上旬にかけて見頃を迎えます。また、本殿の壁面には「三頭八方睨みの龍」などの精巧な彫刻が施されており、美術作品のような美しさを楽しむことができます。

3. 豊川稲荷(愛知県)
御利益: 商売繁盛、家内安全、学業成就
小ネタ: 豊川稲荷は神社ではなく、妙厳寺という仏教寺院です。ここでは、稲荷神が仏教の女神と習合して祀られています。境内には「狐塚」があり、多くの狐の像が並んでいます。また、毎年2月には「豊川稲荷大祭」が開催され、多くの参拝者で賑わいます。

4. 祐徳稲荷神社(佐賀県)
御利益: 商売繁盛、家内安全、交通安全
小ネタ: 祐徳稲荷神社は「日本三大稲荷」の一つとされ、年間約300万人の参拝者が訪れます。境内には「祐徳稲荷神社資料館」があり、神社の歴史や文化を学ぶことができます。また、境内の池には「金魚」が放たれており、参拝者に癒しを提供しています。

5. 箭弓稲荷神社(埼玉県)
御利益: 技芸上達、商売繁盛、家内安全
小ネタ: 箭弓稲荷神社は「やきゅう」と読むことから、野球関係者の参拝が多い神社です。境内には「團十郎稲荷社」があり、歌舞伎役者や落語家などが技芸の向上を願って参拝しています。また、境内には牡丹園があり、春には美しい牡丹の花が咲き誇ります。

お近くの稲荷神社がありましたら、週末にお参りしてみては如何でしょうか?


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