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ライカ リペイントの誘惑 --LEICA M3編--

ライカはとても不思議なカメラだ。

はじめに。

カメラなのにドレスアップパーツに凝りたくなったり、レンズの色にこだわりたくなったりする。
そして、塗装もライカのこだわりポイントの一つ。
 ・使い込めば使い込むほどに下地の真鍮が現れて渋みが爆増するブラックペイント
 ・色に派手さは無いが無骨で強い印象と確かな存在感を放つオリーブ、アンスラサイトグレー
 ・自分好みに革の色を変えることのできるライカアラカルト
 ・ひいては限定カラーのライカなどなど
こだわるポイントは無限に現れる。

カメラは本来、写真を撮るための道具でそれが満たせれば基本的にはそれいいはず。なのにことライカを使っているとこういった写真を撮る以外の部分が気になるようになってくる。

ソニーのカメラでは感じたことのない感覚だ。 
一体何者なんだライカというカメラは。

そして今、私は表題の件で悩んでいる。
そう、ライカ先生(M3)をリペイントするかどうかを。。。

なぜリペイントしたいのか。

手元に置いていてよりテンションの上がるカメラが欲しいのである。今現在でも十分気分が上がるのは間違いないのだが、さらに上を目指したくなった。
あとオーバーホールもしたい。

どんな色にしたいのか。

ライカM10-Pの限定カラーである
BLACK and GREY

https://store.leica-camera.jp/news/703

もしくはその昔、軍用モデルの試作機としてペイントされグレーペイントだ。

https://dc.watch.impress.co.jp/img/dcw/docs/1261/140/html/12.jpg.html


今の所

BLACK and GREYが濃厚である。
このカラーはボディ部分が艶消しのブラックで、革の色がグレイ、そしてオペレーションパーツ類は全てシルバーである。
派手さは無いが上品な印象が持ち味のライカだ。

BLACK and GREYは前述の通りライカM10-Pの限定カラーの一つであるのだが、実際に持っている人と仲良くなり、見せてもらっているうちにめっちゃかっこいいやんとなってきた。。。
控えめなブラックに主張しないシルバーのパーツ類が非常ににくい。かっこいい。
この構成だと、シルバークロームのレンズも似合うし、ブラックカラーのレンズをつけてもしっくりくる。
なので、何をつけてもカッコよくなるのだ。

M10-Pはとても買えないのでそれをM3でやるのはどうか、というところで今非常に迷っている。

迷い

ただ、貴重なM3を私のエゴのためにリペイントしていいものかといったところで悩んでいる。
あと、なんだかんだシルバークロームのM3を気に入っているということもある。
リペイントの費用はやはり10万円程度になるので思い切りは必要だし、失敗したら取り返しがつかないしとギャンブルな要素が非常に多い。

まるでリペイントガチャだ。

M3については今後も手放す気はないし、ずっと使い続けたいと思っている。なので好みの色に変更し、心機一転使い続けるというのもありかなとは思っているところ。

現状、M3は傷がそこそこあるのでそこをどう捉えるか、といった感じだろうか。その傷をこのカメラの歴史として受け入れるのか、それかこれから新しいカメラとして一緒に歩んでもらうのか。どちらが正しいのか今の私にはわからない。
わからないが、ペイントしたい欲はある。ということは・・・

さいごに。

フィルムカメラを取り巻く状況はこれからどんどん苦しくなるだろう。すでに現状かなり厳しいところまで来ているようにも感じる。
だが、これからもフィルムカメラを使っていきたい。カラーがなくなればモノクロにシフトしてでも撮影は続けたい。こう考えるのならやはり一度リペイントしてしまうのはありだろうか。。。。

迷っているが今年中には結論を出そうと思う。


以上です
ありがとうございました。

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