My Favorite Film —Superia　Premium400—

現在利用可能なフィルムでお気に入りの1つ
今の相場なら安価でしっかり写るフィルムSuperia Premium 400
今回はこのフィルムについて触れていく。

印象
　非常に便利
　はっきりきっちり写る。
　カラーネガフィルム界のリバーサルフィルム（VELVIA100）

デジカメで撮影した写真のような印象
　彩度が高い
　コントラストが高い
　粒子が細かい

三脚を構えて明暗さの大きい被写体を狙ってみた一枚。
コントラストが高い写真に仕上がったが、荒さが目立つこともなく綺麗な一枚に仕上がった。

LEICA M3 NOKTON v50mm F1.1

高感度フィルム
　ISO400なのでマルチに使うことができる。
　三脚等構えれば、夜景も星も撮影できる。
　ラティチュードが深くオーバー側に強い。
　夜景は以下の通り、問題なく綺麗に撮影することができた。

この写真は絞りをF8、シャッタースピードを15秒で撮影したものだ。設定的にはオーバー気味なのだが、大きな破綻はなく移すことができた。

LEICA M3 
Voigtlander Color Skopar 21mm F4P

ISO400というところは一旦置いておくとするならば、星の撮影に向いているとも思われる。
　星撮りに使用する際はもちろん赤道儀が前提になるが赤色が綺麗に出るこのフィルムはその恩恵かHα光(赤色の星の光)が出やすいと思われるので試してみたいところだ。
　ちなみにこのHα光はデジタルカメラだと、改造機にしか綺麗に描写することができない光である。
　それが2000円弱のフィルムで再現できるとなるとお得に感じないだろうか。まだ移せるかどうかはわからないが。。。。
　　→相反則不軌による露出倍数は64秒で+1段

比較的安価
　現在手に入るISO400のフィルムの中では最安値クラス。
　しっかり写って高感度に強いこのフィルムは常用フィルムにうってつけだ。

フィルムらしさは他のフィルムと比べると少し薄いかもしれないが、しっかりはっきり写るという印象。
特に色の出方、彩度が高く発色がとても良い。
黒もしっかり出るので写真全体が締まって見える。黒が綺麗ってそれだけで写真が良くなる気がする。
VELVIAのネガフィルムバージョンという印象。粒子も細かく、目立ちにくい。引き延ばしのプリントに強いだろう。

何気なくとった一枚だが、もみじの色が綺麗に出ている。このようにカラフルな被写体を狙うのが楽しくなるのもこのフィルムの良いところだろう。

LEICA M3 
LEICA ELMAR 50mm F2.8

日本人の肌の色を綺麗に再現する色再現性がある様子。
適正露出の場合、しっかり黒色が出てコントラストの高い写真に。
オーバー側には強く、飛びにくく色が残りやすい。
アンダーの場合、シャドウ部に緑色がのりがちになる。

アンダーな写真でも適正露出できちんと撮ればこの通り。シャドウ部の黒色がしっかり出ていてみていて気持ちのいい一枚に。

LEICA M3
Summicron 50mm F2 1st

一方アンダーになってしまうと、シャドウ部に緑色が乗ってくる。だが、これはこれでフィルムらしさがあって良いと思う。

LEICA M3
Summicron 50mm F2 1st

使用用途
　マルチに使える万能フィルム
　高感度であることから夕方以降や室内での撮影で頼りになる。
　オーバー側に耐性があるので　夜景　星撮影　昼間のスナップにも
　日本人の肌の色の再現性からポートレートにも向いている
　色鮮やかな花を撮るのにも最適だろう。

　
　リバーサルフィルム、特にVELVIA100が好きな人にとっては扱いやすいフィルムではないだろうか。
　フィルムカメラにフィルムらしさを求めている方には不向きかもしれない。
　夜景や星を撮影しても破綻がないのは使っていて便利で楽しい。
　
　何を撮っても外さない優等生的なフィルムだ。

以上です
ありがとうございました。